オカモト、日本初「ビバジェル(VivaGel(R))つきコンドーム」、コンドームにデザインをプリントした「デザインコンドーム」2種類のコンドームを新発売

2020年のインバウンド需要の増加を見据えて、性感染症予防の取り組みを強化

　オカモト株式会社(本社：東京都文京区、代表取締役社長：田村俊夫)は、コンドームによる性感染症予防意識とコンドームの着用率向上を目指し、日本初となる「ビバジェルつきコンドーム」と、ジャパニーズカルチャーの浮世絵などのデザインや文字をプリントできる「デザインコンドーム」を発売いたします。

　オカモトは、85年に亘り、「身近な暮らしを科学する」を合言葉に、創意あふれる技術を結集し、健康的で快適な人間生活に寄与する商品づくりを目指して、コンドーム開発にも取り組んできました。また、2015年には、「オカモトラバーズ研究所」を設立し、コンドームの着用率を上げるための啓発活動を実施してきました。
　しかし、2019年3月に弊社が実施した調査（n=14,048）によると、約70％の人がコンドームを着用せずに性交渉を行うことがあり、さらに全く着用しない人が5人に1人以上になることが分かりました。一方で、梅毒の感染者は2013年頃から急増し、2018年には6,923件の新規報告数がありました。またHIV/AIDSについても1,288件の報告と、依然高止まりした状況となっています。この現実は、性感染症予防意識の更なる向上が必要であるということを示しています。その一環と、さらに2020年のインバウンド需要の増加を見据えて「ビバジェルつきコンドーム」と「デザインコンドーム」を、今秋発売いたします。

　「ビバジェルつきコンドーム」は、日本で初めてビバジェルをコンドームに塗布したものです。そこに0.5%配合されている「SPL7013」という活性物質がASTM E1052準拠試験においてHIVとHSV（ヘルペス）に対し抗ウイルス作用が確認されています。（ただし、臨床における抗ウイルス作用は確認されていません。）もちろん、通常のコンドームでもゴム膜の遮蔽効果により性感染症の予防は可能ですが、日本ではコンドームは「避妊」だけを意識される方が非常に多く見受けられ、このような商品を販売することでもう一つの使用目的である「性感染症の予防」という面を改めで意識していただくことにつながり、予防意識の向上に寄与するものと考えております。

　「デザインコンドーム」は、表面にイラストや文字などデザインのプリントを可能にした商品です。コンドームに対して羞恥心を抱いてしまい、購入や使用がしづらいという声がよく聞かれます。そこで今回、急増している訪日外国人客（インバウンド）に向けた「ジャパニーズカルチャー（浮世絵）」をはじめ、「プレゼント」「イベント」「ネーム」「コラボレーション」など興味関心を持てるデザインをプリントすることで、コンドームが身近で使いやすいものになっていくのではないかと考え、この技術を開発いたしました。すでに、コンドーム専門店「コンドマニア」での取り扱いが決まっています。「コンドマニア」では、訪日外国人や若者に人気の高いカプセルトイでの販売も予定しております。また、オリジナルデザインの受注も予定しております。

　これからもオカモトは、性感染症や予期しない妊娠を予防するため、様々な取り組みを通じてコンドーム着用率を向上させることを使命と考え積極的に取り組んでまいります。
 
■ビバジェル（VivaGel(R)）つきコンドーム
 コンドームの潤滑剤に、ビバジェルを使用したコンドーム。ビバジェルとは、オーストラリアのスターファーマ社が開発した『SPL7013』が配合されたジェル剤です。
VivaGel(R)は、スターファーマ社の登録商標です。

【SPL7013とは】
 この製品の潤滑剤に0.5% 配合されている『SPL7013』は、ASTM E1052 準拠試験においてHIV 及びHSV に対し抗ウイルス作用が確認されています。ただし、臨床における抗ウイルス作用は確認されていません。

・商品名：003＋ビバジェルコンドーム(仮)       JANコード：4547691796295
　希望小売価格：2000円　内容量：10コ入　販売時期：2019年10月10日予定
・新規販路開拓も視野に入れたテストマーケティングを6月より開始

■デザインコンドーム商品概要
　コンドーム自体に文字やデザインをプリントできるコンドーム

 

・商品名、内容量：未定
＜予定販路＞
・コンドーム専門店「コンドマニア」でコラボレーション商品を販売予定（2019年夏頃予定）
・インターネット販売
・オリジナルデザイン受注