食品工場から出る油脂の適正管理を低コストで！その場で5分、簡単に迅速測定。新商品「パックテスト® 動植物油脂」をリリース

公定法ノルマルヘキサン抽出物質の代替指標に！誰でも、どこでも簡単にご使用いただけます

株式会社共立理化学研究所は、2023年4月3日（月）に「パックテスト® 動植物油脂」をリリースしました。
動植物油脂類（＝食用油など）を多く含む排水による配管の詰まり・設備トラブルを防ぐための排水管理や公共用水域への油脂の放流を防ぐために、定期的な調査や日常管理にご使用いただけます。

 

「パックテスト® 動植物油脂」セット：ポリエチレンチューブに封入された試薬で水を吸い込むと、油脂が試薬と反応し色が付く。
5分間経過後に付属の「標準色」にチューブを合わせて、一番近い色味の目盛から濃度を読むことができる。
 

• 誰でも、どこでもできる。試薬が入ったチューブで吸い込むだけで、簡単に測定！

通常、油脂の測定は非常に労力と時間を有します。また、油脂が多く排出されるような配管や、流出等の事故現場においてもすぐに調べられるような「現場分析」が課題でした。
この度弊社が開発した「パックテスト® 動植物油脂」では、小指ほどのサイズのポリエチレンチューブに試薬が封入されています。血液検査で用いられる検査方法の技術を応用することで、迅速な測定が可能になりました。

 

• パックテスト® 動植物油脂を選ぶ3つのポイント

1）　簡単に測定できる
　　吸い込んでチューブを振るだけで測定が可能です。（公定法だと煩雑な操作が必要）
2）　すぐに結果が得られる
　　取水後、5分で結果が得られます。（公定法では数時間かかる）
3）　コスト削減できる
　　1回あたり約150円。気軽に油分測定が可能に！（公定法では約5,000円）
 

 

 

• 【使用例】様々な場所・用途でご使用いただけます。

例えば・・・
＜食品工場＞
　　排水処理システムの維持・管理、コンサル業務/有機排水の活性汚泥処理
　　油分解剤や微生物増強剤等の投入量管理

＜行政、保健所、下水処理場＞
　　水質検査/マンホール検査/水質異常/水質事故　など
　
 

• 製品仕様

製品名：パックテスト® 動植物油脂
型式：WAK-FAT
測定目盛：5, 10, 20, 30, 50, 100, 200 mg/L
測定時間：5分
測定回数：30回
測定原理：酵素を用いた4－アミノアンチピリン比色法
価格：5,060円（税別価格 4,600円）

＊パックテスト®はあくまでスクリーニング検査となりますので、公的な証明書等には使用できません。

詳しい製品情報はこちら
https://kyoritsu-lab.co.jp/products/wak_fat
 

• 今後の展開

弊社は、人と地球の未来のために水環境の保全を「簡易分析ツール」の提供を通じてサポートしてまいりました。
誰でも手軽に水質を分析できる技術を提供し広めることで、
一人ひとりが環境を意識できる「彩りと潤いのある未来」の実現に向け、“楽しみを込めて”日々研究開発をしています。
引き続き、世界中の誰でも気軽に水質分析ができる手段を提供し、『ブンセキ』という文化として浸透させる事で
理想的な社会創造に貢献し続けてまいります。

 

• 開発者コメント

株式会社共立理化学研究所　製造部開発課　村居

「台所で油を流してはいけない」とよく耳にすると思いますが、油脂を排水管に流すと、水質汚濁や配管詰まりの原因となります。排水中の油脂濃度を簡単にチェックする検査キットの要望が大きかったため、今回新たに自社開発して製品発売に至りました。
測定原理として、健康診断の血液検査で中性脂肪を測定する手法を水質検査に応用しています。開発のアイデアとして、社内の健康診断結果を眺めていて、「あっ、これだ！」 と閃きました。
自身の血中脂肪の数値を気にするのと同様に、パックテスト®をご活用いただき、排水中の油脂も適正管理をお願いします。


​
 

• 株式会社共立理化学研究所について

パックテスト®の発売からおよそ50年。創業以来、自社で開発、製造、販売を行っています。
引き続き、世界に選ばれる水質の簡易分析技術の開発と普及を目指します。

【会社概要】
社名：株式会社共立理化学研究所
本社所在地：神奈川県横浜市緑区白山1-18-2 ジャーマンインダストリーパーク
代表取締役：岡内 俊太郎
事業内容： 誰でも、どこでもできる[水質の簡易分析製品]の研究・開発、製造・販売
創業：1952年（昭和27年） 11月
HP：https://kyoritsu-lab.co.jp/
E-mail：[e-mail]
電話：[phone]