日本赤十字社、読売巨人軍・大勢選手、日本川崎病研究センター、3者合同の「大勢川崎病支援プロジェクト」(通称T-Project)を発表!
過去に川崎病を患った小学生との対談動画を本日公開
日本赤十字社(本社:東京都港区、社長:清家 篤)は、幼少期に川崎病を患っていた読売巨人軍・大勢選手と日本川崎病研究センターと合同で大勢川崎病支援プロジェクト(通称T-Project)を開始します。本日より、大勢選手と同様に幼少期に川崎病を患っていた小学生と大勢選手の対談動画をYouTubeにて公開しました。また、プロジェクト開始の記念として、プロジェクトの主旨に賛同いただいた献血者の方へ特製のバッグハンガーを配付するキャンペーンも実施します。

■大勢選手とのプロジェクト実施の経緯
大勢選手は生後7か月の時に40度の熱が1週間続き、川崎病と診断されました。後遺症が残る可能性があるため、高校生まで通院・検査をしており、野球や日常生活を今まで通りに送れるかの不安を持ちながら生活をしていました。川崎病を克服し、プロ野球選手になった大勢選手は自らの経験から川崎病に対する社会貢献活動を行いたいという思いを入団当初から持っており、日本赤十字社・読売巨人軍・日本川崎病研究センターと共にこのプロジェクトを立ち上げました。
■川崎病について
川崎病は1967年に初めて診断が下された原因不明の病気です。4歳以下の乳幼児に多く、全身の血管に炎症が起き、様々な症状が出ます。高熱、両側の眼球結膜の充血、唇の腫れと舌の炎症、体の発赤疹、手足の腫れ、首のリンパ節の腫れの6つの症状のうち5つ以上の症状があれば川崎病と診断します。小さなお子さんではBCGを注射した場所が紅く腫れ上がることも、特徴的な症状の1つです。多くのケースで命に別状はありませんが、ごくまれに重篤な合併症を引き起こし、まれに致命的になる可能性があります。川崎病の治療には人の血液から取り出されたタンパク質の一つである免疫グロブリンから造られる製剤が使用されています。原料となる血液は全国の献血で集められたものが使用されており、免疫グロブリン製剤を作るために献血は大事なアクションとなります。
■動画概要
今回公開される動画では、川崎病についての説明があるほか、大勢選手が川崎病を患っていた過去の経験をお話いただいております。また、大勢選手と同様に川崎病を患っていたことのある小学生のもとへ足を運び、「川崎病になって我慢したこと」や「普段の生活で苦労したこと」、川崎病治療において献血がどれだけ重要かについて語り合いました。
動画公開WEBサイトURL:https://youtu.be/7uRWblTK4aQ
■スマホスタンドにもなるバッグハンガーを記念品として制作!
プロジェクト発足の記念品としてスマホスタンドとしても使える特製のバッグハンガーを制作しました。動画を見たうえでプロジェクトの主旨に賛同いただいた方へ記念品をお配りします。
期間:令和7年4月5日(土)~無くなり次第終了
場所:血漿成分献血専用ルームを中心とした全国の 献血ルーム
配付条件:川崎病啓発動画を視聴された旨を申告いただくなど、当該プロジェクトの主旨に賛同のうえ
献血にご協力いただいた方。(受付で記念品希望の旨をご申告ください)

■血漿分画製剤について
血漿分画製剤とは、血漿中に含まれる血液凝固因子、免疫グロブリン、アルブミンなどのたん白質を抽出・精製したものです。免疫グロブリン製剤をはじめとする血漿分画製剤は、自己免疫性疾患や難治性神経疾患の治療など医療に欠くことのできない製剤で、近年、医療需要が増加傾向にあります。
血漿分画製剤の製造には、全血献血および成分献血それぞれから生成される同製剤用原料血漿が必要となります。この原料血漿の必要量は同製剤の需要増加に伴い増加傾向にあるため、日本赤十字社では、血漿成分献血専用の献血ルームを東京・愛知・大阪の3か所に設置し、更なる原料血漿の確保に努めています。


■献血ルーム一覧
血漿成分献血専用ルーム:東京八重洲献血ルーム(東京都)
献血ルームフォレスト(愛知県)
曾根崎献血ルームRedOne CULB(大阪府)
全国の献血ルームは下記URLから確認できます。
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