VPD*ワクチンの定期接種制度化をめざす 「希望するすべての子どもに予防接種を！」キャンペーン キャンペーン実施期間：2010年9月12日（日）～10月31日（日）

社団法人日本医師会（会長：原中勝征、以下「日本医師会」）は、予防接種推進専門協議会と共催で、2010年9月12日（日）～10月31日（日）の期間、希望する全ての子どもが公費負担で定期的に予防接種を受けられる制度の実現をめざす「希望するすべての子どもに予防接種を！」キャンペーンを実施いたします。キャンペーン中は、9月9日（木）のキックオフイベントを皮切りに、ワクチンの定期接種化に向けた啓発活動や全国署名活動を予定しております。

*VPD：予防接種で防ぐことができる病気

経済先進国である日本は今、予防接種の制度について、まぎれもなく「後進国」となりました。

Hib（インフルエンザ菌b型）、小児用肺炎球菌、HPV（ヒトパピローマウイルス）、B型肝炎、水痘（水ぼうそう）、流行性耳下腺炎（おたふくかぜ）・・・。これらはVPDと言われ、諸外国では、そのワクチンの多くが公費で接種できるようになっています。一方、日本においては、公費負担で定期接種できる制度がいまだ十分には整っておらず、今日もVPDで命を失ったり、重い後遺症に苦しんだりする子どもがいます。

「希望するすべての子どもが、地域間や経済的格差なく、VPDのワクチン接種を定期的に受けられる制度を早期に整えたい。そして、救える子供たちの命、元気な身体を守りたい」

日本医師会では、この思いを実現すべく、現在の予防接種法を改正し、VPDワクチンを定期接種とすることを目指して、「希望するすべての子どもに予防接種を！」キャンペーンを全力で進めていきます。


■「希望するすべての子どもに予防接種を！」キャンペーン実施概要
-共催：　日本医師会、予防接種推進専門協議会
-期間：　2010年9月12日（日）～10月31日（日）
-内容：　ワクチン定期接種化に向けた啓発活動および、全国署名活動の展開
①ポスター・チラシ広報（全国医療機関等にﾎﾟｽﾀｰ、ﾁﾗｼを配布）
②全国署名活動（全国の医療機関等で実施） 9月12日（日）～
③シンポジウム（市民公開講座9月１２日（日）開催）
※その他プロスポーツの会場での署名活動なども計画中