物流検品を完全自動化する自動認識技術&AI-OCRを活用した物流向け商品管理システム「ラベ郎<Labelo>」提供開始のお知らせ

自動認識・AI-OCRにより、標準化の進んでいない物流検品を完全自動化

SMITH&VISION株式会社

物流現場における検品・手荷役作業の自動化を目指す、SMITH&VISION株式会社 (本社:東京都文京区、代表:友塚 壱晶)が、自動認識技術&AI-OCRを活用した物流荷物・帳票向け自動認識商品管理システム「ラベ郎<Labelo>」の一般提供を3月31日より開始しました。
  • ラべ郎<Labelo>の概要

 SMITH&VISIONは、自動認識技術&AI-OCRを活用した物流荷物・帳票向け自動認識商品管理システム「ラベ郎<Labelo>」の提供を開始しました。
 
 ▼フライヤー資料ダウンロードはこちら▼
 https://labelopr.blob.core.windows.net/flyer/labelo_flyer.pdf 

 


  • 物流業界の抱える課題

 現在、物流業界では改正労働基準法によるトラックドライバーの時間外労働時間の上限規制が目前に迫っており、所謂「2024年問題」として再度の物流クライシスが懸念されています。この労働力不足問題は、生産性の低下に起因する長時間労働と低賃金が原因とされています。
 
 改正労働基準法が施行される2024年4月まであと1年と迫り、物流の大きな変革が求められる中、国会でも岸田総理大臣によって2024年問題に関する関係閣僚会議の設置が明言されるなど、物流のあるべき姿についての検討が官民共同で進められており、様々な取り組みが行われています。
 
 その中で、2024年問題を解決するためには、荷主も含めたサプライチェーン全体の連携による効率化が必要とされています。特に、トラックドライバーの拘束時間の15%を占めるとされる、荷待ち・荷役時間の削減や付帯業務が主な問題点とされ、その見直しにおける生産性向上が求められています。
 
 荷待ち時間が発生する主な原因は荷受け作業にあるとされています。荷受け作業における検品作業は、物流DXに向けたデータ活用に不可欠な作業ですが、人手によるデータ入力作業は作業負荷が高いため、物流現場では手間とデータ活用のジレンマに悩まされています。

 そのため、昨今ではデータ入力作業の省力化が強く求められています。この問題に対する施策として、BtoC領域の一部事業者・団体によって外装標準化の施策が進められていますが、標準化による省人化・効率化の効果は限定的であるとされており、先進的な一部荷主企業によってのみ実施されています。 

 荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたガイドラインより
 
 また、BtoBの商流においては、いまだJANコード・ITFコードに代表される標準化された規格が存在しないことは珍しくなく、入荷・出荷の納品データの商流管理については物流VAN等によって連携がなされているものの、物流対象の貨物に関しては改善が進んでおらず、抜本的な効率化が必要とされています。
 
 そんな中、関係省庁によって開催されている「持続可能な物流の実現に向けた検討会」では、物流の生産性向上のための新規措置が検討されています。この中では発・着荷主による物流生産性向上への貢献が義務付けられる見通しが立っており、荷主企業にとって物流生産性向上への取り組みは急務となっています。

  • SMITH&VISIONの提供するソリューション「ラベ郎<Labelo>」

 このような課題を解決すべく、SMITH&VISIONは、自動認識技術&AI-OCRを活用した物流荷物・帳票向け自動認識商品管理システム「ラベ郎<Labelo>」の提供を開始しました。
 
 ▼フライヤー資料ダウンロードはこちら▼
 https://labelopr.blob.core.windows.net/flyer/labelo_flyer.pdf 

 
 
 ラベ郎は物流の標準化を外装の標準化ではなく、AIによって実現するシステムです。
 
 様々なレイアウトを持つ外装をカメラやタブレットで写真撮影するだけで、
 外装情報(製品名・ロット番号・入れ目・賞味期限・生産日・生産者)
 などの情報について、構造化されたデータとして自動で取得し、システムに登録することができます。
 

 
 
 また、ラベ郎はクラウド上に実装されており、API形式で提供が行われるため、コンベヤ・タブレットアプリなど様々なユースケースへの実装が容易に可能です。また、出荷検品においてもこの情報は外部公開可能なQRコードの形で提供可能なため、商流データと紐づけた物流情報のやり取りが容易に可能となります。

 

  • ラべ郎の特徴

1.AIが読み取り位置を自動特定
 ラべ郎では高度な画像処理技術を実装しており、撮影位置によらず文字位置を推定できるため、コンベアのみならずスマートフォン・タブレットにおいて多彩な外装の自動検品を行うことができます。

 

 2.初回登録が不要
 ラべ郎には画像処理技術だけでなく、Miocrosoft Azure OpenAI Serviceと連携したGPT-3による自然言語処理機能も搭載しております。通常類似製品で必要とされる初回のレイアウト登録も省略可能です。
 
 *Microsoft Azure OpenAI Service:OpenAI社のGPTモデルをMicrosoft Azure上に実装することで、Azureでのエンタープライズレベルでのセキュリティ機能・安定した動作・プライべートネットワークでの運用が可能となっております。
 https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/cognitive-services/openai-service
 
 3.周辺システムとの連携
 また、在庫管理システム・生産管理システムとの連携機能も有しております。

   

  • 拡張機能

 ラべ郎には商品管理システムとして活用できるための拡張機能が存在します。
 
 1.商品管理システムとしての運用も可能
 ラべ郎は、システム内データベースに保持したデータをWMS・ERP・MESなどの業務システムと連携することで、商品管理システムとして運用することができます。

 2.書き換え可能QRコードによりGS1 アプリケーション識別子に対応
 ラべ郎は書き換え可能なQRコードによる商品管理機能を備えております。

 このQRコードは出荷前後に情報を変更させることが可能であり、社内では社内業務システム用のラベル、出荷後はGS1アプリケーション識別子用のQRコードとして活用することができます。EDIやAPIの連携を必要としない、取引先様とのスムーズな情報連携が可能です。
 
 *GS1アプリケーション識別子:GS1が標準化した、さまざまな情報の種類とフォーマット(データの内容、長さ、および使用可能な文字)が一元的に管理できる新規格コード
 https://www.gs1jp.org/standard/identify/ai/index.html 

  • 導入例

 スマホ・タブレットをハンディターミナルとした導入の他、
 ・コンベア
 ・AGV
 ・デパレタイザー
 などと組み合わせた運用により、検品作業の完全自動化を実現できます。

  • ラべ郎の実績

 ラべ郎はこれまで、
 ・食料品・化学品メーカー
 ・化学品メーカー
 など複数社のクライアントにおいて実証実験を重ねており、どの業態でも利用可能であり、特にロット番号・賞味期限が重要とされる食品業界・化学工業業界において有効に活用できるとの結果が得られております。

  • SMITH&VISIONの今後の展望

 SMITH&VISIONは今回ローンチしたラベ郎を始めとした、画像認識技術のトータルソリューションカンパニーとして、クライアント企業の製造・物流現場における検品・手荷役作業の完全自動化を推進していきます。 

 

  • お問い合わせ先

 現在、ラべ郎のテスト、PoC、導入相談等を承っております。
 詳しくは、弊社HPもしくは下記のメールアドレスにお問い合わせください。
 
 HP:https://www.smith-vision.net/
 TEL:03-6822-3276
 MAIL:contact@smith-vision.net

  • SMITH&VISION株式会社について

 TRUST SMITH株式会社からスピンアウトしたスタートアップ企業として、様々な用途の画像認識システムを提供しています。 画像処理技術を中心としたシステムを開発・製造・販売することにより、これからの社会と産業の変革に貢献致します。
 
 ■SMITH&VISION株式会社 会社概要
 社名:SMITH&VISION株式会社
 所在地:東京都文京区本郷4丁目1-1 菊花ビル7F
 代表:友塚 壱晶
 事業内容:画像認識システムの開発 他
 設立日:2022年2月28日 
 会社HP:https://www.smith-vision.net/ 

  • 本プレスリリースの問い合わせ先

 広報担当:堂本拓磨
 TEL:03-6822-3276
 MAIL:contact@smith-vision.net

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会社概要

SMITH&VISION株式会社

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URL
-
業種
情報通信
本社所在地
文京区本郷4丁目1−1 菊花ビル 701
電話番号
-
代表者名
友塚 壱晶
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年02月