内に秘めた可能性を発掘し、常に成長し続けるグローバルリーダーへ！　様々な分野や異なるレベルの視野を持ち世界をけん引する人づくりの人材開発プログラムが誕生しました。

有事のリーダーシップを体感するプログラムや人材育成のプロによるワークショップ等を通して、組織の変革をけん引できるリーダーを育てます。

陸前高田企画株式会社

2023年6月16日 13時00分

陸前高田企画株式会社（本社：岩手県陸前高田市、代表取締役：村上清）は2023年6月1日より、企業において新規事業創出や変革をけん引する次世代リーダー層やスタートアップ企業社員を対象としたリーダーシップ研修として、”チェンジマネジメントプログラム”及び”クライシスリーダーシッププログラム”の2つのプログラムの受け付けを開始します。

「チェンジマネジメントプログラム」及び「クライシスリーダーシッププログラム」概要

2011年3月に東日本大震災にて甚大な被害を受け、10年をかけて復興を遂げてきた岩手県陸前高田市にて実施する、1泊2日～2泊3日の現地研修プログラム。

これからの組織をけん引できる次世代リーダー人材の育成を目的として、陸前高田がこれまで経験してきた有事下のリーダーシップや復興をけん引するチェンジマネジメントのプロセスを題材に、レクチャーやワークショップを行います。

発災時及び復興の中でどのようにリーダーシップを発揮してきたかを、実際にそれをけん引した官民リーダーに学ぶと同時に、リーダー育成の専門家による理論的なレクチャー・ワークショップを提供します。

【2種類の研修プログラム】

本プログラムでは、目的に応じて2種類のプログラムをご用意いたしました。また、受講対象者や企業様のニーズに合わせて、柔軟に日程や内容を調整しご提案いたします。

①チェンジマネジメントプログラム（CMP）

甚大な被害を受けた状況から、どのように復興をマネジメントしてきたか。多様な関係者の中で、どのようにビジョンを見せ、合意形成を図り、実行をけん引したか、変革を推進する知見を実際の経験をもとに提供します。

研修対象者イメージ：企業の次世代幹部候補、新規事業担当の事業部長クラス　など

②クライシスリーダーシッププログラム（CLP）

有事下、頼るものがない状況でどのようにリーダーシップを発揮しうるか学ぶプログラム。

シミュレーションエクササイズを通して受講者のリーダーシップの傾向を多面的に認識し、リーダーシップ育成に向けた方向性とアクションを明確にします。

研修対象者イメージ：次期リーダー層となる若手選抜社員、スタートアップ企業に勤める幹部・幹部候補　など

陸前高田が震災以降培った経験から、「世界に通用するビジネスパーソンを輩出する」拠点へ

2011年、東日本大震災で壊滅的な被害を被った岩手県陸前高田市

10年以上にわたる市民の尽力や国内外からの支援によって、全てがなくなってしまった状況から、誰も経験したことのない復旧・復興を果たしてきました。

シンガポール政府との基礎自治体という前例にない関係構築や、今でも続く米国クレセントシティ、その他国内友好都市との継続的な民間／経済両面の交流。そして、復興プランの基本である「ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり」を積極的に推進してきました。

2019年からは「SDGs未来都市」として地域に根差したプロジェクトや事業を進めており、若手起業家や新しいビジネスが続々と生まれています。

私たちは、陸前高田を「世界に通用するビジネスパーソンを輩出する拠点」として、先の見えない時代を生きる個人や企業の成長や変化のきっかけを作ることができると考えています。

被災から復興、そしてその先にある変革を経験した陸前高田は、もはや被災地ではありません。

講師を務めるのは復興の最前線を牽引してきたリーダーたち

このプログラムの大きな特徴は、講師自身が未曾有の震災復興に立ち向かいリーダーシップを発揮してきた経験値に基づくというものです。

戸羽太（とばふとし・株式会社オフィスTOBA　代表取締役）は、 2011年2月に陸前高田市長に就任。その直後に東日本大震災で被災をし、その中で3期12年間市長を務めてきました。多くの困難に向かって陣頭指揮を執ってきた経験から、国内外の多数の企業研修や行政職員研修の受入れを通して「常に決断を迫られるリーダーとはどうあるべきか」「組織や地域の未来を切り拓くリーダーシップとはなんであるか」等をレクチャーしています。

　　　　　　　　　　　　戸羽太（とばふとし・株式会社オフィスTOBA　代表取締役）

村上清（むらかみきよし・陸前高田企画株式会社　代表取締役）は、外資系企業等での人事部長等を経験後、ジュネーブのUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)にて難民支援及び人事研修部長として厳しい環境に置かれた中での国連改革や組織マネジメントに従事。東日本大震災後は、出身地である陸前高田において官民両面の立場で、発災当初から戸羽太と共に復興を牽引してきました。震災後10年目の2021年に陸前高田企画株式会社を設立しました。