サウジアラビアで先進技術を提供するAlat（アラット）社、技術製造の加速を目指し、主要なグローバル企業4社とパートナーシップを発表

・アラットが、ソフトバンクグループ（Softbank Group）、キャリアコーポレーション（Carrier Corporation）、ダフアテクノロジー（Dahua Technology）、タハコム（Tahakom）と4つのグローバル技術パートナーシップを発表

・2030年までにサウジアラビア内の技術能力を高めるために1000億米ドル（日本円 約１５兆円）を投資する予定

・サウジアラビアにテクノロジー製品製造を導入し、電子機器と工業分野の持続可能な製造をリード

リヤド、2024年2月20日 – サウジアラビア王国において世界クラスの製造ハブを作り、グローバル産業（電子機器および工業）の変革に注力する革新的な企業Alat（以下 アラット）は、本日、ソフトバンクグループ、キャリアコーポレーション、ダフアテクノロジー、タハコムという世界をリードする技術企業4社とのグローバルパートナーシップを発表しました。PIF（サウジアラビア公共投資基金）のメンバーであるアラットは、これらのグローバル企業が二酸化炭素排出量を削減し、炭素排出量ゼロを目指す製造業に移行できるよう、持続可能な製造を提供します。アラットは、クリーンエネルギーの使用に焦点を当て、世界をリードする企業と協力して産業を革新し変革するという使命を迅速に実現しています。

アラットは、2030年までに1000億米ドル（日本円 約１５兆円）を投資し、サウジアラビアにおいて急速に発展する技術分野の能力を強化します。同時に、自社のビジネスシステムや国際的な先進技術メーカーとのパートナーシップを通じて、民間セクターを強化することで、商業環境を向上させることも目指します。

アラットのグローバルCEOであるアミット・ミダ（Amit Midha）は次のように述べています。「国際的および地域的パートナー（本日発表した最初の4社）との協力により、持続可能な製造業を再定義していきます。私たちの使命は、同国の太陽光、風力、グリーン水素のクリーンエネルギーを活用することにあります。私たちは、最先端のAI技術や第4次産業革命技術を製造業に活用し、ビジネスを変革するためにテクノロジーを情熱的に活用しています。これは単にクリーンエネルギーを利用するだけでなく、持続可能性をすべての業務の中核に据え、建物、物流、サプライチェーンに持続可能性対策を適用するということを意味します」

４社とのグローバルパートナーシップの詳細は以下をご覧ください：

1. ソフトバンクグループ: 世界最大級の技術投資グループであるソフトバンクグループとの協力により、サウジアラビア王国に画期的な産業用ロボットを製造する次世代産業オートメーション事業を設立します。両社は最大1億5,000万米ドル（日本円　約225億円）を投資し、同国内および世界の需要に対応する完全自動化製造・エンジニアリング拠点を設立予定です。この製造工場は2024年12月までに開設される計画です。

2. キャリアコーポレーション: 気候およびエネルギー解決策のグローバルリーダーとして名高いキャリア社はアラットと共同で、建物の排出量を削減し、エネルギー効率を飛躍的に向上させることを目的とした最先端の製造・研究開発施設を同国に建設する。このパートナーシップは、ハイテク暖房換気空調システム（HVAC）や可変冷媒フロー(VRF)、チラー、空気処理装置（AHU）などの製品を含む、高度な暖房換気空調（HVAC）ソリューションを提供します。この合意には、5,000人以上の地元雇用の創出が期待される最先端の製造・研究開発センターの開発も含まれています。

3. ダフアテクノロジー: セキュリティおよび安全分野の専門メーカーであるダフアテクノロジーは、インテリジェントシティ、インテリジェントビルディング、およびエンタープライズアプリケーションに適用可能な安全性と監視用途のソリューションを製造・販売する新しい合弁事業を通じて、同地域での技術製品の製造を開始します。アラットとダフアテクノロジーは、「アラットAIVisioテクノロジー株式会社 (Alat AIVisio Technology Co. Ltd.)」という名称で視覚情報解析技術を核とする製品のための安全で規制に準拠したグローバルビジネスを確立するために、2億米ドル（日本円　約300億円）を投資し、サウジアラビアに最先端の製造施設を設立します。両社は技術の活用、試験室、デモセンターの設置で協力し、支援を提供します。

4. タハコム: タハコムは、既にインテリジェント交通システム（ITS）、AI、および最先端の安全ソリューションの開発を行っていますが、アラットとのパートナーシップを通じて、スマートモビリティとインテリジェントシティのソリューションを推進し、サウジアラビアビジョン2030に沿った進展を目指します。この協力関係には、ソリューションの設計、製品仕様、研究開発、イノベーション機能の活用、技術ロードマップの構築、さらにはクライアントおよびベンダー関係の構築が含まれます。

アラットは、半導体、スマートデバイス、スマートビルディング、スマート家電、スマートヘルス、先進工業、そして次世代インフラストラクチャといった7つの事業部門を通じて、製造能力の革新と創造に取り組みます。当社はまず7つの事業部門において、34カテゴリーの製品を製造する予定で、国際的に経験豊富なグローバル業界の専門家を各事業部門のリーダーに任命しています。

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ソフトバンクとのパートナーシップに関する詳細は以下をご参照ください：

サウジアラビアで先進技術を提供するAlat（アラット）、ソフトバンクグループと同国での産業用ロボットの製造に向けて戦略的パートナーシップを締結

サウジアラビア王国の皇太子兼首相、アラットの取締役会議長であるムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アルサウード王子により2024年2月1日に設立されたPIF（サウジアラビア公共投資基金）の企業Alat (以下 アラット)は本日、ソフトバンクグループとの戦略的パートナーシップを締結し、革新的な産業用ロボットの製造を行う次世代の産業自動化ビジネスの立ち上げを発表しました。

リヤドに本社を置くアラットは、世界をリードする電子および先進産業分野の国際的なトップ企業を創出し、グローバルなイノベーションと技術分野におけるリーダーシップによって、世界クラスの製造を可能にすることを使命として設立されました。1000億米ドル（日本円 約１５兆円）の投資予算のなかで、アラットは、クリーンエネルギーを駆動力として、グローバルな技術リーダーと協力しながら産業を変革し、サウジアラビアにおける世界クラスのビジネスを確立しています。

本日発表されたソフトバンクグループとの合弁事業（JV）は、製造業を根本的に変革する様々な産業用の製造および組み立て工程向けの産業用ロボットを製造することを目的としています。両社は、リヤドに完全自動化製造・エンジニアリング拠点を設立するために最大1億5000万米ドル　（日本円　約225億円）を投資し、2024年12月に最初の工場の開設を目指します。

アラットのグローバルCEOであるアミット・ミダ（Amit Midha）は次のように述べています。「私たちは、今回の合弁事業を世界中の製造業にとってのゲームチェンジャーのさきがけにしたいと考えています。ソフトバンクグループと共に、サウジアラビアをはじめ、湾岸諸国、そして世界でのロボティクス事業の莫大な市場機会を確信しています。また本日発表したパートナーシップの締結を皮切りに、2025年までにサウジアラビアのGDPへ10億米ドル（日本円　約1500億円）の貢献を予測しています。私たちの目標は、サウジアラビアで製造されるロボットによって産業向けの製造における抜本的な変革をもたらすことです」

ソフトバンクグループの会長兼CEOである孫正義氏は次のように述べています。「サウジアラビアのビジョン、経済成長、主要な物流拠点、グリーンエネルギーへの豊富なアクセスと持続可能な製造というアラットの使命が相まって、私たちの戦略的パートナーシップは非常に魅力的なものとなりました。本日の発表は、将来の製造業のあり方にとって歴史的な節目となるでしょう」

新しい合弁事業は、ソフトバンクグループとその関連会社が開発した知的財産をベースに、組立や製造・生産現場での応用に最適な、最小限の追加プログラミングで作業を行う産業用ロボットを製造します。今回の事業によってサウジアラビアに設立されるロボット製造工場は、さまざまな作業を行う前例のない次世代ロボットを製造するための最新技術を駆使したライトハウス工場です。

2030年までに、サウジアラビアの広範なインフラ投資は、同国における第4次産業革命の技術を使った先進的な事例の実装を促進し、サプライチェーンと物流を強化します。2035年までには、約32,000の工場がクリーンエネルギーで動力を供給され、最先端技術を搭載して国内で稼働することが予想されます。サウジアラビアは世界で最も強烈な日光を受ける地域の一つで、1日に約105兆キロワット時の日光を受け、これはエネルギー換算で100億バレルの原油から生産されるエネルギー量に相当します。アラットは、持続可能性をすべての中心に置きながら、炭素排出量ゼロを実現する製造業に変革することに注力しています。

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Alat（アラット）について

アラットは、グローバル産業（電子機器および工業）を変革し、クリーンエネルギーによってサウジアラビアに世界クラスの製造ハブを創造すること目的とした企業です。アラットは、グローバル企業が排出量を削減し、炭素排出量ゼロを目指す製造業に移行するのを助けるために持続可能な製造を提供します。PIF（サウジアラビア公共投資基金）のメンバーであるアラットは、経済の多様化、産業の発展、技術革新、雇用創出といったビジョン2030の目標達成に不可欠な存在です。

アラットの主な目的は、グローバル企業がサウジアラビアに持続可能な製造ソリューションを設立することを保証することであり、豊富なグリーンエネルギー資源、国のユニークな地理的位置、および技術への投資からの恩恵を受けます。初期段階での主要な戦略的ビジネスエリアは、半導体、スマートデバイス、スマートビルディング、スマート家電、スマートヘルス、先進工業、および次世代インフラ技術です。

詳しくはリンクをご覧ください：www.alat.com （英語）

©Alat, Tomorrow Made Better.

 

ソフトバンクグループについて

ソフトバンクグループは、情報革命で人々の幸せに貢献するために最先端のテクノロジーに投資し、グループ会社を投資ポートフォリオとして統括する戦略的投資持株会社です。AI、スマートロボット、IoT、通信、インターネットサービス、クリーンエネルギー技術プロバイダーへ出資しているソフトバンクグループ株式会社（SoftBank Group Corp.）(9984:Tokyo)、過半数株式を保有しているコンピューティングの未来を築くArmホールディングス（Arm Holdings plc）、ソフトバンク・ビジョン・ファンド（SoftBank Vision Funds）およびソフトバンク・ラテンアメリカ・ファンド（SoftBank Latin America Funds）で構成され、1,600億米ドル以上（日本円　約24兆円）の投資を行い、新たな産業の形成を担う多くの起業家を支援しています。

詳しくはリンクをご覧ください：https://group.softbank/