「スマイルください」はカスハラ?令和のカスハラ境界線

株式会社Helpfeel

【審査員コメント】

「カスタマー・ハラスメント防止条例」の施行を前に、地域や年代別の「カスハラ」認識の差異を調査したリリース。普通にやると至極面白みのない内容になってしまうが、「店頭で『スマイル0円』くださいと言う」行為や、「許可をとらずに店内や店員を撮影する」行為に関するカスハラ認識の有無など、SNSやニュースで話題/議論になることを踏まえた設問設計をされている点を評価。 (矢嶋 聡)
タイトルで勝ち。何をするとハラスメントなのか?という世の中の関心事を的確に捉えている。「スマイルください」もダメなのか!?という驚きもある。去年ドラマで話題となった、昭和VS令和のジェネレーションギャップも巧みに突いている。社会の空気を捉えた秀逸なリリース。 (小林 史憲)
スマイルくださいはカスハラ?というどこまでがハラスメントに当たるのかを疑問視している人たちに突き刺さるタイトルのキャッチになっています。エリアごとの傾向など、かなり深掘りしたデータからZ世代と昭和世代などのギャップがわかりやすく、話題の種になる情報が存分になるので、リリースとして大きな価値があると感じます。 (佐久間 智之)
当事者がどう感じるかが大切になるハラスメントに関して、年代差や地域差について認識を調べて公表するというのは、現在地点を知るという意味において興味深い。はっきり優勢が付かない答えを境界線と表現したことも、率直な開示となっている。ここからどんな対策が必要かという次のステップに視点を進めやすいと感じた。 (三島 映拓)
カスハラという社会課題に対し、誰もが一度は迷うであろう「グレーゾーン」に焦点を当て、世代や地域の認識差をデータで可視化しています。社会の関心が高まるタイミングを捉え、自社事業の価値へとつなげたコミュニケーション戦略はすばらしいです。 (星野 貴彦)
プレスリリースへ ▶︎