日本人アーティスト、曽根裕が表現するオルネッライア2013年「エレガンツァ」チャリティー・オークションで収益11万4,000€（約1,425万円）を達成

世界が認めるエレガンスの象徴カッラーラ大理石をモチーフに - - 日本アーティストが柔らかな印象のアートラベルをデザイン -

曽根裕デザインの特別ラベルの付いた、数量限定のオルネッライア大容量ボトル9本が、５月２０日、ロサンゼルスのハマー美術館で開催されたガラ・パーティーで競売にかけられ11万4,000€（約1,425万円）を達成しました。サザビーズが進行役を務めたオークションの収益は同美術館に寄贈されました。

 

第8回目の「ヴェンデミア・ダルティスタ」がおこなわれました。このプロジェクトは、世界の著名アーティストに、その年のオルネッライア・ワインの個性を解釈してアートとして表現した作品を創作してもらうもので、2009年に始まりました。今年は、日本人アーティストの曽根裕氏が、2013年のヴィンテージ“L’Eleganza”「エレガンツァ」（“L’Eleganza”エレガンスの意）を表現したラベルをデザインしました。

サザビーズによる今年のチャリティー・オークションは、11万4,000ユーロ（約1,425万円）の収益を上げて終了しました。この全額がロサンゼルス、ハマー美術館へ寄贈されました。

同プロジェクトはこれまでに100万ユーロを超える収益を上げ、その全額が世界各地の様々なジャンルの芸術活動を支える財団や美術館に寄贈されています。主な寄贈先は、ニューヨークのホイットニー美術館、ベルリンの新ナショナル・ギャラリー、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウス、香港と上海のH2財団、ミラノのポルディ・ペッツォーリ美術館、トロントのオンタリオ美術館、バーゼルのバイエラー財団などです。

チャリティー・オークションは5月19日に行われ、2013年のヴィンテージ“L’Eleganza”「エレガンツァ」 の曽根裕氏がデザインした限定ラベルのボトル9本が出品され、予想通り注目を集めました。オークションは、ガラ・ディナーの合間に行われ、サザビーズ副社長でサザビーズ・アメリカの代表取締役、ウエスト・コースト支社のトップでもあるアンドレア・フュージンスキーが担当しました。収益金の全額が、このイベントのホストであるロサンゼルスのハマー美術館（館長アニー・フィルビン）に寄付されました。寄付金は、同館の展覧会やコレクションの費用として、また年間300近く開催される一般向けの無料パブリックプログラムの運営に役立てられることになります。

曽根裕
1965年静岡県生まれ。東京藝術大学美術学部建築科卒。ロサンゼルス在住。画家、彫刻家。
スイスのクンストハレ・ベルン、コロラドのアスペン美術館、シカゴ大学ルネッサンス・ソサエティ（以上2006年）、ロサンゼルス現代美術館（2003年）、豊田市美術館（2002年）などで個展を行うほか、2003年の第50回ヴェネツィア・ビエンナーレでは小谷元彦氏とともに日本館の制作を行いました。作品は、シカゴ美術館、アトランタのハイ美術館、スイスのクンストハレ・ベルン、森美術館、ロサンゼルス現代美術館、東京都現代美術館、ニューヨーク近代美術館、ロンドンのテート・ギャラリー、ニューヨークのホイットニー美術館などに所蔵されています。