NGOモザンビークのいのちをつなぐ会が『文部科学大臣賞』及び『地球倫理推進賞』を受賞。
営利を目的とせず5年以上継続し、教育・文化・医療・環境・地域開発などの分野において、地球倫理の推進に貢献している団体への表彰。
2024年3月29日(金)、一般社団法人倫理研究所主催で『文部科学大臣賞』及び「第27回地球倫理推進賞」の表彰式が行われ、国際部門において一般社団法人モザンビークのいのちをつなぐ会(日本事務所:福岡県北九州市、代表理事榎本恵)が受賞しました。
●国際活動部門:一般社団法人 モザンビークのいのちをつなぐ会(代表理事:榎本恵)
●国内活動部門:特定非営利活動法人 JAMネットワーク(代表理事:高取しづか)
570名が一堂に会し、第1部では本表彰の背景及び意義を映像で紹介した後、6名の選考委員を代表して津田塾大学 学芸学部三砂ちづる教授より講評が述べられました。
続いて、倫理研究所 丸山敏秋理事長より両団体に地球倫理推進賞および副賞100万円が贈呈され、文部科学省 総合教育政策局 地域学習推進課 榎木奨悟課長補佐から、両団体へ文部科学大臣賞が授与されました。
第2部は、両団体による活動報告が行なわれました。国際活動部門受賞のモザンビークのいのちをつなぐ会は、世界でも最貧国に数えられるモザンビーク共和国(アフリカ南東部)のスラム地区に事務所を構え、現地住民との信頼関係を築いたうえで、そのニーズに沿った支援活動を進めています。支援の内容は教育・保健公衆衛生・環境保全・水環境整備など多岐にわたりますが、現地住民による相互扶助の力により、経済的・社会的な自立を目指していることが特徴です。
講演では、創立者の榎本恵代表理事が登壇。かつて自身が携わっていた海外での新規事業開発にふれ、「先進国による途上国への直接投資では現地民の生活状況は全く改善しない、という現実を目の当たりにしました」と活動のきっかけを話しました。さらにモザンビークという国の現状やそこに住む人々の持つ温かい心などにふれながら、活動内容を紹介。過激派によるテロが頻発する現状でも、現地スタッフと連携して支援活動を継続していく決意を述べ、聴衆へ広く協力を呼びかけました。
■一般社団法人モザンビークのいのちをつなぐ会
■一般社団法人倫理研究所
【一般社団法人モザンビークのいのちをつなぐ会 について】
アフリカ南東部モザンビーク共和国の北部にて2013年より途切れることなく、教育活動、公衆衛生活動、環境保全活動、水環境整備活動、テロ紛争被災者支援活動を実施。
「小さいけれど、チカラもち!」をスローガンに、イスラム過激派のテロ紛争が激化するも、支援の光の当たらないスラム地区の人たちの命を守り、未来を拓く活動に奮闘している。
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