ジャパン・ハウス サンパウロ（JAPAN HOUSE Sao Paulo）開館式が行われました

外務省／ジャパン・ハウス サンパウロ事務局は、4月30日（日）にブラジル・サンパウロ市内ベーラ・ヴィスタ地区「ジャパン・ハウス サンパウロ」の開館式を開催しました。5月6日（土）の開館（一般公開）に先立ち行われた開館式では、ブラジルを代表してミシェル・テメル大統領、日本を代表して麻生太郎副総理らによるリボンセレモニーが行われ、ジャパン・ハウス総合プロデューサーの原研哉氏をはじめ、当館のデザイン監修を手がけた隈研吾氏、名誉館長のルーベンス・リクペロ氏、館長の平田アンジェラ氏含む日伯両国の関係者300名とともにその開館を祝しました。

「ジャパン・ハウス」は日本の多様な魅力を発信する拠点として設置されるもので、他の拠点となるイギリス・ロンドン、アメリカ・ロサンゼルスに先駆けて「ジャパン・ハウス サンパウロ」が世界で最初の開設となります。

 

ミシェル・テメルブラジル大統領、麻生太郎副総理らによるリボンセレモニー

≪ジャパン・ハウス サンパウロ概要≫
■ 名　　称 ：ジャパン・ハウス サンパウロ　（JAPAN HOUSE Sao Paulo）
■ 住　　所 ：Av. Paulista 52 - Bela Vista  CEP: 01310-900 Sao Paulo Brasil
■ 電話番号 ：[phone]　
■ 開館時間 ：火～土曜日 10:00～22:00／日・祝日 10:00～18:00 　※休館日：月曜日
■ ウェブサイト： http://www.japanhouse.jp/saopaulo

 

 

ジャパン・ハウス サンパウロ　フロアマップ

GF(0階)：
展示会やセミナー実施も可能な多目的ホール（150㎡）、日本の伝統工芸品や最先端アイテムなどが展示され一部購入もできるショップ「Japan Madoh（日本の窓）」、和菓子などを提供するカフェ「IMI」、約2000冊の書籍類・タブレット端末を設置したマルチメディアスペース、大きなふすま扉で仕切られたソトドマ空間を有する。

1F：
ワークショップ、講義等を実施するための可変的なセミナールーム（A：102㎡、B：42㎡、C：42㎡）、FUROSHIKI(風呂敷)ショップを設置。

2F：
地元で人気の日系人シェフJun Sakamoto氏による日本食レストラン「JUNJI SAKAMOTO」（70席）と、展示スペース（290㎡）。

≪オープニング・ウィーク イベント情報≫
ジャパン・ハウス サンパウロの開館に際し、様々なイベント開催を予定しています。
1. ５月２日（火）10:00　記者会見
2. ５月３日（水）・４日（木）　招待者向け内覧会 ※招待者のみ
3. ５月６日（土）10:00　開館（一般公開開始）
4. ５月７日（日）18:00　開館記念コンサート
　　会場：サンパウロ市内 イビラプエラ劇場
　　日本を代表する音楽アーティスト・坂本龍一氏、三宅 純氏とブラジルを代表する音楽家・モレレンバウム夫妻によるコンサート

≪オープニング展示企画【BAMBU（竹）】≫
開催期間：５月６日（土）～７月９日（日）
入場料：無料
マルセロ・ダンタス企画局長主導のもと、日本文化・歴史と密接に関わってきた竹の展示をGF多目的ホール、2F展示スペースにて実施する。
田邊竹雲斎氏、川島茂雄氏、日詰明男氏といった竹工芸における第一人者らの作品が一堂に会するほか、竹を組んで作られたシアター内ではスタジオジブリ作品・高畑勲監督映画『かぐや姫の物語』のトレーラー映像上映、竹の民具などが展示される。また、日本における竹の歴史や、アクセサリー制作、尺八などをテーマとした様々なワークショップも順次開催予定。
企画局長は「竹は古来より日本人の生活に深く関わり、世代を繋いできた存在。竹の強靭性とたくましさ、軽いが頑丈で弾力性があり控えめであるという特性は、日本文化そのものを表しており、見せびらかすより存在すること自体に意義があるという美徳を表現している。この緊密な絆の機微をのぞきこむことが、これまで知られていなかった日本を知るという新たな可能性を切り拓いていくだろう」と語る。

 

竹芸家の名工 第四代 田邊竹雲斎による作品。5千本もの竹ひごを編み込んで作られた。