MainConcept TotalCodeビデオエンコーディング製品シリーズがDivX HEVCに対応、シームレスで高品質なコンテンツ制作が可能に

次世代デジタルビデオソリューションのリーディングプロバイダーであるDivX, LLC（本社: 米国カリフォルニア州サンディエゴ）は、MainConcept TotalCodeビデオエンコーディング製品のTotalCode Enterprise 3.0、TotalCode Studio 3.1、TotalCode Engine 4.0を発表しました。これらの製品は最新のビデオ圧縮規格であるH.265/HEVCへのエンコードに対応し、同ビットレートのH.264/AVCと比較して、効率と画質において大きな優位性を実現します。また、SD（標準解像度）からUltraHD（4K）までのDivX® HEVCプロファイルにも対応しています。

TotalCode EnterpriseとTotalCode Engineは、特許申請中のSABET™（Smart Adaptive Bitrate Encoding Technology）に新たに対応しました。膨大なビデオコンテンツライブラリのトランスコードにかかるコストを削減しHEVCの普及を促進するために、SABETでHEVCアダプティブストリーミングフォーマットへのトランスコードの総所要時間を最大30%短縮できます。SABETエンコーディングは一つのソースから最大10ストリームの同時出力を可能にし、すべてのレベルにおいて共通のエンコーディングプロセスを利用することでCPUサイクルを低減します。

また、TotalCodeシリーズは、H.264/AVC、ならびにXAVC-Intraといった最新のカメラフォーマットでの4Kエンコーディングに対応しました。

DivX, LLCのプロフェッショナル製品担当バイスプレジデントのトーマス・クラマー（Thomas Kramer）は次のように述べています。
「TotalCode製品は、コンテンツプロバイダーやコンテンツ制作会社に、デジタル配信および放送用の幅広いフォーマットで商用のビデオをエンコードするための既製のソリューションを提供します。高度にスケーラブルで費用効果の高いソリューションによって、最先端のフォーマットでの効率に優れたビデオ制作が可能になります。また、新たに追加されたDivX HEVCフォーマットのビデオは、主要メーカーから近日中に発売される数々のDivX HEVC認証機器で再生することができます。」

MainConceptは、ビデオとオーディオのエンコーディング、デコーディング、トランスコーディング、ストリーミングテクノロジーのリーディングプロバイダーです。ソフトウェアデベロッパー向けの個別コンポーネントからエンタープライズ向けの既製のトランスコーディングソリューションまでを提供するMainConceptのビデオテクノロジーは、デジタルメディアプロフェッショナルのための卓越した品質、性能、ビットレート効率を備えたソリューションを実現します。MainConceptのHEVC製品をその一部とするDivXのエンドツーエンドのHEVCソリューションは、高品質なコンテンツの制作、配信、マルチスクリーン再生に至るビデオ配信の全域における最新の圧縮規格の普及を促進します。DivX 10ソフトウェアおよびMainConcept HEVC SDKは、米Ultra HDTV Magazineによる2014 Best Ultra HD Codec賞を受賞しました。

■DivX, LLC（ディビックス）について
DivX, LLCは、マルチデバイスとマルチプラットフォームのための効率に優れた商用ビデオの制作、保護された配信、高品質な再生を実現し、より良くシームレスなコンシューマーのビデオ体験をリードしています。DivXおよびその子会社であるMainConceptは、ビデオサプライチェーンの全域において、サービスプロバイダー、機器メーカー、インテグレーターに、ソフトウェアアプリケーション、OTT（オーバーザトップ）コンテンツサービス、家電機器のための技術を提供します。大手メーカーから10億台を超えるDivX対応機器が世界中に出荷され、DivXコンシューマーソフトウェア製品は10億回以上ダウンロードされています。DivXは米国カリフォルニア州サンディエゴに本拠を置き、欧州とアジアに事業所を展開しています。DivXに関する詳細は、www.divx.com をご覧ください。