AIチューター「Knock（ノック）」のHanji、シードで資金調達を実施

半年で10万ダウンロードを達成した中高生向けAIチューターの開発と採用を強化

Hanji株式会社

2025年8月15日 09時23分

生成AIを活用したAIチューター「Knock（ノック）」を開発・提供するEdTechスタートアップのHanji株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役CEO：村田洋佑、以下「Hanji（ハンジ）」）は、Angel Bridge、Coreline Venturesを引受先とする第三者割当増資にて、シードラウンドとして約3億円を調達したことをお知らせします。

Hanjiは、EdTech※1企業の元事業責任者などを中心に「次の時代の担い手のための教育をつくる」のミッション実現を目指し、2023年12月に設立されました。

2024年10月にローンチしたAIチューター※2「Knock」は、生成AI技術を活用した中高生向けの学習アプリで、提供開始から半年で10万ダウンロードを突破しています。手元のわからない問題を端末で写真に撮るだけで、ヒントや解説、重要ポイントを一人ひとりに寄り添って示してくれる「AIスキャン」機能が中高生から支持され、4000件以上のレビューで評価★4.8以上を獲得しています。Knockは現在、アプリストアを通じた中高生への直接提供に加え、学校等の教育機関を通じた提供も積極的に行っています。

今回調達した資金は、「Knock」のAIチューターとしてのさらなる進化と拡張のために活用してまいります。特に開発観点ではAIスキャン機能の精度及びUXの改善、そして進路サポート機能や個別学習プラン作成機能といった機能開発に、また事業観点では、学校等の教育機関への導入の加速に注力していきます。今回の資金調達を期に、開発人材及び法人担当人材の採用も積極的に行っていく予定です。

※1 EdTech：教育×テクノロジーを組み合わせた造語。テクノロジーを活用した教育のことを示す。

※2 AIチューター：生成AIを活用した学びのパートナー。生徒の理解度や学習進捗のデータをもとに、一人ひとりの専用のパートナーとして、最適化された学習体験を提供する。学習面はもちろん、進路指導や小論文作成などもサポート可能で、先生の指導の精度も高めることができる。

＜創業者コメント＞

Hanji株式会社代表取締役CEO　村田洋佑

テクノロジーによる「学びの個別最適化」はこれまでも長く期待され続けてきましたが、多くのICT教材やAIドリルは、むしろ生徒の負荷を増やし手一杯・消化不良を起こすことも珍しくありませんでした。基礎学力に加え探究的な学びや課外活動も重視され、子どもたちのやるべきことが増え続けている現在、EdTechに求められているのは、子どもたちの今に寄り添う「伴走者」であることだと思っています。

AIチューター「Knock」は、ローンチから半年で10万ダウンロードを達成し、中高生からの強い支持をいただいていますが、今後広い範囲で生徒の学習全体をサポートするまさに「AIチューター＝伴走者」としての機能拡充と、学校等の教育機関を通じたより多くの生徒への展開を目指していきます。

私たちはテクノロジーとスピード感を強みに、教育に携わる方々、そして今を生きる子どもたちに本当に役立つ教育インフラを、そこに携わる皆さんと議論しながら作っていきます。