【無料オンラインセミナー】<6/30(金)18:00-20:00> EUでは市民の声で畜産からケージが消える!畜産のアニマルウェルフェア、日本はどうする?
EUでは畜産で動物の行動を制限する「残酷で不必要な」ケージやクレートを2027年以降廃止へ。EU委員会で作成中の立法案についての現状をブリュッセルでロビー活動を続ける専門家に聞く。
EUのアニマルウェルフェア畜産への歴史的変革を聞く
― 日本はどうする? EUでは市民の声で家畜のケージを撤廃へ ―
登壇者 オルガ・キコウ博士 (Dr. Olga Kikou) Compassion in World Farming EU 代表
登壇者紹介 日本獣医生命科学大学 植木 美希 教授
開催日時 2023年6月30日(金) 日本時間 18:00-20:00
開催方法 Zoom ウェビナー
言語 日本語・英語 (2言語で聴講可)
主催 アニマルウェルフェアフードコミュニティージャパン(AWFCJ)
参加申込 Peatix https://awfcj-endthecageage.peatix.com/
参加費用 無料
※申込者には、2023年7月末まで動画の見逃し配信あり
告知ページ(日本語) https://awfc.jp/lp/jp/
告知ページ(英語) https://awfc.jp/lp/en/
EUのアニマルウェルフェア畜産への歴史的変革を聞く
― 日本はどうする? EUでは市民の声で家畜のケージを撤廃へ ―
<English follows>
開催概要
ITの普及、AIの進化、DX、電気自動車への移行、脱炭素など、21世紀は目まぐるしい変化の時代を迎えています。EUでは、畜産においても一世代に一度経験するかしないかと言われる大きな改革が進められています。その象徴が”End the Cage Age”という欧州市民イニシアティヴ(European Citizens’ Initiative)の成功です。
欧州市民イニシアティヴ(ECI)は、市民の声をEUの政策に反映できるように始められた制度です。EU加盟国のうち7ヶ国以上で有効投票の合計100万人以上の賛成を得ると、EU委員会に対して立法を提案することができます。
家畜を「残酷で不必要な」ケージに閉じ込める時代を終わりにしようという”End the Cage Age”は、2018年9月11日から2019年9月11日までの1年間に規定を遥かに超える140万人の有効投票を獲得しました。
これを受けて2021年6月30日、EU委員会は家畜のケージ使用をEU全体で段階的に撤廃するという歴史的な公約をしました。
保健・食品安全総局委員のステラ・キリアキデス氏は次のように述べています。
「私たちの約束は明確です。(欧州グリーンディール政策の食と農部門)Farm to Fork戦略の政策の一つとして、家畜のケージ使用を段階的に撤廃し、より持続可能な農業とフードシステムを実現します。」
2023年中にEU委員会は立法案を提出し、2027年からEU全土でケージの段階的な撤廃と最終的な禁止に向けて進めています。まさに畜産革命といえる動きですが、日本ではほとんど報道さえされていません。EUで現在進行形で起きている畜産革命を日本で伝えることを目的の一つとして本企画を開催します。
“End the Cage Age”を成功に導いた国際NGO Compassion in World Farming EU代表のオルガ・キコウ博士 (Dr. Olga Kikou)に登壇いただきます。2018年から1年にわたるキャンペーンはどのように進められたのか。ケージの撤廃という大きな変革がEU市民の大きな支持を受けた背景はどのようなものか。2023年中にEU委員会による立法案の作成に向けて、現在はどのような状況か。End the Cage AgeのECI成功の背景と現在の状況を詳しく伺います。
※ “End the Cage Age”では下記を禁止する立法の提案をEU委員会に求めています。
・ケージ (採卵鶏、ウサギ、卵用雌雛、肉用種鶏、卵用種鶏、ウズラ、フォアグラ用アヒルやガチョウ)
・母豚用の分娩クレート
・母豚のストール (まだ禁止されていないところでは)
・乳用の子牛を単独飼育する小屋 (まだ禁止されていないところでは)
オルガ・キコウ博士 (Dr. Olga Kikou)
Compassion in World Farming EUの代表。
マサチューセッツ大学で博士号を取得し、国際機関の非営利部門で調査や企画を担当した後、市民参加の重要性を認識するようになる。
2004年アテネオリンピック・パラリンピックのボランティアプログラムを担当した後、アドボカシー活動に力を注ぐ。動物擁護活動に長年携わっており、現在は、家畜のアニマルウェルフェア、食品、農業という関連する領域の主要な問題についてEU機関に情報を提供し、政策決定課題におけるこれらの優先度を高めている。
また、市民社会組織やその他のステークホルダーと連携し、上記の分野で市民の利益につながる政策に影響を与えるための相乗効果を探り、共同戦略を策定している。
Compassion in World Farming(CIWF)は、ヨーロッパ各国、米国、中国、南アフリカに事務所と代表を置き、家畜アニマルウェルフェアの向上、工場的畜産の廃止、持続可能な食料と農業の実現に取り組む国際組織です。
主催 Animal Welfare Food Community Japan
(アニマルウェルフェアフードコミュニティージャパン/AWFCJ)
アニマルウェルフェアフードコミュニティージャパン (Animal Welfare Food Community Japan/AWFCJ)は、アニマルウェルフェアの価値観を重んじる生産者、流通業、飲食業、研究者、動物擁護活動家、消費者など任意団体です。家畜を行動要求満足度の高い生活状態で飼育するアニマルウェルフェア畜産を通して、人と家畜が相互に依存し、人も動物も満たされる社会の実現を目指しています。
問い合わせ先
“End the Cage Age” オンラインセミナー実行委委員会 (AWFCJ内)
メール awfcj.info@gmail.com
【AWFCJ主催の関連イベント情報】
AWFCJシンポジウム
7月8日(土)13:30-16:30
日本獣医生命科学大学B411教室(現地開催のみ)
・話題提供
カバリヤ(上原)まほ (The Humane League Japan)
・「アジア・北米のアニマルウェルフェアの動向」(アジアを中心に香港・韓国・台湾の鶏卵事情)
麻布大学 大木茂教授
・ヨーロッパのアニマルウェルフェアの動向及び日本の現状と課題(仮題)」
日本獣医生命科学大学 植木美希教授
・パネルディスカッション(農場からのレポート&ディスカッション)
※ イベント詳細は後日AWFCJホームページに掲載します。
https://prtimes.jp/a/?f=d123606-1-059b80e2eaa7c612da3ac92d94959d6e.pdf
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