イスラエルのSSD Secure Disclosure 、三和コムテックと共同でゼロデイ脆弱性に特化したセキュリティリサーチハブSSD Labs Japanを設立
SSD Labs Japanでは、主要なデスクトップおよびモバイルのオペレーティングシステム、ソフトウェア、デバイスに影響を与える脆弱性にフォーカスし、サイバーセキュリティの第一線で活躍する高度なスキルを持った研究者が、共同で研究調査にあたります。SSD Labs Japanは、韓国、ベトナムに次ぐ世界で3番目の拠点となります。三和コムテックは、SSD Labsが得意とする特定のニッチな研究や高度なプロジェクトの国内展開を図ります。
SSD Labsは、さまざまな製品ベンダーから資金提供を受け、ゼロデイ脆弱性を発見するための調査や研究を行っています。その結果には公式な CVE 番号が付与され、責任をもって公表されます。SSD Secure Disclosureは、脆弱性の発見者がふさわしい補償得られるよう支援します。SSD Labs Japanは、日本の研究者に拠点を提供するだけでなく、チームの一員として研究にあたることができるよう、海外の優秀な研究者を日本に招聘する計画です。
SSD Secure DisclosureのCEOである Aviram Jenik氏は、次のように述べています。「市場がよりグローバルで複雑化するにつれ、テクノロジーへの依存度が高まり、多くの日本企業がサイバー侵入、操作、悪用、サイバー不正行為といった新たな脅威にさらされています。三和コムテックとは、前職(BeyondSecurity)からの信頼関係に基づき、共同で日本に研究拠点を確立することを目指してまいりました。三和コムテックと協力して我々の最先端のゼロディセキュリティを日本市場に展開していくことが大変楽しみです。また、日本の才能にも大いに期待しており、SSD Labs Japanでその能力を発揮してくれる研究者が大勢集まってくれることを願っています。SSDLabs Japanの活動によって、日本を脅威研究の世界的拠点としてのさらなる発展を目指します」
三和コムテック株式会社の代表者である柿澤 浩介氏は、次のように述べています。「われわれはSSD Labsの日本ローンチを心待ちにしており、大変嬉しく思います。三和コムテックは、BeyondSecurityのビジネスパートナーとして、約10年にわたり協働してきた実績があります。BeyondSecurity売却*後、同社でCEOを務めていたAviramと私は、日本でセキュリティリサーチのビジネスを立ち上げることを目指してきましたが、本日それが実現しました。私たちは、日本には高度なセキュリティリサーチに対する大きな需要があると確信しています。三和コムテックは、SSD Labs Japanと協力し、日本でのビジネスを推進すべく、邁進してまいります」
*2021年HelpSystems社が買収
SSD Secure Disclosureについて
2007年にイスラエルで設立されたSSD Secure Disclosureは、ソフトウェアに発見されたセキュリティ上の脆弱性のなかでも、その存在が公表される前や修正するためのプログラムがリリースされる前の「ゼロデイ脆弱性」の分野におけるグローバルリーダーです。安全で透明性の高いデジタルエコシステムを確保するために、幅広いベンダーと密接に協力しています。SSD Secure Disclosure は、SSD Labsの運営のほか、毎年韓国ソウルで開催されるセキュリティ会議TyphoonConを主宰しています。SSD Secure Disclosureに関する情報はこちら(https://ssd-disclosure.com/)、SSD Labsの情報はこちら(https://ssd-labs.com/jp)にてご覧いただけます。
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