能登半島地震・能登豪雨の被災地で制作された子どもと大人の自画像85点が一堂に!「2024年-2025年の能登の自画像教室展」
3月25日(火)〜3月30日(日)HIRAKU 01 IKEBUKURO SOCIAL DESIGN LIBRARY
クリエイティブディレクター・アートディレクターの福井崇人(ふくいたかし)とマテックス株式会社(東京都豊島区、代表取締役社長:松本 浩志、以下 マテックス)は、能登半島地震・能登豪雨の被災地で実施した「自画像教室」で制作された子どもと大人の自画像85点を展示する「2024年-2025年の能登の自画像教室展」を、HIRAKU 01 IKEBUKURO SOCIAL DESIGN LIBRARY(東京都豊島区上池袋)で3月25日(火)〜3月30日(日)に開催します。

「自画像はセルフカウンセリングである」という思いから2024年8月と2025年2月に、被災地で「2回の」自画像教室を実施。
昨年の元旦に起きた地震と昨年9月の豪雨で「二重の被災」を経験した、石川県珠洲市。子どもたちはもちろん大人でも自分自身の感情を認識したり、言葉で整理することが難しい状況です。そんな状況に対し、「自画像はセルフカウンセリングの手段である」という思いから、珠洲市内の小中学校で「自画像教室」を合計9回実施しました。福井崇人の中に、自身がかつて自画像に救われた経験から「心は目に見ることができなくても、自分の顔なら観察できる。観察することで、自分の気持ちを知ることができる」と言う考えがあったからです。福井崇人チームからマテックスに対し、被災地での自画像教室実施の意義を伝え、マテックスはその思いに共感し、協力を快諾。実施に対する支援を行いました。
そこから2024年8月に1回目の自画像教室を、その半年後の2025年2月に2回目の自画像教室を実施しました。8月と2月の2回に分けて自画像教室を実施したのは、半年の期間をあけて自画像を制作し、2つを見比べることで、半年の心の変化を観察することができると考えたからです。
半年の期間をあけて制作された、「2つの自画像」を見比べるという取り組み。見えてきたのは本来「目には見えないはず」の“心の復興”。
同一人物が半年という時間をあけて描いた2つの絵には、明確な変化があります。それは一言で言えば「強くやさしい絵になっている」という変化です。画材として強い線をかけるものを選ぶようになった人や、観察力が増し細かいところまで見られていることがわかる絵を描いている人もいます。描かれる表情についても、優しい表情になっている人もいれば、自信を感じる表情になっている人もいます。自画像教室実施時には、「上手に描く必要は全くありません。顔をとにかく観察してみてください」とお伝えしてから、絵を描いていただきました。一つ一つの自画像の中に被災地の子どもたちと大人たちが見つめた「その瞬間の自分」が写し取られており、それを見比べることで、その変化を目の当たりにすることができます。それは“心の復興”の過程とも言える変化です。

展覧会のオープニングイベントでは、被災者の小学生も登壇。自画像と自分の言葉で、被災地の思いを伝えます。
東京での展示に先立ち、2025年3月3日〜13日には珠洲市内の地域唯一の書店で展覧会を実施し、好評を博しました。本展示はそれをさらに進化させたものです。3月25日(火)のオープニングイベントでは、自画像教室に参加した被災者の小学生が、このために東京の会場に来場します。第一部では小学生も登壇者として、自画像教室の感想や、被災後の生活の変化、現在の思いについてお話しします。第二部では、マテックス株式会社からボランティアとして自画像教室に参加した方6名にご登壇いただき、「社会貢献としての『自画像教室』についてお話しします。

■「2024年-2025年の能登の自画像教室展」実施概要
【場所】 HIRAKU 01 IKEBUKURO SOCIAL DESIGN LIBRARY(東京都豊島区上池袋2丁目2−15)
【会期】 3月25日(火)〜3月30日(日)11:00〜19:00 (初日のみ15:00開場)
【参加費】 無料 ※被災地支援のための募金箱を設置いたします。ぜひご協力をお願いいたします。
【申込】https://peatix.com/event/4347768/view
■オープニングイベント
3月25日(火)
16:00〜16:50 第1部 「自画像に見る「心の復興」-能登半島地震・豪雨を経て-」
登壇者:福井崇人(フクちゃん先生)、金沢大学 鈴木瞬准教授、被災者の小学生1名。
17:10〜18:00 第2部 「社会貢献活動としての『自画像教室』」
登壇者:福井崇人(フクちゃん先生)、ボランティアとして自画像教室に参加したマテックス社員6名。
25日(火)は15時開場です。イベント前にぜひ展示をご覧いただければ幸いです(イベント中も展示はご覧いただけます)
【インタビューについて】
15:00〜16:00、16:50〜17:10、18:00〜
福井崇人(フクちゃん先生)・被災者の小学生・マテックス社員への取材が可能です。
自画像教室に参加した被災者の小学生が、このために東京の会場に来場します。
ぜひ取材にお越しいただければ幸いです。
■珠洲市における「自画像教室」「2024年-2025年の能登の自画像教室展」実施概要
2024年8月 珠洲市内の小中学校4校で教室を実施。
2025年2月 8月に訪問した4校のうち3校ほか、珠洲市内の書店、公民館で2回目の教室を実施。
2025年3月 いろは書店(石川県珠洲市)にて「2024年-2025年の能登の自画像教室展」を開催。
■マテックス株式会社
1928年創業。建築用板ガラス、住宅サッシ、ビルサッシ、樹脂製品、住宅設備器機等の卸販売。複層ガラスの製造。「窓から日本を変えていく」を掲げ、高断熱の真空ガラスや防犯ガラス等の高機能ガラスで社会に貢献します。目指すのは、持続可能な暮らしへのシフトと地球環境を取り戻すこと。がその一生を健康で活き活きと暮らせること、無駄なエネルギー消費やCO2排出を抑え環境への負荷を軽減すること、地域企業が各々の役割を発揮し「共創共栄」できる未来志向型の社会を目指します。
■福井崇人(フクちゃん先生)
クリエイティブディレクター/アートディレクター。金沢美術工芸大学商業デザイン学科卒。電通に入社。独立後、事業構想大学院や京都芸術大学の客員教授を歴任。ブランド戦略においてクリエーティブディレクション、戦略PR、広報、アートディレクションを統合するトータルプロデューサー。自分自身が学生時代に自画像に救われた経験から「フクちゃん先生」として、被災地ほかで「自画像教室」を展開している。
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