【栃木県・那須温泉】那須の自然に調和したオールスイート旅館「那須別邸回」が今秋、リニューアルオープン

株式会社山水閣

2023年7月18日 19時55分

那須の地で昭和初期から旅館を営む「那須高原の宿山水閣」（所在地：栃木県那須町、代表取締役：片岡孝夫）が平成の時代に誕生させた「那須別邸回」が約1年の改装期間を経て令和5年秋に新しく生まれ変わります。

　那須高原の宿山水閣は日光国立公園、那須エリアにある那須御用邸のすぐ傍に位置し、昭和初期の木造建築の建物を財産とし、宿文化を大切に受け継ぎながら、時代とともに変わるお客様の快適の基準に質実に時を重ね、13室の小さな宿だからこそお客様を大切に迎え、もてなしながらこの地の後継者と自負し那須を伝える役割を担ってきました。

「那須別邸回」は山水閣に隣接した銀行の元保養所を再生させ新しい形の旅館として2007年に開業。保養所として稼働していた当時は整っていたであろう庭園は人が足を踏み入れない間に豊かな自然溢れる森に還り、その森の奥に建物が静かに佇んでいた。

　建物を再生し、その豊かな森を活かした2000坪の土地に70平米以上の広さの客室が9室のみ、全ての部屋に温泉の注がれる部屋風呂備え、朝夕食共に客室提供という誰にも会うことなく滞在できるプライベート重視の宿でした。今までのスタイルを好み、長く、何度も足を運んでくださる常連様も多くいる中で、今回のリニューアルでは既存客室の補修、客室2室の新設とレストラン棟とレセプション棟を新設。

　開業以来、客室だけで完結していた宿がこれまで必要としなかったレセプションとレストランを作り、この令和の時代にさらなる未来を見据えた新しい旅館リゾートを提案する。

【概要】

那須別邸回（なすべっていかい）

所在地 | 栃木県那須郡那須町

事業者 | 株式会社山水閣

事業内容 | 旅館、レストラン

客室数￨ 10室

ウェブサイト￨ https://www.bettei-kai.jp/

那須湯本の歴史

　那須温泉郷は、今から約1390年前の鹿の湯(元湯ともいう)の発見に始まり、源頼朝が那須野の狩りの際に入湯、松尾芭蕉が、奥の細道の行脚の道中で入湯などが伝えられています。明治時代には薪炭業で隆盛し、運搬のための鉄道(東北本線)や、黒磯～那須湯本の県道が開通し、旅館、飲食店、茶屋など約40軒が営業しており現在の那須湯本の原型となりました。

　大正15年（1926）に那須御用邸が完成し、同じ頃、政財界人が別荘地として那須を求め、昭和2年には湯本地区に別荘が建ち始め、昭和10年には那須ゴルフが新設された。別荘地は「近光荘」と呼ばれ、当時の日本のトップの政財界人が中心となり開発が進められた。