年間約178万人が訪れる藤沢市の海へ。創立60年以上、江ノ島・片瀬西浜のライフセーバーが語る監視活動のリアル ─ 今年度キャプテンインタビュー。命を守るユニフォームに求められる"絶対条件"とは
海の安全とカルチャーが交差する場所。西浜サーフライフセービングクラブが「BILLABONG」のユニフォームを纏う理由。

日本屈指のビーチカルチャーを育んできた湘南・江ノ島。その中心に位置する片瀬西浜・東浜海岸では、毎年夏になると多くの海の家が並び、数えきれないほどの海水浴客やサーファーが訪れます。
私たち西浜サーフライフセービングクラブ(以下、西浜SLSC)は、1963年の創立以来、60年以上にわたり、この日本有数の賑わいを見せるビーチで、水辺の安全を守り続けているライフセービングクラブです。
私たちが担うのは、事故が起きた際の救助だけではありません。一夏を通じての「無事故」を最大の目標に掲げ、日々の監視活動を通して事故を未然に防ぎ、誰もが安心して海を楽しめる環境をつくること。それが、西浜SLSCの使命です。

そんな西浜SLSCの活動を、長年にわたり支えてきたのが、グローバルサーフブランド「BILLABONG」のオリジナルユニフォームです。
過酷な監視活動の現場で求められる機能性とは何か。BILLABONGのユニフォームによってどんな監視活動が可能になっているか。今年度のキャプテン山田海斗さんに、その想いと現場のリアルを聞きました。
「海に来た人を笑顔で帰す。」それが私たちの使命

──まず、西浜SLSCについて教えてください。
山田さん:
西浜SLSCは、神奈川県藤沢市のライフセービングクラブです。夏の海水浴期間中(今年は7/1~9/13)、片瀬西浜・鵠沼海水浴場、片瀬東浜海水浴場、そして江ノ島の岩屋で監視活動を行っており、水辺の安全を守っています。
緊急の場合に備えて、夏だけでなく、一年を通してトレーニングを重ね、レスキュー技術の向上に努めています。また、毎月のビーチクリーンやジュニアライフセーバーの育成など、水辺の安全文化を地域に、そして未来に広げる活動も続けています。
監視活動で一番大切にしているのは、「海に来てくれた人を笑顔で帰すこと」。
事故を未然に防ぎ、私たちが愛する江ノ島の海を安心して楽しんでもらうことが西浜SLSCの使命です。
日本でも屈指の"過酷なビーチ"
──江ノ島・西浜はどんな海なのでしょうか。
山田さん:
とにかく人が多いですね。(令和7年の海水浴客数 藤沢市内3海水浴場開設期間の人出は178万人)
駅から近く、観光客も多く、日本だけでなく海外からもたくさんの方が訪れます。
海水浴、サーフィン、海の家、お酒を楽しむ人、日焼けをする人など、本当にさまざまな目的を持った人たちが同じ海を利用しています。自然相手という難しさに加え、多様なお客様が同じ空間にいるので、一秒一秒状態が異なり、常に状況を把握している必要があります。
またそれに加えて、風や波などの自然環境の変化も早く、予想通りにならないことばかり。
だからこそ、常に集中し、また一瞬の判断が重要になります。
命を守るユニフォームに求められる"絶対条件"

──ライフセーバーのユニフォームには、どのような機能が求められるのでしょうか。
山田さん:
ライフセーバーにとって、ユニフォームは単なる制服ではありません。
まず大切なのは視認性です。
ライフセーバーがどこにいるかを海水浴客の皆さんにすぐ認識してもらうこと。そして、救助が必要なときに私たちをすぐ見つけてもらえること。そのために、赤と黄色の目立つカラーには大きな意味があります。
さらに、ラッシュガードには強い紫外線から身体を守る役割もあります。炎天下で長時間活動すると、日焼けはそのまま体力の消耗につながります。最後まで集中力を維持しながら監視を続けるためにも、ラッシュガードは欠かせない装備です。
そして、何より重要なのが動きやすさです。
ライフセーバーの仕事は、救助が起きたときだけ動くわけではありません。
浜辺にいる人、沖で遊ぶ人、岩場にいる人、遊泳禁止区域へ近づいてしまう人など、どんなところにいる人でも、一人ひとりに声を掛けながら状況を把握する必要があります。
そのためには、砂浜を走り、水中へ入り、レスキューボードを漕ぎ、ときにはジェットで現場へ向かうこともあります。
あらゆる場面で瞬時に身体を動かせることが求められるので、どんな動きでもストレスなく動けることが、ユニフォームに求められる絶対条件です。
現場を支えるBILLABONGユニフォーム
──実際にBILLABONGのユニフォームを着て感じることは?
山田さん:
100点です(笑)。西浜SLSCはラッシュガード、パトロールパンツ、そしてパトロールハットの三つをBILLABONGさんから提供していただいています。
ラッシュガード

まず、ラッシュガードはフィット感がとてもいいですね。生地が薄く、水を含んでも重くなりにくいので、泳いだときも動きやすいです。
長袖ですが、濡れることで体温を適度に保ってくれるので、真夏の強い日差しの中でも暑さを感じにくく、快適に活動できます。
あとは後ろに小さいポケットが付いていて、便利です。前線でパトロールするときに、サングラスを頭につけたまま海に入って、そのままサングラスをなくしてしまうことがよくあります(笑)。でもこのポケットに入れておけば無くさないので便利ですね。
デザインもシンプルで、後にロゴも大きく入っていて、身体のラインもきれいに見えるので、すごく格好いいと思っています。
パトロールパンツ

──パトロールパンツについても教えてください。
山田さん:
パンツも西浜オリジナルデザインです。
速乾性と通気性が高く、水に入っても重くならない。
ウェーディング(海に入る際に、波を飛び越えて走る動き)もしやすいですし、乾くのも早い。
ポケットには水抜きの穴が付いているので、水が溜まらず動きやすいです。
スタイルも良く見えるので、そこも気に入っています。
パトロールハット
──あとは、パトロールハットもですね。

はい。ハットも西浜オリジナルで、強い日差しから頭や首、そして目元をしっかり守ってくれるので、炎天下で一日活動するライフセーバーには欠かせないアイテムです。
あご紐も、通常の紐タイプとバックル付きストラップタイプを状況に応じて選べます。波が高い日や風が強い日は、しっかり固定できるバックル付きのストラップにするなど、その日のコンディションに合わせて使い分けることも可能です。
生地は速乾性が高く、つけたまま海に入って濡れてもすぐ乾きますし、つばの形も視界を妨げないので、監視中もストレスなく着用できます。
あとは、赤いカラーなので遠くからでもライフセーバーの存在を認識してもらいやすいです。視認性という意味でも、とても重要な装備だと思っています。
【素材について】
西浜SLSCが着用するラッシュガード、パトロールパンツ、パトロールハットの3点は、いずれも環境に配慮したリサイクルポリエステルを使用しています。過酷な監視活動に応える機能性と、海の環境への配慮を両立させたユニフォームです。
"かっこいいライフセーバー"がビーチを変えていく
──デザイン性についてはどう感じていますか。

山田さん:
海水浴客の皆さんからも「そのウェアかっこいいですね」とか「BILLABONGいいね」と声を掛けてもらうこともあります。
デザインもライフセーバーの認知にもつながっていると思います。
「今年も笑顔あふれる江ノ島の海へ」
──最後に、この夏、西浜を訪れる皆さんへメッセージをお願いします。

山田さん:
江ノ島の海を笑顔あふれる場所にするため、私たちは日々トレーニングを積み、水辺の事故ゼロを目指して活動しています。
海で困ったことがあれば、遠慮なくライフセーバーに声を掛けてください。
今年の夏も、来てくださる皆さんが安心して海を楽しみ笑顔で帰れるよう、メンバー一同万全の準備を整えてお待ちしています!
【インフォメーション】
海水浴場情報
<片瀬東浜海水浴場>
7月1日(水)~ 9月6日(日)
遊泳可能時間:【平日】9時~17時
【土日祝・お盆期間(8月8日~16日)】8時~17時
海の家営業時間:8時~18時(一部店舗は8時~21時)
<片瀬西浜・鵠沼海水浴場>
7月1日(水)~ 9月13日(日)
遊泳可能時間:【平日】9時~17時
【土日祝・お盆期間(8月8日~16日)】8時~17時
海の家営業時間:8時~21時
詳しくはこちら:
片瀬東浜海水浴場HP: https://ee-beach.com/
片瀬西浜・鵠沼海水浴場HP: https://enoshimawest-kugenuma.com/
特定非営利活動法人 西浜サーフライフセービングクラブ(西浜SLSC)
1963年創立。神奈川県藤沢市の片瀬西浜・東浜海岸を拠点に活動する、日本を代表する伝統あるライフセービングクラブ。水難救助活動のほか、毎月のビーチクリーンやジュニアライフセーバーの育成にも力を注いでいる。
公式サイト:https://www.nishihama.org/
BILLABONG(ビラボン)
1973年、オーストラリア・ゴールドコーストで手製のボードショーツ作りからスタートしたサーフブランド。「Only a surfer knows the feeling(サーファーだけが知っている感覚)」をモットーに、現在ではグローバルなサーフカルチャーを牽引している。
公式サイト:https://boardriders.co.jp/pages/billabong
BILLABONG STORE 湘南
住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2丁目17-20
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