アルテリアからペツルへの事業譲渡
この度、株式会社アルテリアの提案を受け、2024年3月29日に株式売買契約を締結するに至り、同社はペツルの 100%子会社となりました。6月1日には、社名をペツルジャパン株式会社として登記いたしました。数十年にわたる両社の信頼関係に基づき、株式会社アルテリアの全従業員との協力関係とともに、事業を継続できることを光栄に思います。
1984年の設立以来、株式会社アルテリアは日本において、ペツルをバーティカリティとライティングの分野を代表するブランドとして確立してきました。この成功は、アルテリアの創業者である故鈴木惠滋氏のクライミングとバーティカリティへの情熱、また幅広い顧客やパートナーに優れたカスタマーサービスとテクニカルサポートを提供するという、同社のコミットメントによるところが大きいと考えております。
私どもはグローバル企業として、商業的発展、ブランド認知度の向上、地域コミュニティとの関わりにおいて、大きな目標を掲げております。この新体制は、日本市場の可能性に対するペツルの厚い信頼の表れです。今後、日本におけるペツルの更なる足跡を残すべく直接的かつ全面的に取り組み、ユーザーが「Access the inaccessible」(困難な場所へのアクセス)を実現できるよう支援してまいります。
今後とも皆様からのご指導とご鞭撻を賜りながら、共にペツルジャパンの未来を築けることを願っております。
ペツルの歴史と歩み
50年以上前にフランスで設立されたペツルは、垂直および暗闇の世界で働き、遊ぶ全ての人のために、革新的なソリューションと技術を開発しています。私どものブランドは、冒険と探検の代名詞です。また、ペツルは高所作業やレスキューといったプロフェッショナル市場においても、世界をリードしています。
ペツルは現在、世界の100を超える国に展開し、フレンチアルプスに本社を構えております。ペツルのストーリーは、職人であったフェルナンド・ペツルが、ケイビングに取り組み始めた1930年代に端を発します。地下での探索から自分の工房に戻るたびに、フェルナンドは暗闇と垂直の世界を探検するための用具について、考えを巡らせました。1968年、彼は初めての製品に自らの名前を刻み、1970年にペツルが誕生しました。
「家族経営は私たちの情熱のひとつであり、この冒険を分かち合い、継承することに注力しています。また、私たちの唯一の使命は、私たちの製品を使用する人々のために、価値を創造することです」
代表 ポール・ペツル
ペツルの存在意義は、危険な環境での活動をより安全にすることにあります。この目標を達成するため、私どものビジネスは、柱となる4つの基本的価値観に沿った意思決定によって運営されています。それらは、安定したファミリービジネスであり続けること、最良なソリューションを見出すためにイノベーションを奨励すること、ゼロディフェクトを目標に卓越した工業生産性を追求すること、そしてグローバルなベストプラクティスを提供することでコミュニティと関わり続けることです。
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