そらとぶタクシー株式会社、PLANA USAへの出資を完了

― 日米韓連携を強化し、より確実な事業計画の構築へ ―

そらとぶタクシー株式会社

2025年11月11日 13時00分

「空の移動を日常に。」をコンセプトに空飛ぶクルマをタクシーのように手軽に利用できる航空運送事業をめざすそらとぶタクシー株式会社（本社：大阪市住之江区、代表取締役：宝上卓音）は、2025年5月27日に米国デラウェア州に本社を置く”PLANA USA, Inc.”への出資を完了いたしました。

出資金額は非公開ですが今回の出資により両社の関係はさらに強固なものとなり、PLANA社の開発進捗や技術情報をより的確かつタイムリーに共有できる体制が構築されました。

これによりそらとぶタクシー株式会社は日本国内でのeVTOL事業において、より確実で現実的な事業計画を策定・推進できる基盤を確立いたしました。

PLANA社はハイブリッド方式の中距離型eVTOL（電動垂直離着陸機）を開発する先進モビリティ企業であり、航続距離の長さや運航効率の高さにおいて世界的にも注目を集めています。

そらとぶタクシー株式会社は2023年6月7日に2040年までにPLANA社製のeVTOLを最大50機購入する計画を発表しており、今回の出資により機体仕様・運用設計・法規制対応などの面でより密接な連携が可能となります。

ー投資の背景と目的ー

PLANA社は韓国で創業し自社で企画＆立案されたeVTOL機体の開発を行ってきたeVTOLメーカーで、開発している機体PLANA　CP-01の特徴は800Km（予備燃料込み）以上の航空航続距離を可能とし、パイロットを含め７人の搭乗が可能である。

今年度にアメリカ合衆国での活動も開始し、型式証明を取得しやすいようにMade in USAとして機体開発を行っている。

そらとぶタクシー株式会社は以前から韓国のPLANAと緊密な協力関係にありましたが、PLANAが主要事業と開発の全てを米国へ移管するビジョンにさらなる力を添えるため、今回の投資を決定いたしました。

ー今後の展開ー

今後もそらとぶタクシー株式会社は「空の移動を日常に。」というビジョンのもと、PLANA社との技術的・事業的協働を深化させながら、地方自治体・観光・防災などの分野での社会実装に向けた取り組みを加速してまいります。

両社は今後日本国内における中距離型eVTOLの早期実用化と安全な空のモビリティネットワークの構築を目指して、共同で歩みを進めてまいります。

ー代表コメントー

そらとぶタクシー株式会社　代表取締役　宝上卓音

「私たちが目指すのは、旅行者やインバウンド需要、さらにはビジネスシーンにおける新たな移動手段の創出です。

800km（予備燃料を含む）という航続距離と、6名を超える搭乗が可能なPLANA社の機体は、まさにその実現に向けて理想的な存在です。

この機体を活用し、まずは大阪から、そして日本全国へと“空飛ぶクルマ”の社会実装を進めてまいります。

富裕層だけの特別な乗り物ではなく、一般のタクシーと同じように、少し手を伸ばせば誰もが利用できる。

そんな経済的合理性を備えた、新しい空のモビリティサービスを日本に根づかせていくことを目指しています。」

右：代表取締役　宝上卓音

左：共同代表　　宝上和音

— PLANA CEO コメント —

PLANAの創業者兼CEOである Braden Kimは、「日本の主要パートナーであるそらとぶタクシー株式会社からの投資は、単に資金調達という意味合いを超え、アジア地域で共に市場を拡大していく機会となります。何よりも、鉄道移動が定着している日本において、競争力のある航空サービスとして地域間の移動や観光産業に航空機を投入することで、柔軟な航空移動市場を創出できるでしょう。とコメント。