人財課題が深刻な建設企業経営者を対象に問題解決力の開発とノウハウ提供を目的として　5/9より「人財会議」を開始

建設業界のすべての企業を「人財流出企業」から「人財育成企業」に変革することを目指す

一般社団法人日本SHOKUNIN総研

2019年5月7日 16時04分

　一般社団法人日本SHOKUNIN総研（創業：2018年10月、代表理事：大川祐介、以下「JSi」）は、建設業界の「人財課題」の解決を目的とし建設業界の経営者・次世代経営者を対象とした人財会議を2019年5月9日より開始します。

「人財会議」開始の背景

[図1]人財育成サイクル

建設業界には、常に多くの課題が存在しています。

そして、その多くは「育成」「労働環境」「離職」などの“人財課題“です。会社の成長には、社員を育成し、組織共感をうみだし、定着させることが不可欠です。しかし、多くの企業は『人財流出企業』（右図、左下「働きがい」がなく「働きやすさ」がない企業）から脱することができず、頭を抱えているのが現状です。

これから先の未来、人手不足が加速し、人の市場価値がどんどん重みを増していくことが予測されています。合わせて、建設業界を取り巻く環境は時代と共に劇的に変化し、人にしかできないことの価値が際立っていきます。だからこそ経営者は、人財課題に早急に取り組まなければなりません。

そこで私たちJSiは、人財課題に直面し、解決に苦難している企業を支援すること目的とし、経営者・経営幹部向けの勉強会として、「人財会議」を開始いたしました。この活動を通し、参加するすべての企業を『人財育成企業』へと変革することを目指します。

「人財会議」プレ開催の様子

「人財会議」の概要

人財会議とは、人財課題に対する問題解決力と様々な解決事例（ノウハウ）から、『人財育成企業』へのステップを学ぶ経営者・経営幹部向けの勉強会です。

■ 『人財育成企業』とは
『人財育成企業』（図2の「働きがい」と「働きやすさ」を両立する企業）とは、社員から見て「成長できる」「認められる」「ここで働きたい」「働きやすい」と思える４つの要素を満たしている企業です。

[図2] [図2]

■人財会議で学ぶこと
JSiでは、参加する企業に対し、重点テーマとして「人財の育成」「適切な評価」「組織への共感」「労働環境の改善」を掲げます。（図1）この4つの重点テーマにおける様々な課題を解決することを目的とし、開催ごとに設定された課題に対しグループワークを中心としたオリジナルのカリキュラムで問題解決能力を開発

【オリジナルのカリキュラム（図3）】

問題解決能力を開発するためのオリジナルカリキュラムとし下記、２つを軸に学びます。

①『ロジクリシンキング』：問題解決・施策発想手法として有名なロジカルシンキングとクリエイティブシンキングを掛け合わせ、建設業における様々な課題要因を探るトレーニング
②『ベスプラ』：他業界の”最良の事例＝ベストプラクティス”を用い、自社の課題解決施策に落とし込むビデオ講義とワークショップ

[図3] [図3]

【実施概要】
開催時期：年９回（8月、12月、4月を除く月１回）
開催地：東京・大阪（順次拡大予定）
参加条件：JSiに加入している建設業界経営者、経営幹部

JSiのその他の活動内容

■建検（建設キャリア検定）

建検は、建設業就業者のビジネススキル習得を目的とした資格です。公式テキストと資格試験の提供で、建設業でこれから働き始める入職者~経験豊富な人財まで広くを対象とし、包括的なビジネススキルの習得を推進します。多くの人財が本検定を取得することで、建設産業全体の社員教育指標の確立を目指します。

■建設人財サミット

建設人財サミットは、年に1度開催（12月開催予定）される、業界最大級の人財ベントです。業界内外から有識者を集め、業界を取り巻く課題に対してディスカッションを行います。建設業だけでなく、他業界の有識者たちの意見や考えを知ることで、経営視点での視野を大きく広げることができます。

協会概要

・正式名称：一般社団法人日本SHOKUNIN総研（略称JSi）
・代表理事：大川祐介
・後援：内閣府認可一般財団法人職業技能振興会
・団体所在地：東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー40F
・ホームページ： https://jshokunin.org/

【代表理事紹介】

<略歴>
・1979年静岡県生まれ
・1997年 18歳で内装業界に入り、クロス職人として修行
・2000年独立し、ユニオン企画有限会社を創業
・2004年ユニオンテック株式会社に商号変更
・2016年『SUSTINA』『Craftbank』などの、オンラインプラットフォーム事業をスタート
・2018年9月ユニオンテック株式会社代表取締役社長から代表取締役会長に就任
・2018年10月一般社団法人日本SHOKUNIN総研を設立

<挨拶>
私は18歳で建設業界に飛び込み、20歳の時に会社を創業しました。創業してからの数年間は、採用の努力をしていたのにも関わらず離職率は100%超。人の出入りが激しい“人財流出企業” として、社員の定着率の悪さに常に頭を悩まされていました。当時の私は社長である自分を社員の上に位置付けていたのです。それから5年間悩みに悩んだ結果、会社は私だけで成立している組織ではないということに気がつきました。

会社とは、社員と私の連合体。彼らと共に成長し、一丸となって同じ方向を目指して自分たちの組織を育てていかなければならないと、ようやく目が覚めたのです。それ以来、社員にとって適正な労働環境を整備するために、良いと思った施策は常に取り入れ、改善を繰り返してきました。その結果、人財が定着したことで業績を伸ばすことができたのです。大切な人財と本気で向き合ったことにより、すべての景色が変わりました。
建設業では、私と同じように多くの経営者が「人財課題」に頭を抱えています。私自身もその一人でした。

「経営者が成長し、人財が成長できる環境をつくる」
「会社は人財が育つことで圧倒的に成長する」

私たちJSiは、これからの建設業界を支え、未来を担うリーダーたちに寄り添います。一人ひとりの社員が十分に成長できる環境を整備された、建設業界のより良い未来のために。

【会員募集について】
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