航空自衛官から大手外資へ転職したキャリアアドバイザーが語る!【AI時代を生き抜く】自衛官のための新・キャリア戦略
〜自衛官としての誇りを持ち続けるための現役時代から実践できるキャリア構築〜
自衛官専門キャリアアドバイザー 八木俊行は、9月12日(木)に、航空自衛隊高畑山分屯基地にて、基地所属隊員に対して「【AI時代を生き抜く】自衛官のための新・キャリア戦略」と題して講演を行いました。本講演の講師は、元航空自衛官で現在は大手外資企業で管理職として勤務する元自衛官八木俊行で、基地司令と旧知の中であったことから実現しました。
■常識を覆す「自衛隊で民間に通用するキャリアを構築する」方法とは……
一般的に自衛官の転職及び再就職は、極めて困難であるとされています。なぜなら「自衛隊の業務は特殊で、汎用性がない」と認識されているためです。講師である八木も、特別なスキルや経験は有していませんでした。
しかし八木は、大手外資の内定を勝ち取ることが出来ました。その後、同期や後輩らの転職サポートを始めたところ、「特別な資格や経験がなくても年収を上げつつ、フルリモートなどの希望条件を叶えられる転職」の成功者が続出。八木はこの経験を通じて「自衛官のキャリアは民間でも通用する」という確信を得ました。
■現役航空自衛官らに講演「AI時代でもアナログなキャリア構築が強みになる」
9月12日には高畑山分屯基地にて、67人の隊員らに対し講演を行いました。
講演で話したのは下記テーマについてです。
・八木自身が自衛官として経験した「転職活動での挫折経験」
・自衛官の再就職=「56歳はじめての転職」
・世界最大手の外資企業から内定を獲得した「相手の理解を促す言語化術」
・自衛官×外資の経験から導き出した「AI時代に通用するアナログなキャリア構築モデル」
「AI時代」と言っても、その根幹には「組織が掲げる目標を達成する」という共通点があります。そこに、自衛官の強みがあります。紹介したキャリア構築手法は誰もが実践可能な内容になっています。
この講演を聞いた自衛官たちからは、「資格を取るのが当たり前だと思っていた……」「再就職への不安がやわらいだ」といった声が上がった反面、「このままではダメだと思った」「本気で準備しないといけないと感じた」といった声も挙がりました。
なおこの講演は動画で記録しており、希望者に対しては無償での配布が予定されています
■八木からのメッセージ
昨今の自衛隊では、「入隊する人がいない」「入隊しても辞めてしまう」そして、「続けても将来が見えない不安」という三重苦の状況が生起しています。しかし、自衛隊の業務の中には、民間企業でも行われているような業務が数多く含まれます。自衛隊の業務に真摯に向き合うことで、民間企業でも通用するキャリアを育てていくことが出来ます。「将来が不安だから自衛隊を辞めて民間に行こう」と考えるのは、あまりにもったいない思考です。自衛官の強みを生かせる「AI時代に通用するアナログなキャリア構築モデル」を、ぜひ構築していきましょう!
八木は今後も、自衛官に対するキャリア構築のサポートを実施していきます。
プロフィール
防衛大学校第52期生として、2008年航空自衛隊入隊。
整備幹部として勤務し、米国不発弾処理課程、指揮幕僚課程の履修を経て2020年退職(3佐)。
現在は大手外資でシニアマネージャーとして勤務しつつ、自衛官専門のキャリアアドバイザーとしても活動している。
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