熟練者の退職で「企業の技」が消える前に!属人化業務の社内継承を支援する新サービス『SkillRelay(仮)』を提供開始
AIを活用するため業務改善コンサルティングやシステム開発を提供する株式会社taiziii(本社:東京都渋谷区、代表取締役:加藤晃寿郎)は、熟練社員の知見・業務ノウハウをAIに継承させることで、退職・世代交代によるスキル断絶を防ぐAIエージェントサービス『SkillRelay(スキルリレー)(仮)』を、2025年6月より提供開始いたします。
近年、50代以上のベテラン社員の退職や定年に伴い、企業が長年培ってきた“現場の知見”や“経験による判断”が失われるという危機感が高まっています。いわゆる「スキル損失リスク」は、特定個人に依存した業務が多い中小企業や製造業、プロフェッショナルサービス業において顕著です。
『SkillRelay』は、熟練者のスキル・判断基準・業務の勘所を対話形式で抽出し、AIエージェントとして再構築。社内メンバーがいつでも質問・相談できる「知の継承ボット」として、24時間利用可能なAIパートナーを実現します。
「あの人しか知らない」業務のリスク
「このシステムのことなら、あの人に聞けば分かるよ」
このように、システムの使用方法や業務が属人化していることは珍しくありません。
特に、50代の社員が積み重ねてきた暗黙知は多く、重要なノウハウまでもが言語化されていない状況です。
───しかし、その社員が明日、突然退職したらどうでしょう?
動いているシステムなのに更新できない。
問題が発生したとしても、どのように改善すべきかを誰も分からない。
もはや、利益が減るだけでなく、社内外に対して信頼が毀損されることは明白です。
特に、特に一定規模以上の組織や歴史のある企業においてになるほど“属人化の時限爆弾”を抱えているケースが多いのです。
ご相談事例① ITソリューション企業の法人営業部からのご相談
「うちの部長、成約率は社内トップ。でも“なぜ売れるのか”が誰にも説明できないんです」
――BtoB営業を主力とする企業の営業本部長からのご相談です。
ベテラン営業が持つ“懸念の察知”や“切り返しトーク”のような経験知は属人化しやすく、組織全体に伝承しにくいのが実情です。SkillRelayでは、こうした相談をきっかけに、現場の対話やロールプレイを通じてノウハウをAIに蓄積し、若手でも活用できる仕組みの構想を進めています。
② 地方建設会社の法務担当者からのご相談
「◯◯さんに聞けばすぐ解決するのに、いないと誰もわからない。今後の引き継ぎが不安で……」
――中堅企業の総務部長より、危機感を込めて寄せられたお声です。
企業法務の判断基準や相談対応の型は、担当者の頭の中に留まりやすく、継承が難しい分野です。SkillRelayでは、こうした課題意識をもとに、ベテラン社員との対話から判断の背景やフローをAIが学習。将来的に“誰でも相談できる法務AIエージェント”として活用可能なプロトタイプ案を提示しています。
③ 製造業の情報システム部門からのご相談
「毎回、仕様変更の背景を説明していて、さすがに非効率だと感じてきました」
――製造業の情報システム部門リーダーより寄せられたご相談です。
システム改修やツール導入の際、「なぜこの仕様に?」といった設計の背景は文書に残りにくく、属人化しやすい領域です。SkillRelayでは、このような現場課題を受け、担当者の説明内容や意思決定プロセスをAIが学習。将来的に後任担当者がAIを通じて“業務の裏側”を理解できる形を目指しています。
無料相談受付中
「うちの会社も、50代の特定社員に属人化している業務・システムがあるんだよね...」というお悩みを抱えている方はぜひ一度お気軽にご相談ください。
1時間の面談を行うだけでも、暗黙知を言語化する方針はお伝えできるかと思います。
以下のURLから、無料相談を予約することが可能です。
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- 経営・コンサルティング