新感覚の自力歩行補助具で、高齢者も障がいを持つ人も“歩く”を楽しめる社会へ。世界初※1の技術!ゴムの力でアシストする歩行筋サポートギア『futto』誕生
6月22日(木)|歩行困難な4名が『futto』を体験するドキュメンタリー動画も公開
この度、『futto』をより多くの方に体験いただき、歩く喜びを感じていただきたいと考え、ロゴや公式サイトなどを刷新、また様々な理由で自力での歩行が困難な4名の方が実際に『futto』を装着して歩行する様子を撮影したドキュメンタリームービーを公開いたします。
公式ECサイト:http://www.futto.jp/
※1:ゴムの力を利用した歩行補助具として世界初(2022年9月当社調べ)
歩行筋サポートギア『futto』開発の背景
歩行筋サポートギア『futto』は 『健康』という、人類最大のテーマに挑んでいます。超高齢社会である日本から世界へ、医療界・介護界・スポーツ界を変える新たな“歩行モデル”と、一人一人が人生を“歩み続けられるライフスタイル”をご提案します。
高齢化社会の日本では「健康寿命」の延伸が課題ですが、「令和5年版高齢社会白書」では、 65歳以上の高齢者のうち、40代以前から休養や散歩をするなど健康について心がけていた人は、半数近くが今の健康状態を「良い」と回答しています。またこの白書によると、健康状態が良いことが社会活動への参加につながり、また社会活動に参加することで、健康・体力に自信がつき、更なる参加につながるという好循環を生み出すことも可能であるとされています。
厚生労働省の資料※2によると、2016年の時点で平均寿命と健康寿命の差は男性で約9年、女性で約12年です。『futto』は、健康のベースとなる“歩行”をアシストすることで健康寿命を伸ばし、多くの人に歩く喜びを提供することでQOLの向上を目指します。
また当社は、高齢者や障がい者の方で、本来は歩ける可能性があるのに、もしくは、歩ける状態を維持できる可能性があるのに、知識不足や費用の問題で適切な対応ができず、健康寿命の短縮が起きているケースがあると感じています。そんな方々に、ご自身の歩行の可能性に気づき、その可能性を最大にしていただきたいという想いから、『futto』を開発しました。
さらに、今はまだ歩行困難ではなくとも、加齢によるフレイル(外出する機会の減少で心と身体が虚弱になる状態)やサルコペニア(筋肉の量が減少していく現象で25~30歳頃から進行が始まる)の状態にあり、歩くことに抵抗が出てきた方にも、『futto』で正しい姿勢の軽やかな歩行を取り戻していただきたいと考えています。
※2:厚生労働省「健康寿命の令和元年値について」
歩行をアシストするメカニズム
世界初の技術であり、国内特許を取得している『futto』は、骨格筋にそって配置された前後左右のゴムが交互に収縮することで、歩行の際に使っている筋肉をサポートします。ゴムの機能を活用したこのメカニズムにより、足の動きが軽やかになり、歩きやすくなります。
■歩くための正しい姿勢を作る
『futto』の機能として骨盤を安定させ、下肢全体をサポートすることが挙げられます。これにより、背筋が伸び正しい姿勢を作ることができます。また、前傾姿勢を防ぎ、正しい姿勢を作ることにより、運動効果が高まります。腹圧を高め、腰の安定性を高めるコルセットの部分も、重要な機能を果たしています。
■ゴムの力で歩行時の筋肉の動きをサポート!
『futto』は運動学、解剖学に基づいた理論をもとに、歩行のプロセスを分析して開発した骨格筋サポートギアです。 歩き始め、着地した時、歩行中など、それぞれの場面によって負荷がかかる筋肉が異なるため、一連の動作をサポートをすることは容易なことではありません。当社では、すべての人に歩くことを楽しんでいただきたい一心で、歩行に悩みを抱える多数の方々にヒアリングをしながら、製品開発を続けました。試行錯誤の末に、場面ごとにもっとも必要な筋肉のサポートができるメカニズムを、実現することができました。
歩き始めに脚を上げようとしたとき、腸腰筋という筋肉を使って私たちはももを上げています。『futto』を使い、腸腰筋をサポートすることで、自然とももが上がり、連動して足全体が上がるようになります。また、軸足は足全体を持ってくれているかのように安定性が高まり、歩きやすさを助力します。同時に、股関節と踵も引き上がるため、つまずきも予防することができます。
製品概要
筋肉の動きを徹底的に分析し開発された『futto』は日常生活、医療介護、スポーツなどあらゆる場面でご使用いただけます。『futto』を使った歩行訓練をする中で、ユーザーさまに着け心地などをヒアリングしながら、
最適なフィット感と骨格筋のサポートを実現いたしました。
■価格:33,000円(税込)
■販売チャネル:公式ECサイト http://www.futto.jp/
■コルセットウエストサイズ:Jr.(W50-84cm)・A(W70-105cm)・X(W100-120cm)
■ゴムチューブサイズ:SS(H130-145cm)・S(H145-160cm)・M(H155-170cm)・L(H165-180cm)
※Jr.サイズはSSサイズのみとなります。
※A・XサイズはS・M・Lから選択できます。
※上記サイズは目安です。脚の長さや体重によって個人差があります。
■製品特徴:
①足りない筋肉を補い、「歩く」を叶える。
ゴムの力だけで、歩行に必要な骨格筋をサポート・代替。立つことができれば、足が自然と前に進んでいきます。 もちろん、電源・電池は不要。
②運動学と、リハビリ現場の知恵から生まれた。
アスリートのリハビリに長年携わってきた設計者だからこそできた、「体を動かすためのメカニズム」が凝縮されたプロダクト。 筋肉のサポートのみならず、弱っている箇所を鍛える効果も。
③ストレスフリーな体験設計。
使うための準備が大変、着けるのが大変。ということは一切ありません。たったの280g。慣れれば30秒で装着可能。着けやすいから、続けやすい。
『futto』の利用シーン
歩行筋サポートギア『futto』は、歩くことに困難を抱えている方だけでなく、すべての方の「歩く」をサポートいたします。正しい姿勢、正しい歩き方、そして下肢をバランスよく支える本製品は、ウォーキングや観光などのアクティビティから、ランニングやゴルフなどのスポーツシーンまで、あらゆる場面でご利用いただけます。
■負担の大きいアクティビティも『futto』がサポート!
軽負担のアクティビティだけでなく、登山のような歩く負担が高まるアクティビティも『futto』のセッティングを変更することで、登山時に適したサポート、下山時に適したサポートが可能となります。また、観光で長時間歩くとき、神社仏閣など階段をたくさん上るときなど、さまざまなシーンの「歩く」をサポートします。
■リハビリやスポーツトレーニングとの相性も抜群!
『futto』はもともとスポーツ外傷のリハビリテーション発想から始まっているため、『futto』をつけて運動することで効果的なリハビリテーションを行うことができます。
※リハビリでの使用の際は、専門家の指導のもとご使用ください。
また、さまざまなスポーツトレーニングのパフォーマンス向上効果も期待できます。例えば、ゴルフをする際に『futto』を装着することでスイングが安定したり、ラウンドが楽になったりするなど、それぞれの身体に適した正しいフォームを安定して維持することができます。
歩行困難な4名が『futto』を体験するドキュメンタリームービー
歩行に不安を抱える4名が、歩行筋サポートギア『futto』を装着して初めて歩くドキュメンタリームービーでは、4名の参加者の皆さんの “歩く、がはじまる。” 感動の瞬間を捉えています。始めは慣れない歩行に、緊張と不安の面持ちだった参加者の4名。『futto』を装着し、一歩を踏み出します。事前インタビューにて、「歩くことに対して、嫌だなと思うことが多かった。」とお話をされていた二分脊髄症の桝永さんは、『futto』を着用して歩いてみて「(これからも)歩きたいですし、楽しみたいです!」と、笑顔を見せてくれます。また、交通事故で右股関節と左膝が人工関節となり、杖での歩行を余儀なくされていた土田さんは、軽やかに歩かれながら、7年ぶりの杖なしの歩行を楽しまれました。「歩くこと」がいかに大きなエネルギーを人に与えているのか、感じることができます。終始、笑顔と感動の涙が絶えないドキュメンタリームービーです。
ムービーURL: https://youtu.be/yuGzr4TTKsQ
株式会社YAMADA代表取締役 山田好洋 コメント
長年リハビリの現場に携わる中で、ずっと患者さんの「歩きたい」想いに触れてきました。「歩くことができるようになる」ためのギアは、一般的にはまだまだ高価。そこで目をつけたのが、「ゴム」です。筋肉の動きの例えとしてよく使われるゴムを、実際に筋肉の代わりに使ってみたらどうだろう。幸い私は、介護の現場で、機能訓練指導に従事してきた経験から、どこの筋肉を動かすと身体が動くか熟知していました。歩くための筋肉が動かない、動かしづらいなら、身体のどこに、補助線のようにゴムを通せばいいか。その答えにも辿り着くことができたのです。そして生まれたのが、歩行筋サポートギア『futto』です。
ケガや病気、加齢などで歩行に問題を抱える方の「歩く」を叶える。歩ける。その喜びは、健康長寿へつながっていく。一人でも多くの人が自分の足で歩き、スポーツを楽しみ、自らのライフスタイルを豊かにしていく社会をめざして。YAMADAは世界中の人々と、一歩、一歩と進んでいきます。
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