五月人形の鈴甲子雄山・壹三|2024年度の新作のご案内
2024度の鈴甲子雄山・壹三の新作についてご紹介
今年度の鈴甲子雄山・壹三の新作についてご紹介いたします。
YAYA
関⻄では赤ちゃんのことを「ややこ」というと聞いたところから着想を得た、新しい子ども大将人形です。
企画立案から原型製作は、原型師「ryoji」の3Dと粘土の複合造形技術によって作り上げられています。金色の金具に茶色々威の鎧を纏った「金ちゃん」と、銀ブロの金具に縹色々威の鎧を身につけた「銀ちゃん」の二人が登場しました。
鯉のぼりを持ち、手を前にするポーズと、きりっとした表情は、幼いながらも勇ましい、わんぱくな子供大将を製作する壹三の精神を踏襲しています。2.5頭身のバランスに、特徴的な目はアクリル製で、金ちゃんと銀ちゃんとで瞳の色が異なります。これまでの壹三人形と比べても年齢は幼く、歩くのに自信がついた3歳くらいの子供でしょうか。
足には草鞋を履かせ、瓢箪の水筒をぶら下げて、いざ出陣!
【作品掲載Webページ】
YAYA 金ちゃん
公式サイト:https://suzukine.com/ichizo/ichizo_yaya-kin
オンラインショップ:https://shop.suzukine.com/collections/yaya/products/in000326
YAYA 銀ちゃん
公式サイト:https://suzukine.com/ichizo/ichizo_yaya-gin
オンラインショップ:https://shop.suzukine.com/collections/yaya/products/in000327
鉄馬ライダー YAYA
小さい子供はバイクが大好きです!なので、YAYAもバイクに乗り、カッコよくポーズを決めました。バイクは藤原スペシャルの鉄馬仕様。足にはブーツを履かせています。手には打ち出の小槌を持ち、みんなに幸せを振りまいてくれることでしょう!
【作品掲載Webページ】
鉄馬ライダー YAYA
公式ストア:https://suzukine.com/ichizo/ichizo_yaya-ride
オンラインショップ:https://shop.suzukine.com/collections/yaya/products/in000328
暁(あかつき) 1/4スケール
茜糸威と紺糸威の二色の展開で、実物の甲冑の1/4程度のサイズで製作しています。
錣(※)は、笠じころという形状の兜になります。笠じころとは、南北朝時代に多くみられるしころの形状で、太刀を振りやすいよう横に広がる形に作られています。両側の吹返(ふきかえし)が大きくできており、返り方が平べったくなるのも時代的な特徴です。この急な曲がり方には、熱を加えながら少しずつ曲げていく技法を用いています。
※錣(しころ)...兜の裾をスカート状に取り囲み、首を覆うもの。
新作の暁では、この特徴的な吹返の絵革として、菊籬(きくまがき)の印伝を用いています。鶴ケ岡八幡宮所蔵の硯(すずり)の絵柄をモチーフに雄山にてデザインしております。また今回は兜を飾る台に当たる芯木にもこだわりを入れました。模様の入った芯木は実際の甲冑を飾るのにも用いられたデザインを採用しており、足元が見えるよう、通常の1/4サイズ用の芯木より若干高くしています。
【素材】
鉢:鉄鉢 吹返:鹿革に印伝
櫃:合板に黑塗りウレタン塗装
鍬形台:錫合金
鍬形:真鍮 24K 鍍金
【作品掲載Webページ】
暁 1/4スケール
公式サイト:https://suzukine.com/houno/hou_akatsuki/
茜糸威
オンラインショップ:https://shop.suzukine.com/collections/hounou/products/yk410330
紺糸威
オンラインショップ:https://shop.suzukine.com/collections/hounou/products/yk410329
響(ひびき) 1/5スケール
雄山では初めてセッティングを揃えた作品を製作しました。 兜の色は「山吹威」「縹色々威」の二色です。
阿古陀形(あこだなり)という形状の兜鉢を用いています。阿古陀形とは、通常の半円の鉢と比べて、頭頂部が少し凹んだ形になっているのが特徴です。頭頂部を凹ませることによって防御力が増したことや、兜を被った際の安定感などからこうした形が採用されたと言われています。
色合いは、全体的に黑の艶消しでセットを組んでいます。 黒の艶消しの中に、銀ブロの金具が鈍く光り、全体のアクセントになっています。
脇飾りでは定番の弓太刀の代わりには、火縄銃と太刀を用いています。
太刀は実在する名⼑「洛陽堀川住藤原国広」を参考に拵 -こしらえ- (刀の外装のこと)を製作し、⼑の反りを、雄山の好きな桃山期の古⼑のものに変えることでオリジナルのデザインで製作しています。堀川国広というと「新⼑」(我々が想像しやすいお侍さんの⼑の形)の元祖と⾔われる名⼈で、桃⼭~江戸初期を代表する⼑⼯です。本⼈銘の作品はあまり残っていないようで、モデルにした⼀振りは残っている⼀つです。
弓の代わりには火縄銃を用いています。桃山期のイメージですと、遠距離における戦い方は弓から火縄銃に変わっていく変遷期でした。そのため時代考証に合わせ、長身の火縄銃をオリジナルに製作しました。
【素材】
鉢:合金 鍬形:真鍮 24K 鍍金
絵革:合皮に印伝 太刀:錫合金
火縄銃:木製
屏風・台:合板 屏風飾具:鉄
【作品掲載Webページ】
響(ひびき) 1/5スケール
公式サイト:https://suzukine.com/shikkoku/shi_hibiki/
山吹威
オンラインショップ:https://shop.suzukine.com/collections/sikkoku/products/yk070332
縹色々威
オンラインショップ:https://shop.suzukine.com/collections/sikkoku/products/yk070331
Armadura 呂武 伍代セット
ブランデーの梱包をイメージして製作した伍代セットは、アンティークがテーマになっています。
ヨーロッパのアンティーク調の家具に寄せて、箱の金具周りはアンティーク家具で使われる金具を用いました。観音開で、兜や脇飾りは傷がつきにくいよう全て固定した状態になります。 兜には、牛革を用いており、模様を研ぎ出してぼかした唯一無二の作品です。
前頁の響と同様、弓太刀の代わりに、火縄銃と太刀でオリジナリティを演出しました。
【作品掲載Webページ】
Armadura 呂武 伍代セット
公式サイト:https://suzukine.com/armadura/ar_godai-set/
オンラインショップ:https://shop.suzukine.com/collections/armadura/products/yk070333
飛鳥 1/5スケール
威の色は「茶色々威」「縹色々威」の二色。
1/5サイズの奉納鎧を、現代風にアレンジしました。
奉納鎧とは、神社にて奉納されている甲冑のことを指します。褒美などの目的で作られた作品なども多く、籠手や、足回りの防具がついていないのが特徴です。
最も美しいバランスとされる、黄金比でデザインを設計しています。
【作品掲載Webページ】
奉納鎧 飛鳥 1/5スケール
公式サイト:https://suzukine.com/houno/hou_asuka/
縹色々威
オンラインショップ:https://shop.suzukine.com/collections/hounou/products/yy510334
茶色々威
オンラインショップ:https://shop.suzukine.com/collections/hounou/products/yy510335
株式会社鈴甲子について
鈴甲子は、印伝や革加工、彫金に鍛金と幅広い技術を深く追求している専門家集団。当時の製法で本物の甲冑のレプリカを作り出す技術を有しています。古来より、甲冑はそれぞれに専門の職人が、分業体制で作り上げてきました。鈴甲子でも伝統を受け継ぎ分業体制を敷いているため、品質とスピードに定評があります。現在、工芸士の在籍数は、経済産業大臣指定伝統工芸士4名と東京都の伝統工芸士1名。業界屈指の人数を誇っている集団です。
会社名:株式会社鈴甲子
所在地:〒273-0135 千葉県鎌ヶ谷市中佐津間2-11-16
Webサイト:https://suzukine.com/
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