凸版印刷とシーエーシー、感情AIの事業開発で協業
販売促進、広告、プロモーション、イベント分野での事業創出を目指す
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)と、株式会社シーエーシー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:酒匂明彦、以下 CAC)は、Affectiva, Inc.(本社:マサチューセッツ州ボストン、CEO:ラナ・エル・カリウビ、以下 アフェクティバ)が提供する感情AI(Emotion Artificial Intelligence)のサービスとソフトウエアを活用した共同開発を、2016年12月から開始しています。
感情AIは人間の感情を推定・認識するAIで、膨大な人間の表情データをもとに、その表情がどのような感情を示しているのかを機械学習によって分析してデータベース化し、そのデータベースと照合することで人間の表情から感情を認識する技術です。
このたび、凸版印刷とCACは、カメラで表情を測定することで、感情に合わせた映像を出す、クーポンを発券する、商品をおすすめするなど、プロモーションでの活用を想定した体験用デモアプリケーションを開発し、リテールテックJAPAN(会期:2017年3月7日(火)-10日(金) 会場:東京ビッグサイト)のトッパングループブースで公開します。
凸版印刷とCACは共同開発の成果をもとに、感情AIを活用したプロモーションやイベント分野でのビジネスを、2017年4月以降に開始する予定です。
■アフェクティバの感情AI
感情AIは、欧米では既に多くの企業が市場調査、広告、自動車、ゲーム、ソーシャルロボット、医療など様々なビジネスに利用しており、今後は日本でも幅広い分野での活用が見込まれます。
アフェクティバは、MIT(マサチューセッツ工科大学)から誕生した感情AI市場におけるリーディングカンパニーで、アフェクティバの洗練された感情認識ソフトウエアは、偏りのない消費者の反応をキャプチャしてリアルタイムで計測し、瞬間的に生じる自然な感情を高精度で分類します。
世界中で実施したテストを通じて、アフェクティバは世界最大級の表情と感情のデータを蓄積しており(世界75ヵ国で、400万人以上の表情を分析し、500億件に上る感情データポイントを収集)、1,400以上のブランドで消費者の感情テストに用いられるなど、感情AIの市場を牽引する存在です。
■共同開発の概要と今後のビジネス展開
企業向けITサービスを展開するCACは、アフェクティバと日本国内初の販売代理店契約を2016年7月に締結し、アフェクティバのサービスとソフトウエアの販売をはじめ、メンテナンスとサポート、および導入コンサルティングと構築などを行っています。
凸版印刷は、メーカーや流通、金融、自治体向けのイベントや店頭プロモーションなどの実績を豊富に持ち、プロモーションやイベントにおいて体験、体感を提供する「エクスペリエンスデザイン」に基づいたサービス開発を進めており、感情AIを組み込むことで、生活者に合わせた価値提供などを検討していきます。CACと共同で、感情AIを組み込んだイベント演出やプロモーション、店頭什器開発などの用途開発、運用などのビジネス展開を行っていきます。また、教育やヘルスケア分野での活用も検討していきます。
凸版印刷とCACは共同開発の成果をもとに、感情AIを活用したプロモーションやイベント分野でのビジネスを、2017年4月以降に開始する予定です。
<アフェクティバについて>
会社名:Affectiva, Inc.
所在地:米国マサチューセッツ州ボストン
代表者:ラナ・エル・カリウビ(CEO)
設立年:2009年
事業内容:顔画像分析等による感情認識を行うプラットフォームの開発
コーポレートサイト:http://www.affectiva.com/
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以上
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