都市で小さな森を育てる、日本初*のシェアフォレストサービス「Comoris」。自律分散型組織運営による「Comoris DAO合同会社」を設立

DAOの仕組みを取り入れた地域住民参加型の都市緑地の実現で、経済活動と社会活動が両立するサービスモデルを目指す

Comoris DAO合同会社

Comoris DAO合同会社(本社:東京都目黒区、共同代表:南部隆一、小田木確郎、渡辺英暁)は、今年5月から実験的に運営を行ってきた代々木上原の「Comoris(コモリス)」コンセプトモデルの成功を経て、自律分散型の組織運営に適した法人である合同会社型DAOとして、「Comoris DAO合同会社」を2024年10月に設立し、事業を開始しました。

※ 日本国内における「シェアリングエコノミーでの都市の森の育成サービス」として(2024年3月時点、自社調べ)

1)DAO型の法人設立の背景

Comorisは、都市の空き地や遊休地に小さな森をつくり、メンバーシップ制で維持・育成をしていくシェアフォレストサービスです。デザインリサーチラボのACTANT FOREST(ラボ:山梨県北杜市、共同主宰:南部隆一、小田木確郎)と、まちづくりデザインスタジオのNEWPARK(本社:東京都目黒区、代表:渡辺英暁)が共同で代々木上原の空き地を借り上げ、Comorisのコンセプトモデルとして2024年5月から半年間の実証実験を行いました。

公募により集まったシェアメンバーには、運営の意思決定にも関われる権限を付与したNFTを発行し、協働で緑地育成に取り組みました。メンバー発のイベントや活動も数多く生まれ、森の育成を通した活気のあるコミュニティづくりにつながりました。また、Comorisを、セミパブリックな場として地域にひらくことで、隣家やご近所の方が集まる憩いの場になるとともに、商店会やペットの飼い主、地域のランナーといった多様な方々の交わるまちのコモンズ(共有地)としても機能しました。

今回、サービスの本格スタートにあたり、地域の人が共に育てるコモンズとしての「アーバンフォレスト」という価値を最大化することを目的に、DAO型(分散型自律組織)の法人形態である「合同会社型DAO」として、Comoris DAO合同会社(以下、当社)を設立しました。


2)“参加型の緑地”を通して、都市の人々の価値観や行動変容を促す

当社は、「都市に森を増やす」というミッションを掲げています。

東京の樹冠被覆率が減少していることはもちろんのこと、世界中の森林伐採が止まらず、生物多様性が激減していく中で、2050年には都市に暮らす人口が全人口の2/3を超える*と推計されています。環境への負荷が高いとされる都市のライフスタイルが、これまで以上に影響を持つことになるにも関わらず、課題解決につながる具体的な施策は多くありません。

Comorisは、ただ緑地を増やすだけでなく、樹木育成や土中環境の改善といった参加型の学びやアクティビティを提供することで、都市に住む人々の価値観の変容、共感力の向上、環境再生に向けた行動変容を促すことを最終的なゴールとしています。

*出典:https://www.worldbank.org/en/topic/urbandevelopment/overview#:~:text=Globally,%20over%2050%25%20of%20the,1.5%20times%20to%206%20billion

3)Web3の仕組みを活用した森の運営によって多拠点展開を目指す

当社は、DAO型の事業モデル構築のために、以下に取り組んで参ります。

◾DAOによる運営モデルのパッケージ化

Comorisは、空き地や空き家を借り上げるモデルに加え、企業が保有する遊休地や活用されていないグリーンスペース、また、再開発用地やPark PFI*での公園活用など、パートナーに合わせた複数のスキームで展開する予定となっており、現時点では、2025年に都内2ヶ所、2027年に都内近郊1ヶ所への設置が決定しています(2024年11月現在)。

同時に、「シェアメンバーの学びを深めるアクティビティ」「オンラインコミュニケーションツール」「植栽と空間設計のキット化」「育成活動マネジメントツール」の開発と検証を進めています。その後、誰でも簡単にComorisが立ち上げられるようなDAO型の運営パッケージとして展開し、自律的なComoris多拠点展開を目指します。

*Park PFI:都市公園の整備・運営を行う民間事業者を公募により選定する制度

◾️ReFiプラットフォームの構築

運営モデルのパッケージ化に加えて、ブロックチェーン技術を活用したReFi(再生金融、Regenerative Finace)の仕組みを開発します。環境問題や社会課題の解決に経済的インセンティブをもたらすReFiに着目し、CO2吸収量に応じたカーボンクレジットや、生物多様性の増加に対する証明をトークン化したNFTを広く販売することでComorisの運営のための支援を募ります。さらに、今後提携を進める地方の里山や山林への関係人口を増やし、都市を入口にして「シェアフォレスト」の価値をさらに広げて行く予定です。

⚫️アーバンシェアフォレスト「Comoris」とは

都市の空き地や遊休地に小さな森をつくり、その場の自然や様々なアクティビティを楽しみながらメンテナンスを継続していくメンバーシップ制のシェアフォレストサービスです。NFTによるメンバーシップ制で運営され、メンバーや周辺住民は、場の育成はもちろんのこと、野草を使った食のイベント、森での実地研修など様々な学びのプログラムへの参加を通して、自身の暮らしにとっても、地球にとっても優しい、ネイチャーポジティブな都市生活を実現することができます。

また、土地オーナーは、Comorisの仕組みを活用することで、都市の空き地や遊休地を大きなコストをかけることなく森へと転換し、不動産事業としての経済性の担保も可能となります。地域の環境的な価値を高め、そのケアを担うコミュニティとともに賑わいを生み出していきます。

参考:

「都市で小さな森を育てる、日本初*のシェアフォレストサービス「Comoris」。代々木上原にコンセプトモデルが誕生。」(2024年4月11日配信)

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000126485.html

「都市で小さな森を育てる、シェアフォレストサービス「Comoris」が本格始動。サービスを初公開する「森のオープニングレセプション」を開催」(2024年5月15日配信)

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000126485.html



【会社概要】

社名:Comoris DAO合同会社

所在地:東京都目黒区碑文谷5-2-5 T&Aビル5階

設立:2024年10月1日

代表者:南部隆一、小田木確郎、渡辺英暁

事業内容:

・会員制シェアフォレストサービスの運営

・フランチャイズシステムによるシェアフォレストサービスの運営、及び運営指導

・環境関連分野のコンサルティング・調査

・環境活動に関する商品・サービスの企画、開発、販売、保守、運営

・不動産に関する事業企画・運営

・建築・造園・緑化工事の企画


<本リリースについてのお問い合わせ先>

Comoris DAO合同会社 担当:橋場
TEL:050-3717-9515
E-MAIL:hello@comoris.co




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会社概要

Comoris DAO合同会社

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URL
https://comoris.co/
業種
サービス業
本社所在地
東京都目黒区碑文谷5-2-5 T&Aビル5階
電話番号
-
代表者名
南部隆一
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年10月