アブダビ国営石油会社、油田権益パートナー候補との協議を実施
世界有数の油田権益に、国際石油会社やグローバル投資家が関心を表明
価値最大化とパートナーシップ機会の増大を図るため、油田権益は2つ以上に分割へ
本発表は、賢明な成長を実現するための市場アクセス、長期資本、技術的専門性に焦点を当てた新たなパートナーシップアプローチを体現
(アラブ首長国連邦アブダビ-2017年8月7日) アブダビ国営石油会社(以下、ADNOC)は本日、アブダビ海上操業会社(以下、ADMA-OPCO)が現在操業中で来年3月に期限を迎えるアブダビ海上鉱区の油田権益について、強い関心を示している十数のパートナー候補との協議が進展していることを発表しました。パートナー候補には、ADNOC海上鉱区の現油田権益保有者および新たな参加者が含まれます。
ADNOCは先日、戦略的パートナーシップモデルを拡大し、資源ポートフォリオを積極的に運用する戦略について発表しました。強化された柔軟な経営モデルと2030年に向けた成長戦略に裏打ちされたADNOCの新たなアプローチにより、グループ全体の価値を最大限に高めることができます。この新しいアプローチにより、収益力を高め、賢明な成長を確実にすると同時に、パフォーマンスを向上させ、主要な成長市場においてADNOC製品へのアクセスを向上させることができます。
ADMA-OPCOの既存の油田権益は、その価値をより高めパートナーシップの機会を拡大するため、新たな条件の下で2つ以上の油田権益に分割される予定です。同権益は、下部ザクム油田、ウムシャイフ油田、ナスル油田、ウムルル油田、およびSARB油田から構成されています。ADNOCはアブダビ政府に代わり、新たな油田権益エリアの60%の権益を保有します。
アラブ首長国連邦国務大臣兼アブダビ国営石油会社グループCEOであるスルタン・アハメド・アル・ジャベル博士は次のように述べました。「この油田権益については既存、新規のパートナーから大きな関心が寄せられています。話し合いは順調に進んでおり、企業はADNOCの安定した投資環境、パートナーとしての信頼性、そして魅力的かつ持続的な収益性に引き寄せられているようです。」
「ADNOCの新しいパートナーシップアプローチの一環として、新しく、革新的なアイデアをもたらしてくれるパートナーと協力できることを期待しています。我々のオペレーションに対し、技術、専門知識、長期資本、そして市場へのアクセスを通じて具体的な付加価値を示すととともに、運用実績と効率性を上げるためのコミットメントを共有し、賢明な成長と大きな収益を実現できるようなパートナーを我々は求めています。また、このような理想のパートナーは、我々のバリューチェーンの異なる分野を横断して投資する意欲を持ち合わせていることが望ましいと考えています。」
この新油田権益に対する各所からの関心は、ADNOCがこれまでに築いてきたパートナーとの良好かつ長期的な関係、アラブ首長国連邦の安定した投資環境、低い生産コスト、世界的に認められている労働衛生・安全・環境保護分野の実績などによって高まっています。
2016年に発表されたADMA-OPCOとザクム開発会社(ZADCO)のアブダビ沖における操業の統合を受け、ZADCOが運営する新たなADMAの権益および既存の上部ザクム油田の権益はこの新企業によって運営される予定であり、運営における相乗効果やパフォーマンスの向上を最大限に図ることが可能となります。両社の統合は2017年末までに完了する予定です。
ADNOCは2018年までに原油生産能力を350万バレル/日(bpd)まで高める目標を掲げており、海上油田の開発は戦略的な重点領域の一つとなっています。ADMA-OPCOが運営する既存の油田権益エリアは現在、70万バレル/日(bpd)を生産していますが、2021年までに生産能力を100万バレル/日(bpd)まで拡大する予定です。
ADNOCは2030年に向けた戦略を通じ、将来の成長をもたらすための先進的な取り組みを実施しています。これは、より収益性の高い上流事業、より価値の高い下流事業、そして経済的かつ持続可能なガスの供給を確実にすることを目的としたものです。上流事業においては、運営効率の最大化とコスト削減を図るとともに、原油生産能力を2018年までに350万バレル/日(bpd)まで増やすことで、変化する市場環境への適応を図っています。ガス事業では、ガス・キャップの活用や未開発の深層ガス、サワーガスなど、様々な天然ガス源を開発します。下流においてはバレルごとの精製油の利幅を確保するとともに、石油化学製品の生産能力を2025年までに現在の450万トン/年(mtpa)から1,140万トン/年(mtpa)まで引き上げる予定です。高まる需要に対応するため、新しい高価値製品を開発し、新しい収入源を確保すべく精製能力を高める予定です。
ADMA-OPCOの現株主はBP(14.67%)、トタル(13.33%)、ジャパン石油開発株式会社(12%)です。ZADCOの海外株主はエクソンモービル(28%)およびジャパン石油開発株式会社(12%)です。アブダビ政府はADNOCを通じ両社においてそれぞれ60%の権益を保有しています。
※画像データは以下よりダウンロードいただけます。
https://fileshare-ap.bm.com/fl/37EAYPjerY
アブダビ国営石油会社(ADNOC)について
アブダビ国営石油会社(ADNOC)はエネルギーと石油化学を専門とする主要かつ総合的なグループ企業で、一日約300万バレルの石油と98億立方フィートの生ガスを生産します。統合された上流、中流、下流事業は16の専門子会社および合弁会社によって運営されています。ADNOCの詳細については、www.adnoc.ae (英語)をご覧ください。
価値最大化とパートナーシップ機会の増大を図るため、油田権益は2つ以上に分割へ
本発表は、賢明な成長を実現するための市場アクセス、長期資本、技術的専門性に焦点を当てた新たなパートナーシップアプローチを体現
(アラブ首長国連邦アブダビ-2017年8月7日) アブダビ国営石油会社(以下、ADNOC)は本日、アブダビ海上操業会社(以下、ADMA-OPCO)が現在操業中で来年3月に期限を迎えるアブダビ海上鉱区の油田権益について、強い関心を示している十数のパートナー候補との協議が進展していることを発表しました。パートナー候補には、ADNOC海上鉱区の現油田権益保有者および新たな参加者が含まれます。
ADNOCは先日、戦略的パートナーシップモデルを拡大し、資源ポートフォリオを積極的に運用する戦略について発表しました。強化された柔軟な経営モデルと2030年に向けた成長戦略に裏打ちされたADNOCの新たなアプローチにより、グループ全体の価値を最大限に高めることができます。この新しいアプローチにより、収益力を高め、賢明な成長を確実にすると同時に、パフォーマンスを向上させ、主要な成長市場においてADNOC製品へのアクセスを向上させることができます。
ADMA-OPCOの既存の油田権益は、その価値をより高めパートナーシップの機会を拡大するため、新たな条件の下で2つ以上の油田権益に分割される予定です。同権益は、下部ザクム油田、ウムシャイフ油田、ナスル油田、ウムルル油田、およびSARB油田から構成されています。ADNOCはアブダビ政府に代わり、新たな油田権益エリアの60%の権益を保有します。
アラブ首長国連邦国務大臣兼アブダビ国営石油会社グループCEOであるスルタン・アハメド・アル・ジャベル博士は次のように述べました。「この油田権益については既存、新規のパートナーから大きな関心が寄せられています。話し合いは順調に進んでおり、企業はADNOCの安定した投資環境、パートナーとしての信頼性、そして魅力的かつ持続的な収益性に引き寄せられているようです。」
「ADNOCの新しいパートナーシップアプローチの一環として、新しく、革新的なアイデアをもたらしてくれるパートナーと協力できることを期待しています。我々のオペレーションに対し、技術、専門知識、長期資本、そして市場へのアクセスを通じて具体的な付加価値を示すととともに、運用実績と効率性を上げるためのコミットメントを共有し、賢明な成長と大きな収益を実現できるようなパートナーを我々は求めています。また、このような理想のパートナーは、我々のバリューチェーンの異なる分野を横断して投資する意欲を持ち合わせていることが望ましいと考えています。」
この新油田権益に対する各所からの関心は、ADNOCがこれまでに築いてきたパートナーとの良好かつ長期的な関係、アラブ首長国連邦の安定した投資環境、低い生産コスト、世界的に認められている労働衛生・安全・環境保護分野の実績などによって高まっています。
2016年に発表されたADMA-OPCOとザクム開発会社(ZADCO)のアブダビ沖における操業の統合を受け、ZADCOが運営する新たなADMAの権益および既存の上部ザクム油田の権益はこの新企業によって運営される予定であり、運営における相乗効果やパフォーマンスの向上を最大限に図ることが可能となります。両社の統合は2017年末までに完了する予定です。
ADNOCは2018年までに原油生産能力を350万バレル/日(bpd)まで高める目標を掲げており、海上油田の開発は戦略的な重点領域の一つとなっています。ADMA-OPCOが運営する既存の油田権益エリアは現在、70万バレル/日(bpd)を生産していますが、2021年までに生産能力を100万バレル/日(bpd)まで拡大する予定です。
ADNOCは2030年に向けた戦略を通じ、将来の成長をもたらすための先進的な取り組みを実施しています。これは、より収益性の高い上流事業、より価値の高い下流事業、そして経済的かつ持続可能なガスの供給を確実にすることを目的としたものです。上流事業においては、運営効率の最大化とコスト削減を図るとともに、原油生産能力を2018年までに350万バレル/日(bpd)まで増やすことで、変化する市場環境への適応を図っています。ガス事業では、ガス・キャップの活用や未開発の深層ガス、サワーガスなど、様々な天然ガス源を開発します。下流においてはバレルごとの精製油の利幅を確保するとともに、石油化学製品の生産能力を2025年までに現在の450万トン/年(mtpa)から1,140万トン/年(mtpa)まで引き上げる予定です。高まる需要に対応するため、新しい高価値製品を開発し、新しい収入源を確保すべく精製能力を高める予定です。
ADMA-OPCOの現株主はBP(14.67%)、トタル(13.33%)、ジャパン石油開発株式会社(12%)です。ZADCOの海外株主はエクソンモービル(28%)およびジャパン石油開発株式会社(12%)です。アブダビ政府はADNOCを通じ両社においてそれぞれ60%の権益を保有しています。
※画像データは以下よりダウンロードいただけます。
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アブダビ国営石油会社(ADNOC)について
アブダビ国営石油会社(ADNOC)はエネルギーと石油化学を専門とする主要かつ総合的なグループ企業で、一日約300万バレルの石油と98億立方フィートの生ガスを生産します。統合された上流、中流、下流事業は16の専門子会社および合弁会社によって運営されています。ADNOCの詳細については、www.adnoc.ae (英語)をご覧ください。
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