前代未聞のチャレンジで万博へ！？地球をまるごと楽器に！世界中の森の木々がパイプオルガンのように鳴り出す『地球オルガンプロジェクト』実験演奏会。12月に大阪・河内長野で開催。

NHK連続テレビ小説「おちょやん」などの劇中曲を作曲したのこぎり奏者・サキタハヂメの妄想から始まった前代未聞のプロジェクト。独自開発のオルガン機構を木々に装着し、世界中の森がハーモニーを奏でます。

世界中の森の木々がパイプオルガンのように音を奏でるという前代未聞のプロジェクト『地球オルガンプロジェクト』。12月10日（土）11日（日）に大阪・河内長野市の観心寺（大阪府河内長野市寺元475）にて、壮大な計画の第一歩がはじまります。

NHK連続テレビ小説「おちょやん」などの劇中曲を作曲した世界的なのこぎり奏者・サキタハヂメが代表を務めるMSFJ実行委員会は12月10日（土）11日（日）に、世界中の森の木々がパイプオルガンのように音を奏でるという前代未聞のプロジェクト『地球オルガンプロジェクト』の序章となる実験演奏会『森のパイプオルガン2022』を大阪・河内長野市の観心寺（大阪府河内長野市寺元475）にて開催します。

『森のパイプオルガン2022』は「大阪みどりの百選」にも選定されている大阪府河内長野市の観心寺の鎮守の森の木々に独自開発のオルガン機構を取り付け、手元のオルガンの鍵盤を押すことで電気信号（MIDI信号）がネットワークを経由し、森の木々がパイプオルガンのように音を奏でるという実験的な演奏会。

森の木々そのものがパイプオルガンのように音を奏で、その音が山全体を優しく包み込み、虫や動物たちも楽しそうに歌いだすー。代表のサキタハヂメ（以下写真）が森を散歩していたときに着想した奇想天外な妄想を、最新のテクノロジーをフル活用して本気で実現してしまおうという今回の実験演奏会では、各日先着300名の一般参加者を募集しています。楽器は木から生まれた木材で作られているものも多くありますが、「森の木々そのものが音を奏でる」という、かつて誰も目にしたことのない歴史的瞬間に立ち会うことができます。

『地球オルガンプロジェクト』は日本にいる演奏者が遠く離れた世界中の森の木々をリモート演奏することを目指しています。オルガンの鍵盤を押すと、モバイルネットワークを経由して電気信号（MIDI信号）が遠く離れた森のパイプオルガンに瞬時に届きます。信号を受け取ったオルガン機構は、パイプ内を通過する風量をモーター制御で変化させることによって音階を作り、複数組み合わせることでハーモニーを奏でることが可能になるなど、演奏者の意のままに地球をまるごと楽器にしたリモート演奏をリアルタイムで実現することを目標にしています。

今回の『地球オルガンプロジェクト』のテーマとなる「森」。おなじ地球でも、森をめぐる状況や課題はそれぞれで異なっています。例えば世界規模で言えば、農地への転⽤や過剰な伐採、森林⽕災などにより1990年から2020年までの30年間で年平均592万ヘクタールもの森林が減少しています。一方、日本の森林は人工林が約７割を占め、戦後に植林した木々が伐採期を迎えていますが、輸入木材に頼っている木製品が多いうえに林業の担い手が少なく森林への手入れも施されていないため、人工林の体積は増加しているという問題があります。

森ははるか昔から人間の生活に寄り添ってきてくれた大切な存在。私たちは今回の実験演奏会やこのプロジェクト全体を通して、日ごろあまり接点のない森という存在をまず身近に感じていただき、森が奏でる音を通じて、森と対話したり、森とひととの共生を考える一つのきっかけにしたいと考えています。

奥河内の豊かな自然と人々の温かさに惚れこんで自身も8年前に大阪の河内長野市に移住した、のこぎり演奏家・サキタハヂメによる、山や森の木々が立ち並ぶままにパイプオルガンのように鳴り出したら面白いのではないかという奇想天外な妄想から始まった『地球オルガンプロジェクト』。

今回の演奏会はサキタハヂメの地元である河内長野市での演奏となりますが、今後は大阪から日本、そして世界へと広げていきます。具体的には、日本国内の森だけでなく世界の森をつないでネット経由で視聴できるオンライン演奏会の開催を予定しています。また2025年に大阪で開催される大阪万博において、世界中の森がハーモニーを奏でることを目指して「TEAM EXPO 2025 共創チャレンジ」に正式申請しております。

私たちはこの『地球オルガンプロジェクト』を通して“地球をまるごと楽器にする”という前代未聞のチャレンジを実現し、音楽を通じて世界中の人を繋ぎたいと考えております。
 

• 毎日放送 事業局 プロデューサー　村田元さまからのコメント

サキタハヂメさんとの出会いは20年以上前の深夜番組でした
ぶらぶらと街を歩いてはあることないこと妄想して最後には
“その街の歌”をつくって唄うという番組でした。
僕の知っているサキタさんはいつも何かを楽器にして奏でています。
もちろんノコギリ、なんだか木の棒みたいな弦楽器、中学校の子どもたちが
家からもちよった日用品…サキタさんの手にかかるとなんでも楽器になって
音楽を奏でます。歌を唄います。こころをかき鳴らします。
おもえば20年前のあの時も、サキタさんは街を楽器にしたてていたのかもしれません。
そんな彼が、今度は“森”をパイプオルガンにして、山を鳴らし、果ては地球をひとつの楽器“地球オルガン”にするのだということです。
こりゃ、応援しないでどうするの…ですよ。だって“地球オルガン”ですよ。
僕らもサキタさんの楽器のひとつなんですから。

※実験演奏会の当日は、人間が弾くオルガンと森の木々に取り付けるオルガン機構をインターネット回線でつなぎ電気信号を送ります（電源はEVカーから給電を行います）。

＜イベント詳細＞
イベント名：『森のパイプオルガン2022』
会場：観心寺［恩賜講堂と鎮守の森］
高野山真言宗遺跡本山 檜尾山 観心寺　大阪府河内長野市寺元475
TEL [phone]
開催日時：2022年12月10日（土）・11日（日）
【12/10 sat】
（1）開場10:30 開演11:00
前売3000円／当日3500円
（2）開場14:00 開演14:30
前売3500円／当日4000円 （特典グッズ付）
【12/11 sun】
（3）開場10:30 開演11:00
前売3000円／当日3500円
＊すべて税込料金となります。
＊小学生以下無料
＊料金には拝観料も含みます。（中学生以下は拝観料は基本無料です）
※恩賜講堂は土足禁止ですので、上履きをご持参ください

【チケットは下記にて発売中です】

●ラブリーホール・サービスカウンター
（9:00 ～ 21:00） 店頭販売のみ
TEL [phone]

●チケットぴあ
Pコード = 226-089
＊セブンイレブン・ファミリーマート各店舗

●ローソンチケット
Lコード = 53446
＊ローソン、ミニストップ各店頭（Loppi)

●イープラス https://eplus.jp

【チケットのお問い合わせ】
フルスコアインターナショナル
TEL [phone]

主催：MSFJ実行委員会　　文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
協力：高野山真言宗遺跡本山 檜尾山観心寺／公益財団法人 河内長野市文化振興財団
後援：河内長野市／河内長野市教育委員会
協賛：日産大阪販売株式会社
（「森のパイプオルガン」は日産リーフからの電源で音を奏でます）
協力企業：NTTコミュニケーションズ株式会社
（森に音の信号を届けるネットワーク環境を構築していただきます）

＜参考URL＞
森のパイプオルガン2022
https://hajimesakita.com/js_events/mori_organ2022/
地球オルガンプロジェクト
https://team.expo2025.or.jp/ja/challenge/697
サキタハヂメ公式ホームページ
https://hajimesakita.com/