リコーがゼブラ・テクノロジーズの RFID リーダーにより点検時間を 94%削減
~日本の複合機大手メーカーの業務効率化を実現~
リコーは企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、ビジネスの成果を最大限に高めるためのデジタルサービ ス、印刷および画像ソリューションを提供するリーディングカンパニーです。
リコー(御殿場市 環境事業開発センター)では出荷前の複合機の品質保証工程において製品にセットした複数の SD カードを管理する際、これまで目視による点検作業に一か月あたり 223 分を費やしていましたが、2020 年 12 月より SD カードに RF タグを付けて RFID リーダーで読み取る運用に変えたことでわずか 13 分に短縮しました。点検時間が 94%削 減されたことにより、現場の作業員はより戦略的な業務に集中できるようになりました。また、複合機から SD カードを取り外 し忘れ、カードを流出させる可能性も大幅に減少しました。
導入されたゼブラの Bluetooth 対応ハンドヘルド型 RFID リーダー「RFD8500」は、適合機種のゼブラまたはサードパーテ ィのモバイルデバイスと組み合わせ、高性能次世代 RFID および 1D/2D バーコードスキャンを提供します。作業員はモバイ ルデバイスを RFD8500 スレッドに取り付けて一体型ソリューションとして使用したり、モバイルデバイスをポケットに入れて RFD8500 を単体モードで使用したりできます。リコーはアプリケーションを自社で開発し、約半年で RFD8500 の導入を 実現しました。
リコーデジタルプロダクツビジネスユニットの古沢 優氏は次のように述べています。
「以前は複合機にセットした SD カードを作 業員が目視で点検し、取り外していましたが、非効率でミスが発生しやすく、時間がかかりました。RFID 導入後は点検完 了時、全ての SD カードが確実に取り外されています。作業時間の大幅な削減も実現しました」
ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン社長 古川 正知は次のように述べています。
「RFID は、あらゆる規模のビジネスにおいて資 産や在庫を最も効率的で正確に追跡、把握、管理するための方法を提供します。多くの企業は、RFID システムへの移行 は課題に満ちた大がかりなプロジェクトと捉えています。導入に向けた手順が複雑になる場合もありますが、適切なテクノロジ ーパートナーと協力するこで RFID の導入・管理をスムーズに実現することができます」
■ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社について
ゼブラは最先端の現場を支え、全ての労働者と資産を可視化し、つなぎ、最適化することによって、企業によるワークフローの監 視、予測、加速の実現をサポートします。ソフトウェアをはじめ、ロボティクス、マシンビジョン、自動化、データに基づいた意思決定に おけるイノベーションまで多岐にわたる製品ポートフォリオは、50 年以上にわたるスキャニング、追跡/トレース、モバイルコンピューテ ィング・ソリューションの実績に裏付けられています。ゼブラは世界 100 カ国以上、10,000 社を超えるパートナーで構成されるエコ システムを有しています。
詳細は https://www.zebra.com/jp/ja.html をご覧ください。
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