クラブハリエと北中城村長とともにソルファコミュニティ(障害者就労継続支援A型事業所)でバニラ記念受粉式を開催
【SDGs Goal.1.8.9.11.12.15】 障害者の強みを活かした農福連携で沖縄の貧困率解消とあるべき障害者雇用を提案
国内のバニラ栽培について
海外では原産国メキシコ、最大輸出国インドネシア、最高品質とされるマダガスカルを中心にバニラ栽培が行われています。日本では糸満や読谷など沖縄県においてラン農家がラン科の植物であるという理由から少量ながら栽培してきました。近年はバニラの価格高騰から栽培を始める農家が増えています。しかし、バニラは栽培ではなく、発酵技術が重要ですが、その技術は科学化されておらず、世界的にも正確な技術が謎とされてきました。
発酵技術を解明し国際特許出願
当社ではメキシコ、インドネシア、マダガスカル、台湾などのバニラ生産国の農家を訪ねて、発酵技術(キュアリング)の手法について海外で発行されている論文や書籍にない情報を共同研究を行う東京農業大学と特定非営利活動法人ディーセントワーク・ラボとともに収集し、その過程で科学化されていない技術を解明。その技術を2021年11月に国際特許出願しました。このことによりマダガスカル産と同等の品質を獲得しました。
障害者の強みを活かし、付加価値のあるバニラ栽培で、雇用率代行ビジネスとは対極の農福連携を
本プロジェクトでは障害者を中心としたスタッフが3ヶ月間、毎日、1本1本手作業により発酵作業に関わることで、バニラを最高品質にして、他国に対して優位性を確保しました。2027年までにさまざまな事情により就労困難な方に就労の機会を提供することを目標の中心に掲げ、100人以上の雇用を作っていきます。今後は周囲の農家にも技術を広めることで耕作放棄地の解消、離農の防止なども目指していきます。また、この取り組みで、観光産業以外の主要産業を作ることも視野に入れて活動しています。
合同会社ソルファコミュニティ
代表社員 玉城卓
所在地: 〒901-2313 沖縄県中頭郡北中城村熱田277
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