より柔軟な銀行口座間直接決済の実現を目指し、GMOあおぞらネット銀行と株式会社BANKEYがAPI利用契約を締結しました

株式会社BANKEY

2024年9月19日 09時00分

株式会社BANKEY（代表取締役：阪本善彦　以下、BANKEY）は、2024年8月16日付で、GMOあおぞらネット銀行株式会社（以下、GMOあおぞらネット銀行）と、GMOあおぞらネット銀行が提供するAPI（アプリケーション・プログラミング・インターフェース）接続に関する利用契約を締結したことをお知らせいたします。

BANKEYについて

BANKEYは2023年9月に設立された電子決済等代行業者（関東財務局長（電代）第128号）で、海外で拡大する銀行口座間直接決済（Account to Account=A2A決済）の日本での普及を目指す企業です。

銀行口座間直接決済は決済プロセスに中間事業者が入らないシンプルな構成となるため安価な決済手数料と代金回収を行う事業者（加盟店）側の銀行口座への入金早期化が実現されます。

代金を支払う利用者（消費者）は各種ポイントプログラムによるキャッシュレス決済手段を選好しています（下図参照）が、ポイントの原資は主に加盟店が負担する決済手数料です。この決済手数料は見えないコストとして販売価格に含まれており、賃上げや適切な価格転嫁とは逆行する流れになっています。BANKEYは電子決済等代行業として預金者である消費者の委託に基づいて銀行口座からの出金プロセスを刷新することで銀行口座間での直接決済の普及を促し、消費者、加盟店ならびに銀行にとってのメリットを創出します。

API連携について

銀行口座間での直接決済の普及には、銀行口座からの出金プロセスの刷新が必要です。

今回のGMOあおぞらネット銀行とのAPI接続は、同行が提供する振込依頼APIを通じて、利用者からの出金指示を銀行側のシステムに伝達し、銀行振込をリアルタイムで指示・実行できるようになります。利用者は決済手段としての「Pay by Bank」を選択し、ご自身が保有する GMOあおぞらネット銀行の預金口座を選ぶことで、当該口座から振込によって代金を簡単に支払うことが可能になります。（ただし、振込の承認は、GMOあおぞらネット銀行のインターネットバンキングでの承認作業が必要です）

また、振込依頼を行う際には利用者は銀行アプリ等を起動することなく、BANKEYが提供するインターフェースで預金残高の確認を行い、十分な残高があることを確認した上で支払プロセスを開始できるようになります。この残高の確認にはGMOあおぞらネット銀行が提供する残高参照APIを活用いたします。

契約内容の公表について

銀行法第五十二条の六十一の十の3項に基づいて公表する当社とGMOあおぞらネット銀行との契約内容については当社ホームページ電子決済等代行業に関する表示等をご参照ください。

今後の展望

BANKEYは、「銀行口座決済の当たり前を変える」べく、銀行口座からの出金プロセスの刷新に取り組んでいます。今回のGMOあおぞらネット銀行とのAPI接続をはじめ、API接続やその他の仕組みを通じて、銀行口座間での直接決済の普及と、それに伴う決済領域でのイノベーションの拡大を目指しています。決済はビジネスにおける手段であり、刷新された決済手段を活用して、より良い利用者体験を提供する事業パートナーや、預金口座の活性化を目指す金融機関との連携を拡大していくことを目指しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。