ドキュメンタリー映画『おらが村のツチノコ騒動記』クラウドファンディングを募集!
いるのか、いないのか————。未だその存在が確かめられていない謎だらけのUMA・ツチノコ。全国に伝わるツチノコ伝承を追うことからはじまる物語。
【制作の背景】
かつては“妖怪”として畏れられてきたツチノコも、現在では“ゆるキャラ”にもなるほどの人気者です。この変容は、いったい何によってもたらされたのでしょうか。また「いない」と思う人と「いる」と思う人、その想像力の差は何なのでしょうか。
【作品の内容】
日本一ツチノコの目撃例が多い岐阜県東白川村をはじめ、奈良や広島、新潟など全国各地に残る伝承や目撃談を丹念に集めツチノコの正体に迫ります。
その一方で見えてくる全国の農山村がたどった暮らしの移り変わり。そして故郷の活性化に奮闘してきた人たち。
ツチノコという、ふしぎな生き物をテーマに、広く全国の農山村の戦後史を描き出し、私たちの未来へのヒントを探るドキュメンタリー映画『おらが村のツチノコ騒動記』を制作します。(2024年公開予定)
本作の監督は、『鳥の道を越えて』(2014)や『明日をへぐる』(2021)など暮らしに根ざしたドキュメンタリーを得意とする今井友樹(79年生れ)の最新作です。取材を初めて約10年、いよいよ映画を完成さ・公開せます。
【監督・今井 友樹から皆さまへ】
私は地域の暮らしに根ざした民俗文化を主題としたドキュメンタリーを作っています。
自然を相手に暮らしてきた人は、理解できないもの、不可解なものに遭遇することがあります。そんなとき、かつてなら「妖怪に出会った」とか「狐に騙された」とか、お互いに言い合えた世間がありました。いまはそんなこと言えば「迷信だ」と片付けられてしまうでしょう。
現代社会は、混沌・恐怖・死といった「不安なもの」を科学の力で克服しようとしてきました。しかし、必ずしも発展は幸せにつながらない。ならばいかにして不安なものを、心の豊かさとして捉え直すことができるか————。もしかしたらツチノコは「いる」と信じた時代のほうが心豊かであったと言えるのかもしれません。その答えをツチノコに求めてみようと思ったのが、本作を作るきっかけです。
日頃、民俗の映像記録をしていて痛感するのは、記録するニーズが差し迫っている時、それらの民俗事象は常に変容し、やがては消滅してゆくものばかりなのだということです。このような記録を続ける中で、地方の農山村の行方そのものを記録せねばという思いが、ふつふつと湧き上がってきました。悲観的な部分もあるけど、一方では楽しみながら、そして未来を模索しながら、前向きな応援歌として本作を届けたいと思っています。
【ドキュメンタリー映画「おらが村のツチノコ騒動記」クラウドファンディング概要】
・名称:小さな山村の奮闘記を通して全国の人々を励ましたい! 映画『おらが村のツチノコ騒動記』制作・宣伝のご支援をお願いします
・主催:株式会社 工房ギャレット
・実施期間:2023年4月28日(金)〜7月28日(金)
・目標金額:280万円
・実施サイト:https://motion-gallery.net/projects/TSUCHINOKO-FILM
(クラウドファンディング・プラットホームMOTION GALLERY内)
・チラシURL:https://drive.google.com/file/d/1zTN2P8r12pT9qOCkEsYzhQMmFqcXTye4/view?usp=sharing
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