【開催レポート】三菱UFJフィナンシャルグループと連携し、あしなが育英会の高校生30名に「まちなか留学」を無償提供
〜経済的な理由から留学を諦めていた生徒が多数参加、異文化交流から得た学びの声も紹介〜
一般社団法人HelloWorld(所在地:沖縄県沖縄市、代表理事:野中 光・冨田 啓輔)は、一般財団法人あしなが育英会(所在地:東京都千代田区、会長:玉井 義臣)と連携し、2025年1月12日(日)〜13日(月・祝)の2日間の「まちなか留学」プログラムを高校生に30名に対し無償提供しました。
本取り組みは、一般社団法人HelloWorldが体験格差の解消を目指し、企業などの支援のもとで運営する「まちなか留学基金」によるものです。3回目の実施となった今回は三菱UFJフィナンシャル・グループの支援を受け、東北地方や九州・沖縄地方在住の高校生を対象に、関東地方在住のホストファミリー家庭での「まちなか留学」プログラムを実施。「金銭的理由で留学を諦めていた」という高校生も多数参加し、異文化交流から得た学びや今後に向けての意気込みの声が寄せられましたのでご紹介します。
開催背景
異文化交流プログラム「まちなか留学」は、HelloWorld株式会社が運営し、日本在住の外国人宅でのホームステイを通じて国内での国際交流体験を実現するサービスです。時間的・経済的負担を軽減しながら短期留学同等の体験をできることが評価され、サービス開始からの5年間で15,000名以上が参加してきました。特に昨今の円安や物価高騰などの経済状況を受け、「まちなか留学」に多くの問い合わせが寄せられています。
こうした留学やホームステイを含む課外活動などの「体験」が子どもの非認知能力の向上において重要とされる一方、日本では昨今、経済的事情から学校外の経験に差が生じてしまう「体験格差」が社会課題となっています。
今井悠介氏の著書『体験格差』(講談社現代新書)によれば、世帯年収が低い家庭ほど「体験」の割合が少なく、「体験をさせてあげられなかった理由」を尋ねても、世帯年収300万円未満の家庭では「保護者の経済的理由」が半数以上を占めたという調査結果が示されています。
「まちなか留学」は、高額な渡航費・滞在費等が発生する海外留学と比較して手が届きやすい国際交流体験を実現しているものの、経済的に厳しい状況にある家庭の子どもたちにとっては依然としてハードルがあります。一般社団法人HelloWorldは、このハードルを解消し、海外留学体験を諦めざるを得ない状況に置かれていた子どもたちに「まちなか留学」を無償提供することで、日本社会の体験格差の解消に繋げられるとの考えから「まちなか留学基金」を創設しました。さらに、この考えに賛同した企業がCSRなど社会貢献活動の一環として支援することで、開催が実現しました。
開催の様子
▼Welcomeセレモニー後、ホストファミリーとの初対面。
ホストファミリーの明るい出迎えに、緊張が解れる様子がうかがえました。
▼いよいよ、ホームステイスタート!
すべての生徒が地方出身の今回は、東京の名所を一緒に訪問したホストファミリーも。家庭内では、外国の文化を体験するなど、様々な交流が生まれました。
▼Farewellセレモニー
ホストファミリー代表から、今後へのエールを込めたスピーチが贈られました。
参加生徒の声
参加した高校生から寄せられた感想をご紹介します。
・金銭的な問題で留学を諦めていた私にとって、とても貴重で素晴らしい機会だった。この体験を活かして、将来社会に貢献できる大人になりたいと思う。また、もっと視野を広く持ち、何事にも挑戦していきたい。
・これまで留学やホームステイは自分には不可能な体験だと思っていた。英語でのコミュニケーションへの強い関心や憧れがあっても、学校経由で知るプログラムは高額な費用がかかり参加ができなかったが、「まちなか留学」では1日とは思えないほど多くの学びがあり、海外の文化や生活に触れることができた。自分から話しかけたり、試行錯誤したりして構築した関係性やその過程が自分にとって大切なものになると学ぶことができた。
このほか、開催に関わった三菱UFJフィナンシャル・グループやあしなが育英会、HelloWorld株式会社とホストファミリーへの感謝の声が多数寄せられました。
HelloWorldは今後も、様々な賛同企業と連携し、すべての子どもたちへの異文化交流体験機会の提供を通じて、分断のない豊かな社会の実現に貢献してまいります。
<団体概要>
団体名 :一般社団法人HelloWorld
代表者 :野中 光・冨田 啓輔
所在地 :沖縄県沖縄市中央1-7-8
設立 :2023年10月
活動内容:まちなか留学基金の運営、企業/団体等とのコラボレーションによる子どもたちへの支援など
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