日本の介護の力を拡張・強化する!KAiGO PRiDEプロジェクトが一般社団法人として本格稼働
一般社団法人KAiGO PRiDE(所在地:東京都港区、代表理事:マンジョット・ベディ)は、厚生労働省が主導する「介護施設等における生産性向上に資するパイロット事業」の一環として、2019年に熊本県からスタートした「介護の魅力発信」活動であるKAiGO PRiDEプロジェクトを推進するため、一般社団法人KAiGO PRiDEを設立、本日2021年6月1日より本格稼働します。
■設立の背景2019年に熊本県からスタートした「KAiGO PRiDE」プロジェクトが全国に広がりを見せる中で、運営主体を明確化・一元化し、よりシンプルかつ迅速に対応できるようにすることを目的に一般社団法人KAiGO PRiDEは設立されました。プロジェクトの創設プロデューサーであるマンジョット・ベディが代表理事を務め、同じくプロジェクトプロデューサーの日本介護福祉士会前会長の石本淳也が理事を務めます。これまでプロジェクトに賛同頂いた方々とは更に強固なパートナーシップを結びつつ、新しい仲間の輪も広げながら、より一層のプロジェクト拡大を図っていきます。
この法人のミッションは介護の力を拡張・強化することです。一般に「介護」という言葉を聞いてイメージされることは、介護の本当の姿・本来の力ではないはずです。これまで行ってきた介護のブランディングはもちろんのこと、様々な業界との異業種連携により介護の新しい力を見つけていきます。そして、私たちのビジョンである「誰もが自分らしく安心して暮らせる社会」の実現のため、様々な活動を行なっていきます。今後もKAiGO PRiDEの活動にご注目ください。
■役員コメント
代表理事 マンジョット・ベディ
私は、25年以上日本の広告業界で仕事をしてきました。そんな日本への恩返しとして取り組み始めたのがKAiGO PRiDEです。広告には必ず解決すべき課題があって、その課題を解決するためにはクリエイティブなコンテンツが必要です。介護の問題は大きな社会課題ですが、次の世代に残さないために、クリエイティブの力で解決していきます。私は日本の介護は世界一だと思っていますが、残念ながら日本の中では介護職の評価が低いという現実があります。その中で、KAiGO X Creativeの考え方で介護職そのものをブランディングしつつ、異業種連携やグローバル展開を通して「介護」が持つ力を拡張・強化していきます。
マンジョット・ベディ プロフィール
「just on time」代表/「next is east」代表/エグゼクティブクリエイティブディレクター/カメラマン。
1969年インド・ニューデリー生まれ。外交官の父の仕事で、2歳より世界各地を巡り、17歳で来日。1997年広告会社に入社。クリエイティブ・ディレクターとして伊勢神宮、トヨタ自動車/レクサス等数々のCMを制作。2015年からは、熊本の常設型認知症カフェ「as a cafe」(※)の企画・運営をプロデュースしている。
(※)「as a cafe」は2018年度グッドデザイン賞(地域・コミュニティーづくり部門)を受賞。
理事 石本 淳也
平成4年から介護職・相談員・介護支援専門員などを経て、現在は熊本市内の社会福祉法人リデルライトホームの特別養護老人ホームの施設長を務めています。平成28年から4年間は職能団体「日本介護福祉士会」の会長を務め、厚生労働省社会保障審議会の各委員などの公職に就き、介護現場のリアルな声を政策に反映させるべく取り組みを行ってきました。
介護の業界に今必要なことは、介護従事者自身が介護の魅力をポジティブに発信すること、そして介護の仕事に自信を持つことだと思います。介護をKAIGOへ!国内にとどまらず世界に向けて日本の介護に誇りをもって発信したいと思います。
石本淳也 プロフィール
(一社)熊本県介護福祉士会会長/(公社)日本介護福祉士会前会長。熊本県八代市出身。1971年生まれ。1992年から熊本市の特別養護老人ホームで介護職として働きだす。その後、2004年から介護老人保健施設に転職。2008年度より(一社)熊本県介護福祉士会会長に就任し(現職)、2016年度より(公社)日本介護福祉士会会長に史上最年少で就任、2020年6月末に退任。現在は熊本市内の特別養護老人ホームの施設長を務める。
■応援メッセージ
及川 ゆりこ 様 (公益社団法人日本介護福祉士会 会長)
私たちは、OPENS UP THE FUTURE~介護福祉士の未来は介護福祉士自身が切り開く~をキャッチフレーズとしています。国家資格である介護福祉士が、プライドを持って国民の介護に向き合い日々活動している私たちにとって、KAiGO PRiDEのアクションに大きく共感いたします。介護に携わる者たちの素晴らしさにスポットをあてるこのアクションが、全国に広がることを願っています。共に道を切り開きましょう。
- 公益社団法人日本介護福祉士会ホームページ:https://www.jaccw.or.jp/
榎木 孝明 様 (俳優)
コロナ禍で大きく時代が変わりつつありますが、最も大きな変化は自分自身の目覚めを促していることではないでしょうか。本来の介護はまさにそんな目覚めを促す仕事だと思います。働くことの最も大きな喜びは人の役に立っていることを実感する時です。人にありがとうと言ってもらえる介護の仕事は素晴らしいと思います。今後のカイゴプライドに大きな可能性を感じます。
- 榎木孝明オフィシャルサイト:http://www.officetaka.co.jp/
- 榎木孝明さんにはKAiGO PRiDEステートメントムービー「My Story」でナレーターを務めて頂いています。「My Story」は以下をご覧ください。
■介護の現場からの声
岡元 奈央 様(特定非営利活動法人あやの里 副代表)
KAiGO PRiDE、一般社団法人設立おめでとうございます。介護の現場に新しい風を吹き込んで頂いたKAiGO PRiDE。そもそも介護は人生の中での一つの形、自分事として皆が関わっていくべき分野だと思っています。これからも新しい発想で介護の世界を発信し続けて頂けることを期待しています!
■KAiGO PRiDE参加者の声
植田 紗代 さん(熊本県 介護職員)
撮影の時に、マンジョットさんに「あなたはエネルギッシュ」と言ってもらったことが忘れられません。最初は凄く恥ずかしさがあって、ワクワクと戸惑いと不安があったけど、写真を見たみなさんからはカッコいいとお褒めの言葉を頂いてすごく誇りに思っています。KAiGO PRiDEに参加して、自分自身の日々の仕事を改めて考える良い機会になりました。
田尻 亨 さん(熊本県 介護福祉士)
本当に別人のようにカッコよく撮って頂きました。KAiGO PRiDEは介護職を「ライフクリエーター」という言葉で呼んでくれていますが、この言葉は自分たちの合言葉としてもすごく“ハマる”と感じています。KAiGO PRiDEのように、真ん中に小さなi (愛)をもって利用者さんと接して、みんなが住みやすい地域にしていきたいし、それが世界に広がればいいと思っています。
菊池 小百合 さん(山形県 生活相談員)
プロジェクトは知っていましたが、まさか山形で実施されるとは思っておらず、話を聞いてすぐにモデルに応募しました。元々この仕事が好きで楽しくやっていましたが、同じような気持ちを持った仲間が全国にいるという絆を感じることができ、すごくパワーになりました。特に若い時はツライと思うこともあるかもしれませんが、このプロジェクトを知ってもらうことで気持ちが変わると思います。
■今後の活動予定
これまで行ってきた介護職員のポートレート制作や動画制作をより一層全国に拡大し、行政・学校・団体・各施設と連携しながら介護の魅力発信を行なっていきます。コロナ禍においてイベント等の運営が難しい状況である一方、介護人材の不足が解消されたわけではなく、感染予防に留意しつつ、リアルとオンラインの両方を活用しながら進めていきます。
また、様々な技術・サービスを介護分野に応用したいという企業や逆に自社のサービスに介護の知見を取り入れたいという企業からのご相談も増えており、KAiGO PRiDEの強みであるクリエィティブ・ブランディング等のノウハウと全国の介護関連のネットワークを活用し、商品開発やコンサルティングも実施していきます。様々な産業が介護と融和できるようKAiGO PRiDEがハブ的役割を担っていきます。
■法人概要
法人名 | 一般社団法人KAiGO PRiDE |
代表理事 | マンジョット・ベディ |
本社所在地 | 〒107-0052 東京都港区赤坂8-5-40 #515 |
主な活動内容 | ■介護に関わる各種クリエィティブの企画・制作及び各種イベントの企画・運営 ■介護に関わる商品・サービスの開発やそのプロデュース ■その他、介護や福祉に関わる事業 |
公式ホームページ | https://kaigopride.jp/ |
https://www.facebook.com/KAiGOPRiDE | |
https://www.instagram.com/kaigo_pride/ | |
YouTube | https://www.youtube.com/channel/UCs3r23yyJ7cRcwUt9id8m6w |
■KAiGO PRiDEポートレート作品の一部を紹介
ポートレート作品の一部を紹介します。画像下の言葉は、すべて、モデルとなった介護職員たちの生の言葉=介護の真実の姿です。
一人一人の人生に寄り添えるやりがいのある仕事です。
確かに大変なことは沢山ありますが、笑顔や感謝の言葉ですべてを忘れて、いつの間にか自分も笑顔になっています。
「相手の心の中に自分がいるか?」考え、寄り添い、それぞれの大切なことを守りたい。
いつでも笑顔で、いつもあったかい気持ち。ここが私の自慢の場所。
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