「エクステンド」の製造販売一部変更承認を取得
「レクセル ガンマナイフ パーフェクション」により大きな腫瘍の治療が実現
2013年3月29日
エレクタ株式会社
エレクタ、「エクステンド」の製造販売一部変更承認を取得
「レクセル ガンマナイフ パーフェクション」により大きな腫瘍の治療が実現
エレクタ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ティム・ルーニー)は、「レクセル ガンマナイフ パーフェクション(医療機器製造販売承認番号22000BZX00768000)」用の放射線分割照射システム「エクステンド」に対する医療機器製造販売一部変更承認を 去る3月22日付で取得しましたのでお知らせいたします。
「レクセル ガンマナイフ パーフェクション」は、放射線治療装置として今日の臨床現場で高い評価を受けている医療機器です。このたび「エクステンド」の導入により今までガンマナイフによる治療が困難だった患者さんへも「レクセル ガンマナイフ パーフェクション」による治療が適応になると考えられます。
京都大学大学院医学研究科、放射線腫瘍学・画像応用治療学、教授の平岡真寛先生は「エクステンド」の承認にあたって以下のように述べています。
「ガンマナイフは脳内疾患を治療する高精度な放射線治療機器として日本を始め世界各国で広く使われていますが、基本的に分割照射が出来なかったため3cmを超えるような大きな腫瘍や広範囲にわたる腫瘍に適応することは困難でした。また現在はフレーム* を金属製のピンで頭蓋骨に固定していますが、エクステンドの固定方法では患者さんの負担が軽減すると考えられます。エクステンドは高い精度を保ちながら複数回の照射(分割照射)を行うことができるため、より多くの患者さんがガンマナイフによる治療をうけることができるようになるでしょう。」
エレクタ株式会社、代表取締役社長ティム・ルーニーは「日本でエクステンドによる治療が可能になることを喜ばしく思います。今後レクセル ガンマナイフ パーフェクション による分割照射が可能となり、今まで単回照射による治療が難しかった大きな病変だけではなく、目の近傍といった難しい部位の治療にも用いることができるでしょう。」と述べています。
日本では1991年の導入から2011年の末までに約173,000人の患者さんがレクセル・ガンマナイフによる治療を受けました。エレクタは「レクセル ガンマナイフ パーフェクション」とそのプロダクトラインを通して、より高品質で幅広い治療選択肢を提供できる企業として今後も放射線治療の発展により一層貢献してまいります。
*販売名「レクセル定位脳放射線位置決め装置」
エレクタについて
エレクタは、がんや脳疾患の治療分野で卓越したイノベーションやクリニカルソリューションを他に先駆けて提供しています。当社は放射線治療や小線源治療に関する最先端の技術を駆使して、高機能の治療装置や治療計画システム、がん治療全体のワークフローを強化し効率化するソフトウエアアプリケーションを開発しています。科学技術の限界を超え、医療従事者と患者さんに信頼される高度で効率的なソリューションを提供することによって、患者さんのQOL(生活の質)を高め、命を救うことを目指しています。
現在、放射線治療とニューロサイエンスにおけるエレクタのソリューションは、世界の6000以上の医療機関で使われています。エレクタはスウェーデン、ストックホルム市に本社を置き、約3400人の従業員を擁しており、現在ノルディック証券取引所に上場しています。詳細はhttp://www.elekta.co.jpをご覧ください。以上
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