岐阜県白川町とAnbai株式会社が「地域活性化起業人交流プログラム」で協定を締結

「白川町に係る町内外の情報・想いが集束される発信拠点づくりを行う」

消滅可能性都市岐阜県ワーストワンにもなっている加茂郡にある白川町は、日本らしさを問い直し、探求、実践しているAnbai株式会社と、情報発信とコミュニティ形成の領域にて協定を締結。その取り組みを推進するため「地域活性化起業人」としてAnbai株式会社からプロジェクトデザイナーが派遣されます。

4月に行われた協定書調印式　左：白川町長　横家敏昭　右：Anbai株式会社　纐纈 翼 氏

少子高齢化や人口減少が全国的に進展するなかで、更に過疎化が加速している岐阜県白川町。自治体だけではその流れを変えることは難しく、企業活動や個人活動と一体となって連携することがより重要になってきているなか、地域活性事業にも取り組むAnbai株式会社と協定が決定いたしました。

今回の協定における取り組みにて、白川町に係る情報や想いが集束され、それらを町内外に発信する拠点づくりを行うことで、町内の交流を促進するとともに白川町の認知拡大・活性化を目指します。

 

■白川町「地域活性化起業人交流プログラム」概要
概要：町内の交流や町外の交流人口の創出を目的とした、白川町の情報発信・交流促進に関する業務
期間：2021年4月～2023年3月
①町内外に情報を発信し、交流が生まれる拠点（Webメディア・SNS等の媒体）の企画～運営
②各種外部メディアの対応拠点・体制づくり～推進
③白川町内の各種団体・町民との連携拠点・体制づくり～推進

■白川町について
白川町は、岐阜県美濃地方にある人口約8千人の山あいの町。60代以上が人口の半数を占め、人口密度は1km2あたり33.3人（東京都は1km2あたり1万5,428人）という絵に描いたような田舎です。
お茶全体の生産量の1%程度、高山の気候が生み出す「白川茶*」や、ヒノキの銘木「東濃ひのき」が主な名産品であり、日本で唯一の麦飯石の産地。また、日本では数少ないパイプオルガンを製造している町でもあります。
*白川茶は白川町と東白川村の特産品です。
ちなみに白川郷で有名な「大野郡白川村」まではお車で約2時間かかります。

 

今でも主要な産業となっている林業のほか、昔は温泉街や養蚕業で栄えた町でしたが、時代の流れと人口との減少とともに町も段々と活気が無くなってきています。そんな現状を何とかしようと、白川町の名産である「白川茶」「東濃ひのき」だけでなく、様々な町民活動が盛り上がってきています。

今回のメディアは白川町の”今まで”だけではなく、白川町の”いま”と”これから”を担う様々な活動とその人たちの想いを結束することができるような場所にしたい。という想いがあります。

■ 白川町町長・横家 敏昭より
今年３月に白川町第６次総合計画を策定いたしました。「「活力」をカタチに　みんなの思いが　活きる　つながる　広がるまち」をキャッチフレーズに、白川町の現在を見つめなおし町民の皆様と将来の夢を語り合い、これからの８年間のまちづくりに向け現実を夢に近づけるための設計図を作り上げました。これまでの「みんなでやろまいか」の精神を引き継ぎながら、自然に囲まれた美しい四季や毎日の暮らしを町内外に発信していき、まちの活力を皆様にお届けできる「情報・想いが集束される発信拠点づくり」を地域活性化起業人と共に取り組んでまいります。

■ 地域活性化起業人交流プログラムについて
三大都市圏に所在する企業等の社員が、専門知識などのノウハウを活かし自治体の地域活性化に向けた活動に従事する場合に総務省が支援する制度。
自治体は外部の視点や、民間の経営感覚、スピード感を取り入れつつ活動を展開できる。
企業は地域における新しい形の社会貢献として取り組むことができる。
＊2021年4月、「地域おこし起業人交流プログラム」から「地域活性化起業人交流プログラム」に名称変更

■ Anbai株式会社について
「日本らしさ」を問い直し、探求、実践していくカルチャーブリューイングカンパニー。

■事業内容：”日本らしさ”に特化したクリエイティブ事業、地域活性事業、新規事業開発支援

■HP：http://anbai.cc/

■プロジェクトデザイナーについて：
纐纈 翼（こうけつ つばさ）
岐阜県白川町出身。10年以上コミュニケーション領域にて企業ブランディングに携わり、Anbai株式会社では地域活性事業を主軸に活動。故郷の白川町の文化・自然をルーツとした”和える”精神で、様々な地域と時代、モノコトを編みなおすために各地域の活性化プロジェクトに取り組む。