オムニビジョンとAlmalence、内視鏡医療用画像のために世界最小カメラモジュールに超高解像度アルゴリズムを追加
オムニビジョンのウエハーレベルCameraCubeChip™技術とAlmalence社独自の超高解像アルゴリズムによる共同開発ソリューションにより、小さな人体内部位の映像に最高品質の画質を提供
米カリフォルニア州サンタクララ – 2020年12月21日 – 高度なデジタルイメージングソリューションの先進企業であるオムニビジョン・テクノロジーズ社(以下、オムニビジョン)は、CompaMedにおいて医療用カメラの小型化と高解像化の相反する問題を解決する共同開発ソリューションを発表しました。
このソリューションは神経外科、眼科、耳鼻科、心臓外科、整形外科、婦人科、泌尿器科などすべての分野に対して、内視鏡やカテーテルを使用する際に小さな人体内部位の映像の解像度を飛躍的に改善するものです。このソリューションはオムニビジョンのカメラキューブチップCameraCubeChip™(世界最小のウエハーレベルカメラモジュールで、大きさは0.65mm x 0.65mm、高さはわずか1.158mm)のOVM6948と、オムニビジョンのパートナーであるAlmalence社の現在のスマートフォンカメラで事実上の標準となっている超高解像度アルゴリズムを組み合わせることにより、OVM6948の裏面照射解像度を1.5倍の300x300に効果的に増加させ、信号対雑音比(SNR)も8dB改善した42dBとなります。この性能を達成するために通常はピクセル数を増やす必要があり、イメージセンサーとカメラサイズが2倍になるところ、このソリューションにより同じサイズのままで性能を達成します。
市場調査と戦略コンサルティング会社のYole Développementは、使い捨て内視鏡のCMOSイメージセンサーカメラモジュールは2019年から2025年で27% CAGRの伸びでUS$241の市場になると報告しています。同社センシングアプリケーションの主席アナリストであるJérôme Mouly氏は「この市場は、ビデオ機能の追加と、より高い画像解像度を必要とする小径カメラアプリケーションです。さらに、医療では内視鏡の消毒に関わる強い規制や汚染対策から使い捨て機器を採用する傾向にあります。規制当局が気管支鏡検査、喉頭鏡検査、泌尿器科などの特定の手順に使い捨て内視鏡の使用を強制化することが今年から成長が始まり、今後数年間続くでしょう」と述べています。
OVM6948カメラモジュールは、サイズが0.575mm x 0.575mmで「市販の最小のイメージセンサー」としてギネス世界記録に登録された当社OV6948イメージセンサーを内蔵しています。当社独自のカメラキューブチップのレンズはウエハーレベルで製造され、イメージセンサーと接着して、高さが1.158mmのカメラモジュールへ仕上げています。これにより直径2.0mm未満の内視鏡またはカテーテルに実装できるため、人体内部のより深い部位へ到達し、調べることができるようになります。
オムニビジョン・メディカルマーケティング・ディレクターのTehzeeb Gunjaは「これまで医療機器開発者はサイズと解像度のトレードオフに悩まされていました。カメラモジュールのサイズと実装するイメージセンサーは内視鏡の外径によって制限されています。さらに、遠位先端部のLEDの放熱を制限しながら十分に明るい画像を得るためには、医療用イメージセンサーは比較的大きなピクセルサイズを有する必要があります。Almalence社のSuperResolutionアルゴリズムはイメージセンサーの解像度と画質を向上することができ、医師や看護師は高解像度モニタで高画質な画像を確認することができます」と述べています。
Almalence 社の最高経営責任者のEugene Panich氏は「今日市販されているハイエンドスマートフォンの大半は、利用可能な限られたスペース内で最高の画質を生み出すため、センサー画素数の物理限界を超えて詳細を再構築するアルゴリズムであるSuperResolutionを使用しています。モバイルイメージングにおけるオムニビジョンとの長年のパートナーシップを拡大し、業界をリードしている当社のアルゴリズムを医療機器設計者へ提供することにより、イメージセンサーからの画質をさらに高画質化し、最高画質を持つ小径内視鏡が開発可能となります」と述べています。
競合するソリューションは、画像処理の一部としてある程度のアップスケーリングを提供するイメージシグナルプロセッサ(ISP)が含まれます。その機能の範囲は、ピクセルを単純に繰り返すだけのシャープネスに欠けた画像処理から、複雑な処理を施した高画質なアップスケール画像処理にまで及びます。比較的優れた画像でアップスケール画像を提供する複雑で計算負荷の高いソリューションです。しかしながら、競合するISPソリューションには、どれもイメージセンサーからの画像を超えた画像を提供することができません。Almalence社のSuperResolutionアルゴリズムは、画像をより鮮明かつ滑らかに見せるのではなく、高解像度センサーで撮影されたかのように詳細を再構築することで、センサーの効果的な解像度を独自に向上させます。さらに、このアルゴリズムの計算負荷は、主要なSoCやDSPで処理できるよう最適化されており、他の処理タスクのための十分なヘッドスペースを残します。
オムニビジョンのOVM6948カメラキューブチップモジュールは量産中です。同様にAlmalence社はOVM6948に最適化されたSuperResolutionアルゴリズムのライセンスを行っています。また、Almalence社のライセンスは他のオムニビジョン医療用イメージセンサーとレンズに対するチューニングサービスを含んでおり、開発初期段階の製品開発からサポートします。Almalence社はラインセンスとともにソフトウエア開発キットとさまざまなAPIを医療機器開発者に提供します。詳細な情報はオムニビジョンの各営業窓口http://www.ovt.com/contact-sales、もしくはAlmalence社の営業窓口にご連絡ください。
オムニビジョンのVirtual CompaMed boothに関しては、下記サイトにアクセスして下さい。
https://www.compamed-tradefair.com/vis/v1/en/exhibitors/medcom2020.2661571?oid=53320&lang=2&_query=OmniVision.
Almalence社について
Almalence社のイメージングテクノロジはハードウエアに制約がある中で映像画質を高めることができます。その超高解像度テクノロジはトップクラスのスマートフォンやパーソナルコンピュータカメラ、監視カメラ、車載カメラ、医療カメラなどに幅広く使用され卓越したズーム品質を実現することで有名です。デジタルレンズソリューションは、VRヘッドマウントディスプレイで眼に忠実に映像を提供することができます。Almalence, Inc.はテキサス州オースチンに本社のある非上場企業で、ロシア、中国にも拠点を構えています。追加の情報はhttp://www.almalence.com/をご覧ください。
オムニビジョンについて
オムニビジョンは高度なデジタル・イメージ・ソリューション開発の先進企業です。さまざまな受賞歴のある当社のCMOSイメージセンサ・テクノロジーは、お客様と携帯電話、監視カメラ、ノートPC、タブレット、Webカメラ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオ・カメラ、セキュリティ、監視カメラ、エンターテインメントデバイス、自動車、医療用イメージセンサシステムなどのアプリケーションへ優れた品質の画像を提供します。資料のお問い合わせについてはhttp://www.ovt.com/contact-salesをご覧ください。
市場調査と戦略コンサルティング会社のYole Développementは、使い捨て内視鏡のCMOSイメージセンサーカメラモジュールは2019年から2025年で27% CAGRの伸びでUS$241の市場になると報告しています。同社センシングアプリケーションの主席アナリストであるJérôme Mouly氏は「この市場は、ビデオ機能の追加と、より高い画像解像度を必要とする小径カメラアプリケーションです。さらに、医療では内視鏡の消毒に関わる強い規制や汚染対策から使い捨て機器を採用する傾向にあります。規制当局が気管支鏡検査、喉頭鏡検査、泌尿器科などの特定の手順に使い捨て内視鏡の使用を強制化することが今年から成長が始まり、今後数年間続くでしょう」と述べています。
OVM6948カメラモジュールは、サイズが0.575mm x 0.575mmで「市販の最小のイメージセンサー」としてギネス世界記録に登録された当社OV6948イメージセンサーを内蔵しています。当社独自のカメラキューブチップのレンズはウエハーレベルで製造され、イメージセンサーと接着して、高さが1.158mmのカメラモジュールへ仕上げています。これにより直径2.0mm未満の内視鏡またはカテーテルに実装できるため、人体内部のより深い部位へ到達し、調べることができるようになります。
オムニビジョン・メディカルマーケティング・ディレクターのTehzeeb Gunjaは「これまで医療機器開発者はサイズと解像度のトレードオフに悩まされていました。カメラモジュールのサイズと実装するイメージセンサーは内視鏡の外径によって制限されています。さらに、遠位先端部のLEDの放熱を制限しながら十分に明るい画像を得るためには、医療用イメージセンサーは比較的大きなピクセルサイズを有する必要があります。Almalence社のSuperResolutionアルゴリズムはイメージセンサーの解像度と画質を向上することができ、医師や看護師は高解像度モニタで高画質な画像を確認することができます」と述べています。
Almalence 社の最高経営責任者のEugene Panich氏は「今日市販されているハイエンドスマートフォンの大半は、利用可能な限られたスペース内で最高の画質を生み出すため、センサー画素数の物理限界を超えて詳細を再構築するアルゴリズムであるSuperResolutionを使用しています。モバイルイメージングにおけるオムニビジョンとの長年のパートナーシップを拡大し、業界をリードしている当社のアルゴリズムを医療機器設計者へ提供することにより、イメージセンサーからの画質をさらに高画質化し、最高画質を持つ小径内視鏡が開発可能となります」と述べています。
競合するソリューションは、画像処理の一部としてある程度のアップスケーリングを提供するイメージシグナルプロセッサ(ISP)が含まれます。その機能の範囲は、ピクセルを単純に繰り返すだけのシャープネスに欠けた画像処理から、複雑な処理を施した高画質なアップスケール画像処理にまで及びます。比較的優れた画像でアップスケール画像を提供する複雑で計算負荷の高いソリューションです。しかしながら、競合するISPソリューションには、どれもイメージセンサーからの画像を超えた画像を提供することができません。Almalence社のSuperResolutionアルゴリズムは、画像をより鮮明かつ滑らかに見せるのではなく、高解像度センサーで撮影されたかのように詳細を再構築することで、センサーの効果的な解像度を独自に向上させます。さらに、このアルゴリズムの計算負荷は、主要なSoCやDSPで処理できるよう最適化されており、他の処理タスクのための十分なヘッドスペースを残します。
オムニビジョンのOVM6948カメラキューブチップモジュールは量産中です。同様にAlmalence社はOVM6948に最適化されたSuperResolutionアルゴリズムのライセンスを行っています。また、Almalence社のライセンスは他のオムニビジョン医療用イメージセンサーとレンズに対するチューニングサービスを含んでおり、開発初期段階の製品開発からサポートします。Almalence社はラインセンスとともにソフトウエア開発キットとさまざまなAPIを医療機器開発者に提供します。詳細な情報はオムニビジョンの各営業窓口http://www.ovt.com/contact-sales、もしくはAlmalence社の営業窓口にご連絡ください。
オムニビジョンのVirtual CompaMed boothに関しては、下記サイトにアクセスして下さい。
https://www.compamed-tradefair.com/vis/v1/en/exhibitors/medcom2020.2661571?oid=53320&lang=2&_query=OmniVision.
Almalence社について
Almalence社のイメージングテクノロジはハードウエアに制約がある中で映像画質を高めることができます。その超高解像度テクノロジはトップクラスのスマートフォンやパーソナルコンピュータカメラ、監視カメラ、車載カメラ、医療カメラなどに幅広く使用され卓越したズーム品質を実現することで有名です。デジタルレンズソリューションは、VRヘッドマウントディスプレイで眼に忠実に映像を提供することができます。Almalence, Inc.はテキサス州オースチンに本社のある非上場企業で、ロシア、中国にも拠点を構えています。追加の情報はhttp://www.almalence.com/をご覧ください。
オムニビジョンについて
オムニビジョンは高度なデジタル・イメージ・ソリューション開発の先進企業です。さまざまな受賞歴のある当社のCMOSイメージセンサ・テクノロジーは、お客様と携帯電話、監視カメラ、ノートPC、タブレット、Webカメラ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオ・カメラ、セキュリティ、監視カメラ、エンターテインメントデバイス、自動車、医療用イメージセンサシステムなどのアプリケーションへ優れた品質の画像を提供します。資料のお問い合わせについてはhttp://www.ovt.com/contact-salesをご覧ください。
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