「第177回 NTT東日本 N響コンサート」インターネット配信を実施/10月31日
脳科学者・茂木健一郎氏や専門家によるトークも
■本コンサート初の無観客・インターネット配信
「NTT東日本 N響コンサート」は、NTT東日本の社会貢献活動として、「音楽はコミュニケーション」をコンセプトに1985年より開催を続けているコンサートです。日本を代表するオーケストラのNHK交響楽団に、国内外で活躍する音楽家を迎えての豪華プログラムで毎回好評をいただいています。
35年目となる「第177回 NTT東日本N響コンサート」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、初の無観客公演・インターネット配信です。コロナ禍でエンターテインメントが縮小している中、音楽で少しでも多くの人に明るく前向きな気持ちになってほしいとの想いを込めてお届けします。
■チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」や“ベト7”といった人気の名曲をお届け
プログラムは、チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの2大コンクールで日本人唯一の入賞歴を持つ小山実稚恵氏をソリストに迎えてのチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」および、今年のベートーヴェン生誕250年にちなみ、ドラマ「のだめカンタービレ」のテーマ曲としても人気の“ベト7(シチ)”こと「交響曲第7番」を披露。タクトを振るのは、国内外のオーケストラからの信頼が厚く、N響との共演も多い飯森範親氏です。
■茂木健一郎氏や専門家などによるトークも
今回、インターネット配信ならではの特別企画として、クラシック音楽に造詣が深いナビゲーターが登場。脳科学者の茂木健一郎氏、元N響首席オーボエ奏者の茂木大輔氏、アナウンサーの田添菜穂子氏の3人が、楽曲解説や楽しいトークを繰り広げながら皆様をご案内します。
実施概要
- 名 称:第177回 NTT東日本 N響コンサート インターネット配信
- 主 催:NTT東日本
- 配信日時:10月31日(土)15:00演奏開始(14:00よりアクセス可/14:40より案内役によるトーク開始)※見逃し配信:11月6日(金)23:59まで(視聴券の販売締切は、同19:00)
- 出 演:指揮/飯森範親 ピアノ/小山実稚恵 管弦楽/NHK交響楽団 案内役/茂木健一郎(脳科学者) 茂木大輔(元N響首席オーボエ奏者) 田添菜穂子(コンサートナビゲーター)
- 曲 目:チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調 作品92
- 視聴料金:1,000円(税込)
- 配信メディア:イープラス「Streaming+」(https://eplus.jp/nhk-streaming/)※チケット購入・視聴には「e+(イープラス)」への会員登録が必要です。
- 発 売 日:9月29日(火)14:00~11月6日(金)19:00
- 公演HP:https://www.nhk-p.co.jp/event/detail.php?id=1624
- 問合せ先:NHKプロモーション 03-5790-6439[10/5-11/2の月曜日および10/31(土) 10:00~17:00]※配信・チケットに関するお問い合わせは、e+ホームページのユーザーガイド(https://eplus.jp/sf/guide/streamingplus-userguide)よりご確認ください。
◆飯森範親 Norichika Iimori
桐朋学園大学指揮科卒業。ベルリン、ミュンヘンで研鑚を積み、これまでにフランクフルト放送響、ケルン放送響、チェコ・フィル、モスクワ放送響等に客演。01年、ドイツ・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団音楽総監督(GMD)に着任し、ベートーヴェンの交響曲全集を録音するとともに、日本ツアーを成功に導いた。
国内では94年以来、東京交響楽団と密接な関係を続け、現在は正指揮者。03年、NHK交響楽団定期演奏会にマーラーの交響曲第1番でデビュー。06年度 芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞、07年より山形交響楽団音楽監督に就任し、そのエネルギッシュな活動は高い評価を受けている。2014年シーズンから日本センチュリー交響楽団首席指揮者、2019年シーズンより山形交響楽団芸術総監督に就任。2020年1月より東京佼成ウインドオーケストラ首席客演指揮者、同年4月より中部フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者に就任。
オフィシャル・ホームページ http://iimori-norichika.com/
◆小山実稚恵 Michie Koyama
人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの二大コンクールに入賞以来、今日に至るまで、コンチェルト、リサイタル、室内楽と、常に第一線で活躍し続けている。2017年までの『12年間・24回リサイタルシリーズ』は、演奏内容と企画性に於いて高い評価を受けた。2019年から『ベートーヴェン、そして…』がスタート。これまで、国内外の主要オーケストラ、国際的指揮者との共演も数多い。協奏曲のレパートリーは60曲を超える。東日本大震災以降、被災地でも演奏を行い、仙台では被災地活動の一環として自ら企画立案した「こどもの夢ひろば“ボレロ”」を開催している。CDは、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結び、最新盤は2020年7月にリリースした自身初のベートーヴェンのソナタ録音『ハンマークラヴィーア・ソナタ他』。著書に『点と魂と』、平野昭氏との共著『ベートーヴェンとピアノ「傑作の森」への道のり』、『ベートーヴェンとピアノ 限りなき創造の高みへ』がある。これまで文化庁芸術祭大賞、東燃ゼネラル音楽賞本賞、NHK交響楽団「有馬賞」、文化庁芸術祭優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞等を受賞。2017年度には紫綬褒章を受章。
◆NHK交響楽団 NHK Symphony Orchestra
NHK交響楽団の歴史は、1926年10月5日にプロ・オーケストラとして結成された新交響楽団に遡る。その後、日本交響楽団の名称を経て、1951年に日本放送協会(NHK)の支援を受けることとなり、NHK交響楽団と改称。この間、ドイツからジョセフ・ローゼンストックを専任指揮者として迎え、日本を代表するオーケストラとしての基礎を築いた。演奏活動の根幹となる定期公演は1927年2月20日の第1回予約演奏会に始まり、第2次大戦中も中断することなく続けられた。以来、今日に至るまで、ヘルベルト・フォン・カラヤン、エルネスト・アンセルメ、ヨーゼフ・カイルベルト、ロヴロ・フォン・マタチッチなど世界一流の指揮者を次々と招聘、また、話題のソリストたちと共演し、歴史的名演を残している。
近年NHK交響楽団は、年間54回の定期公演をはじめ、全国各地で約120回のコンサートを開き、その演奏は、NHKのテレビ、FM放送で日本全国に放送されるとともに、国際放送を通じて欧米やアジアにも紹介されている。また、2013年8月にはザルツブルク音楽祭に初出演、2017年春にベルリン、ウィーンをはじめ、ヨーロッパ主要7都市で公演を行うなど、その活動ぶりと演奏は国際的にも高い評価を得ている。
現在N響が擁する指揮者陣は首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ、名誉音楽監督シャルル・デュトワ、桂冠名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット、桂冠指揮者ウラディーミル・アシュケナージ、正指揮者 外山雄三、尾高忠明。
【案内役】
◆茂木健一郎 Kenichiro Mogi
脳科学者、作家、ブロードキャスター。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学、日本女子大学非常勤講師。1962年10月20日東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究。2005年、『脳と仮想』で、第四回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。2006年から2010年まで、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』キャスター。IKIGAIをテーマにした英語の著書が、31カ国、29言語で翻訳出版される。主な著書に、『脳とクオリア』、『生きて死ぬ私』、『東京藝大物語』、『ペンチメント』などがある。音楽関係の著書に、『すべては音楽から生まれる 脳とシューベルト』、『カラヤン 音楽が脳を育てる』、『音楽の捧げもの』、『音楽を「考える」』(江村哲二との共著)などがある。
◆茂木大輔 Daisuke Mogi
国立音大、ミュンヘン国立音大大学院修了(オーボエ専攻)。2019年までNHK交響楽団首席オーボエ奏者。指揮を故:岩城宏之、外山雄三、東京音大にて広上淳一、田代俊文、三河正典の各氏に師事。自らの企画による解説コンサートや「のだめ音楽会」などを通じて仙台フィル、群響、東フィル、OE金沢、九響、シエナなど多数の団体を指揮。ジャズ、漫画、美術、模型、落語、猫など趣味交流多数。TV/ラジオ出演多数。著書多数。現在東京音大指揮科助教。
◆田添菜穂子 Nahoko Tazoe
福岡県出身。横浜国立大学経済学部卒業後、東北放送(TBS系列)にアナウンサーとして入社、その後フリーとなり東京に活動の拠点を移す。
テレビ、ラジオでニュース番組や情報番組のキャスターとして活躍する一方で、クラシック音楽をこよなく愛することからコンサートナビゲーターとして国内オーケストラや室内楽のコンサート司会を数多く担当。NHK-FM『DJクラシック』(2012~2018)に出演。趣味はフルート。
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