【東京・西新宿】刺しゅうアートの祭典「刺しゅうアートフェスティバル」、ヒルトン東京で7月16日から開催。全国から180点の作品が集結、多彩な表現が一堂に
デンマーク在住・白糸刺しゅうの第一人者&当社代表のパントン久美子が共同主催 。伝統技法と現代の感性が融合した作品展示や、希少な材料やコラボキットの販売も

全国各地から約180点の刺しゅう作品を一堂に集めた「刺しゅうアートフェスティバル」が、2025年7月17日(木)から21日(月・祝)まで西新宿・ヒルトン東京 地下1階「ヒルトピアアートスクエア」にて開催されます。
白糸刺しゅうの魅力を伝える事業を展開するシロイト株式会社(本社:東京都港区、代表:河口久美子)は本イベントに、協力企業として参画しています。また当社の代表を務め、刺しゅう作家でもあるパントン久美子が本イベントの共同主催をいたします。
当日は、デンマークやフランスの伝統技法を取り入れた白糸刺しゅうの第一人者であるパントン久美子の特別展示に加え 、技法やジャンル、教室の枠を超えた多様な刺しゅう表現の奥深さを体験いただけます。日本国内では入手困難なヨーロッパの刺しゅう布や、Hitsukiのカゴバッグと組み合わせた刺しゅうキットなど、こだわりの物販ブースも展開。刺しゅう愛好家だけでなく、クラフト好きの方々にもお楽しみいただける5日間の「刺しゅうのお祭り」です。入場は無料。この機会に、刺しゅうの新たな可能性と魅力を発見しにぜひお越しください。
刺しゅうアートフェスティバル公式サイト:https://embroidery-art-fes.com
1.「刺しゅうアートフェスティバル」の魅力
本イベントでは、全国各地から公募で寄せられた約180点の刺しゅう作品を一堂に展示。参加者の年齢層や地域、バックグラウンドは多岐にわたり、展示される作品もまた、刺しゅうの技法・ジャンル・表現の多様性を実感できる内容となっています。
具体的には、以下のようなジャンルを含む作品が出展されます:
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伝統白糸刺しゅう(ヘデボ、カットワーク、シュバルム、ハーダンガーなど)
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立体刺しゅう(植物などを立体的に刺した作品)
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オートクチュール刺しゅう(ビーズなどを使った華やかな刺しゅう)
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現代アート刺しゅう(絵画的・抽象的な表現を試みる刺しゅう)
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生活に寄り添う刺しゅう(服飾・インテリア小物に刺されたもの)
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物語性のある刺しゅう(絵本や詩、物語をもとに構成された作品)
なかでも注目されるのが、白糸刺しゅうです。白い布に白い糸だけで刺すこの技法は、中世ヨーロッパの修道院や宮廷の装飾に端を発し、清らかさと格式や権威を象徴する表現として育まれてきました。
白糸刺しゅうは地域ごとに独自の進化を遂げており、たとえばデンマークの「ヘデボ」は幾何学模様とカットワークを組み合わせた素朴で牧歌的な表現が特徴。フランスの「ブロドリー・ブランシュ」は滑らかなサテンステッチとレリーフのような立体感を備えた繊細な技術で知られます。イタリア、スイス、オーストリアなどでも、それぞれの土地の文化や生活様式に根ざした刺しゅうが発展し、ヨーロッパ全体に多彩な白糸刺しゅうの伝統が存在しています。
こうした多様な技法や表現を背景に、本展では「今を生きる刺しゅうの姿」を紹介。伝統を継承しながら、日々の暮らしの中で生まれた新たな作品たちが並びます。
刺しゅうという手仕事は、古来より世界各地で営まれてきた文化的な営みでありながら、近年ではアートやセラピーの文脈でも再評価されています。本展では、そうした「伝統と現在」「装飾と表現」「個人と社会」の間をつなぐ刺しゅうの在り方にも焦点をあて、多面的な魅力を紹介します。
今回の展示では、刺しゅう界を代表する5名の作家の方々を特別審査員としてお迎えします。それぞれの分野で第一線を歩まれてきた先生方による特別展示も同時開催いたします。
リボン刺しゅう:井上ちぐさ先生
アリワーク:おおにしみよ先生
リュネヴィルクロシェ刺繍:成田悦子先生
白糸刺しゅう:平石秀子先生
フランス刺しゅう:三浦名菜先生
ジャンルの異なる5名の作家による作品は、それぞれの刺しゅうの魅力を存分に伝えるものばかりです。来場者の皆さまには、コンテスト作品とあわせて、刺しゅうの奥深さと幅広い世界観をご堪能いただけます。
2. 物販ブースの紹介
● 白糸刺しゅうキット(オリジナル図案付き)
白い布に白い糸で刺す“光と影の刺しゅう”を、自宅でゆっくり体験できるキット。ブローチや巾着バッグ、ミニバッグなどが作れるキットをご用意しています。デンマークの「ヘデボ」や布から糸を抜かずに透かし模様を作るプルドスレッド刺しゅうを基にした繊細な図案に加え、必要な素材(リネン布、白糸、針、図案、ステッチ解説書、動画)が一式そろっています。ステッチ動画がついているので初めて白糸刺しゅうを刺す方でも気軽に白糸刺しゅうをお楽しみいただけます。
2025年6月に先行して代官山蔦屋書店でも販売。


● 日本未入荷のヨーロッパ製刺しゅう布
イタリアから取り寄せた、日本では販売されていない上質な刺しゅうリネンを数量限定で販売。白糸刺しゅうで使われている布は、布目の整い方や糸の質が非常に高く、日本国内ではあまり流通していません。リネンのクオリティは作品の仕上がりを大きく左右します。上品なツヤ感があり、刺しやすさと写しさを兼ね備えた生地は白糸刺しゅうに最適です。数量限定で販売します。
今回の刺しゅうキットのほとんどは、日本未入荷のイタリア製の刺しゅうリネンを用いております。
● Hitsuki × パントン久美子 コラボ刺しゅうキット
自然素材を使ったバッグづくりで人気のブランド「Hitsuki(ヒツキ)」とのコラボレーション商品。
以前から、ファッション性とデザイン性を兼ね備えた、おしゃれなかごバッグに白糸刺しゅうを組み合わせたいという思いがあり、理想のかごバッグを探していた中で「Hitsuki」と出会い、コラボレーションを依頼。今回、その想いが形となりました。
オリジナルデザインのカットワークのモチーフを布に刺し、かごバッグのカバーとして仕立てることで、完成すれば日常使いできる世界で一つの刺しゅうバッグに。日本の手仕事「かご」と、ヨーロッパの伝統技法「白糸刺しゅう」が出会った、数量限定の特別なキットです。


3.「刺しゅうアートフェスティバル」開催概要
イベント名: 刺しゅうアートフェスティバル
日程: 2025年7月17日(木)〜7月21日(月・祝)
時間: 11:00〜17:00(最終日21日は16:00まで)
会場: ヒルトピアアートスクエア(ヒルトン東京 地下1階)東京都新宿区西新宿6-6-2
アクセス:東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」直結
JR、私鉄各線「新宿駅」から無料シャトルバスあり(ヒルトン東京行き)
入場料: 無料
協力会社:シロイト(株)・てといと・ディー・エム・シー(株)・(株)日本ヴォーグ社
日本紐釦貿易(株)・一般社団法人日本リボン刺しゅう協会・(株)ブーケ
学校法人文化学園文化出版局 50音順
刺しゅうアートフェスティバル公式サイト:https://embroidery-art-fes.com
4. 刺しゅう作家 パントン久美子氏についてプロフィール
パントン久美子。白糸刺しゅう家。デンマークおよびフランスで白糸刺しゅうを学び、伝統的な技法を土台にしながら、現代の暮らしや美意識に調和する作品を創作している。2021年よりデンマーク在住。
白糸刺しゅうはヨーロッパ各地で育まれてきた伝統手芸であり、地域ごとに異なる「針運び」や技法の背景が存在するため、パントンはその正確な理解と習得を重視。単なる模倣ではなく、現地の空気の中で、その土地ならではの手の動きや道具の使い方、文様の成り立ちまで含めて学ぶため、ヨーロッパ各地に足を運び、各国の刺しゅう教室や職人から直接指導を受けてきた。
2009年、デンマークのスカルス手工芸学校に留学し、同国の伝統刺しゅうである「ヘデボ」を学ぶ。繊細なカットワークと幾何学的な文様が特徴のこの技法を習得し、その後、フランス・パリに拠点を移す。2012年から2017年までパリに滞在し、オートクチュール刺しゅうの名門アトリエ「ルサージュ」にも短期間通い、基礎的な技術を学ぶ。その後、白糸刺しゅう専門の教室にて、フランス伝統のブロドリー・ブランシュを習得。
白糸刺しゅうの魅力である「光と影」「質感の違い」「糸の動き」を生かし、余白の美や静けさを意識した作品づくりを行う。作品はすべて白い糸のみを使用し、刺しゅう糸の太さや撚り、ステッチの方向性などによって、微細な陰影を表現。透明感と奥行きを併せ持つその作風は、見る人に静かな感動を与えると評価されている。
近年では、白糸刺しゅうの技術と世界観を広く共有するため、キット制作やワークショップ、YouTubeでの発信にも力を入れている。2025年6月には代官山 蔦屋書店にてポップアップイベントを開催。ヨーロッパから取り寄せた刺しゅう布や自身のオリジナルキットを販売し、幅広い層から関心を集めた。また同月には、ライフスタイルブランド「SHIRO」の北海道の「みんなの工場」でヘデボのワークショップを開催、伝統的な技法を体験できる場を提供した。ブランドや場所を超えて展開される活動は、クラフトと現代のライフスタイルをつなぐ試みとして注目されている。
現在は日本とデンマークを拠点に、作品制作、講師活動、展示企画など多岐にわたって活躍中。
5. 会社概要
名 称:シロイト株式会社
住 所:東京都港区南青山2-2-15-1214
設 立:2023年6月23日
資本金:3,000,000円
代表者:代表取締役 河口久美子
URL :https://www.shiroito.co.jp
Instagram:https://www.instagram.com/kumip_broderie/
Youtube: https://www.youtube.com/@kumipinton
【本件に関するお問い合わせ先】
担当 :パントン久美子
TEL : 070-8521-8079
E-mail:info@kumipbroderie.com
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