突き抜ける奄美縄文SDGs!宇宿貝塚リニューアルへ
鹿児島県奄美市が縄文とSDGsを融合させた拠点整備に挑む

鹿児島県奄美市(市長:安田壮平)は、プロジェクト推進課と文化財課のイニシアチブにより、奄美市政策アドバイザーの谷中修吾氏(BBT大学大学院 経営学研究科 教授)の総監修のもと、奄美縄文SDGsに基づく宇宿貝塚史跡公園リニューアルに着手しました。
宇宿貝塚史跡公園(所在地:鹿児島県奄美市笠利町)は、主として縄文時代の遺構及び遺物で構成される国指定史跡「宇宿貝塚」を整備して平成16年(2004年)に開園した公園で、発掘調査で見つかった遺構などを展示する史跡保護覆屋施設と当時の海岸砂丘地形を復元した広場で構成されています。

第1期リニューアルに着手した令和6年度は、「宇宿貝塚史跡公園リニューアルによるSDGs加速化事業」を通じて施設の基礎的な修繕を行うとともに、奄美縄文SDGsに関する学びのコンテンツとして「展示パネル」「ガイドブック」「WEBサイト」「動画」を制作しました。
本事業の推進にあたっては、検討委員会で多角的な討議を行うとともに、監修委員会を設置して専門的な討議を重ねました。監修委員会では、縄文時代の理念体系から奄美縄文の暮らしを紐解き、SDGsに資するサステイナブルな社会をつくるための示唆を体系的にまとめています。

第1期リニューアルの公開は、令和7年(2025年)4月中下旬を予定しています。今後も順次リニューアルを重ね、奄美縄文SDGsにフォーカスしながら「観光・教育・環境」の複合拠点として宇宿貝塚史跡公園の整備を推進していく見込みです。
▼奄美縄文SDGsのコンテンツ




▼奄美縄文SDGs監修委員会
【総監修】谷中 修吾(BBT 大学大学院 経営学研究科 教授 / 奄美市政策アドバイザー)
【企画・運営】中江 康仁(奄美市プロジェクト推進課)、小林 千香子(奄美市プロジェクト推進課)
【時代考証】喜友名 正弥(奄美市教育委員会文化財課)、川上 晃生(奄美市教育委員会文化財課)

▼メッセージ
約1年にわたって監修委員会で討議しながら「奄美縄文SDGs」を体系化し、宇宿貝塚の第1期リニューアルにおいて具体的なコンテンツをリリースするに至りました。縄文の理念体系を明確に示した上で、ファクトに基づいて奄美縄文の暮らしを紐解くことにより、SDGsに資するサステイナブルな社会をつくるための示唆を抽出しています。自然の恵みに溢れた奄美縄文の暮らしを体感して、新しい社会のあり方を探るヒントになれば幸いです。
谷中 修吾(BBT大学大学院 経営学研究科 教授 / 奄美市政策アドバイザー)
▼問い合わせ
奄美市プロジェクト推進課
TEL:0997-69-3186
奄美市教育委員会文化財課
TEL:0997-54-1210
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