夢を発信するに至ったきっかけ

前職時、南あわじ市からの業務委託の一環でPV 制作業務があり、そのロケの際 に 偶然灘白崎地区を訪れました。その時の感情は一言では表現しづらいのですが、断崖からの景色の圧倒的な美しさと威圧感、時が止まったかのような集落の空気感、町から隔絶されたが故のどこまでも続く静寂に、深い安らぎと共になんとも言えない郷愁、もっと言えば胸がきゅっとなるような切なさを感じました。うろうろしていた私たちに気さくに話しかけてくださった地元のおばあちゃんから「日天さん月天さん」という石碑の話を伺ったこともとても印象的でした。そのときに、集落には多くの空き家がそのままになっていることを知りました。さらにそこにいたカメラマンやサウンドクリエイターさんが口々に「この場所なら作品作りにうってつけだ」と言っていたことを受け、「この場所の空き家に再びいのちを吹き込み、そこから新たな価値を発信出来たら」と考えたのが最初の発端です。仕事中に偶然立ち寄った灘白崎という場所に、どういうわけか魅せられてしまったのです。淡路島は日本書紀における「国生みの島」で、その中でも沼島が最も初めに生まれた島であるという説があります。そして、この集落からは沼島が一望できます。「最初の国生みの島」を一望できる場所から、新たな日本のためのむらを、テクノロジーをフル活用して創り出す、という壮大なロマンを本気で描こうと考えています。

夢を発信して変化があったこと

灘白崎でみかんの収穫のお手伝いをさせていただき、株式会社しょうがのむしと協働で灘白崎のみかん100%の発酵ジンジャーエールを開発することができました。また、国立三重大学との共同研究としてAIを活用した獣害対策システム開発も並行して実施しています。

発信をきっかけに生まれた、夢の実現に向かう行動

集落の空き家を借りるため、完成した発酵ジンジャーエールを差し上げるなど集落の方々との関係性構築を進めています。また、灘白崎限定ではないですが、南あわじ市産のジビエを使ったオリジナル商品も開発済みで、間もなく販売する予定です。南あわじ市の特産品である瓦を活用したオリジナル商品も開発中です。


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https://prtimes.jp/story/detail/yxJOn1HL1kr