【500人アンケート】実家を引き継ぎたい人はどのくらい?今どきの20〜50代に意識調査
実家を引き継ぎたいかに関する意識調査
実家の相続や管理は、持ち家のある家庭にとっては避けて通れないテーマです。実家には家族との思い出が詰まっている反面、維持費や管理の負担といった現実的な問題もありますね。
では親や自分が暮らしてきた実家を積極的に引き継ぎたいと考える人は、どのくらいいるのでしょうか。
株式会社家がほしい(本社:広島県広島市、代表取締役:佐々木 功、公式サイト:https://iegahoshii.co.jp/ )が運営する家が欲しい.com( https://iegahoshii.com/ )は、20代~50代の男女500人を対象に「実家を引き継ぎたいか」についてアンケート調査を実施しました。
調査結果に対して、司法書士法人永田町事務所代表の加陽麻里布氏よりコメントをいただきました。
アンケート概要
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調査対象 |
20代~50代の男女 |
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調査期間 |
2026年7月2日~3日 |
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調査機関 |
自社調査 |
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調査方法 |
インターネットアンケート |
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有効回答数 |
女性386人/男性114人、計500人 |
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回答者の年代 |
20代 18.4%/30代 37.0%/40代 27.8%/50代 16.8% |
【本調査データの引用について】
本調査の結果・画像は、記事やメディアでご紹介いただけます。引用・転載の際は、出典元として「株式会社家がほしい」の公式サイトURL( https://iegahoshii.com/ )へのリンク掲載をお願いいたします。
■実家を引き継ぎたいと考えている子世代は47.2%

20代~50代の男女500人に「実家を引き継ぎたいか」を聞いたところ、「ぜひ引き継ぎたい(19.2%)」「条件次第で引き継いでもいい(28.0%)」が合わせて47.2%でした。
「できれば引き継ぎたくない(32.0%)」「全く引き継ぎたくない(20.8%)」の合計は52.8%で、引き継ぎたい人と引き継ぎたくない人がほぼ半々という状況。
また「ぜひ引き継ぎたい」は「条件次第で引き継いでもいい」よりも少なく、「全く引き継ぎたくない」も「できれば引き継ぎたくない」よりは少なくなっています。条件次第で柔軟に検討する人が多いとわかりました。
実家を引き継ぐかどうかは「感情」「手間や費用の負担」「自分以外の家族の考え」などさまざまな要素が絡み合うので、各事情を考慮して慎重に判断したい人も多いと考えられます。
■実家を引き継ぎたい理由1位は「思い入れがある」

実家を引き継ぎたいと答えた236人に理由を聞いたところ、1位は「思い入れがある(28.8%)」、
2位「立地が良い(14.8%)」、3位「資産になる(12.3%)」の結果でした。
実家を引き継ぎたい理由としては、「立地が良い」「資産になる」などを抑え、「思い入れがある」が最も多くなっています。実利面を重視する人がいる一方で、感情面で実家に重きを置いている人も多いとわかりました。
一方で「実家が広い」「住みたいと思える」「家の状態がいい」など、実家に住まいとしての魅力があることを挙げる人もいました。
1位|思い入れがある
実家を単なる不動産ではなく、家族との思い出や人生の節目が詰まった特別な場所として捉えている人が多くなっています。思い入れがあるので、「他の人に渡したり処分したりするのは寂しい」と感じるのですね。
ただし感情を優先して引き継いでも、現実的には管理や費用の負担が発生します。自分以外の家族の考えによっては、「維持するのか」「誰が引き継ぐのか」で話し合いがこじれることも考えられます。
そのため、思い入れはあるものの、現実に引き継ぐとなると慎重にならざるを得ない葛藤を抱いている人も多くいました。
◯回答者の声
・18年間過ごした思い出の場所なので引き継ぎたいと思うが、兄弟もいるので状況次第だと思う(20代 女性)
・思い出が詰まった家なので、他の人に渡したり処分したりするのは寂しく感じる(30代 女性)
・家族との思い出があるので大切にはしたいです。ただ「住む場所」「仕事」「お金の負担」もあるので、管理しやすい状況なら引き継ぎたいと考えています(40代 男性)
2位|立地が良い
実家に立地面での優位性があるため、引き継ぎたいと考えている人もいました。立地がいいと自分が住む際に便利なほか、賃貸化する場合にも入居者がつきやすいと期待できます。立地の良い実家は、魅力的な資産になりえるのですね。
とくに「将来は地元に戻りたい」と考えている人にとっては、立地の良い場所にある実家を引き継いで住めることは、大きなメリットです。
◯回答者の声
・立地が良く、住宅街で過ごしやすい(20代 男性)
・遠方であるが将来的に地元に帰りたいと思っており、立地がかなりいいから(30代 女性)
・実家のほうが公共交通機関の面で便利が良く、実家を拠点に行動することもあるので、なくなると困る(40代 女性)
3位|資産になる
不動産は大きな資産です。とくに立地が良かったり人気のあるマンションだったりすると、資産価値も高くなると考えられます。売却すれば現金化でき、賃貸化すれば不労所得を得られる可能性もあります。
仮にすぐ自分が住む予定はなくても、「将来必要になったときに活用できる」「売却や賃貸という選択肢を残せる」と考えれば、引き継ぎたいという気持ちは高まりますね。
◯回答者の声
・土地の値段が上がっており、資産として持っておくのもありだと思うため(30代 女性)
・土地に価値があるので、不労所得につながる可能性が大きいため(50代 女性)
4位|住まいを確保したい
とくに現在賃貸で暮らしている人は、「老後に賃貸物件を借りられるのだろうか」と不安になることも少なくありません。実家を引き継いでおけば、賃貸物件から離れて実家に住むことが可能になります。
離婚や転職など、人生では予期せぬライフイベントが発生することもあるので、備えとして不動産があることに安心感を覚える人も多くいました。
◯回答者の声
・自分が老後住む家に困ったら、住めるようにしたいからです(30代 男性)
・シングルマザーなので、そのまま住居として使いたい(40代 女性)
・人生何があるかわからないので、居住できる不動産があるのはありがたいと思う(50代 女性)
5位|実家が広い
「今住んでいる家よりも実家のほうが広い」という人も多くなっています。広い家は開放感がありますし、のんびり過ごせることに快適さや落ち着きを感じる人も少なくありません。
一方で都市部などでは地価が高く、広い家や庭を確保できないこともあります。そのため実家の広さそのものが、大きな魅力となっています。
◯回答者の声
・実家の土地が結構広いから(30代 女性)
・今、自分が住んでいる家より広いため(30代 女性)
・広々とした環境で余生を過ごしたい(40代 男性)
6位|家の状態がいい
実家がまだ十分に住める状態であれば、「手放すのはもったいない」と考える人もいて当然です。現実的に自分や親族が住んだり、賃貸化したりするハードルが下がるからですね。具体的には「築年数が浅い」「リフォームがされている」「きれいに住んでいる」といった状態が挙げられました。
建物の状態が良ければ、相続後の懸念事項となる維持費や管理の手間への不安も軽減できると考えられます。
◯回答者の声
・建物自体は時々リフォームなどして手を入れているので、両親が病気などで動けなくなったら実家に戻り、残るつもりでいる(30代 女性)
・現時点ではまだまだ住めそうな感じで、売却するのはもったいない感じがするから(40代 女性)
7位|住みたいと思える
実家そのものや実家の周辺環境に魅力を感じている人も多くいました。地元への愛着を挙げる人もいれば、実家の住宅性能が高いことを挙げた人もいます。
住み心地の良い実家であれば、一旦は実家や地元を離れた人にとっても、将来の住まいの選択肢になりやすいとわかりました。
◯回答者の声
・愛着のある土地で、地元が好きだから(20代 男性)
・現在は実家を離れて暮らしていますが未婚なので、いずれは実家に戻りたいという思いがあります(50代 女性)
・自分の持ち家よりも実家のほうが頑丈で断熱性も良く、太陽光パネルまで付いていて使いやすい。庭は畑地なので、将来的に家庭菜園が存分にできる(50代 男性)
■実家を引き継ぎたくない理由1位は「立地が悪い」

続いて、実家を引き継ぎたくないと答えた264人に理由を聞きました。
その結果、1位は「立地が悪い(23.5%)」でした。2位「コストがかかる(17.8%)」、3位「建物が古い(16.7%)」でした。
「立地」「管理の負担」「建物の状態」といった現実的な問題を挙げる人が多くなりました。また、すでに持ち家があったり実家から離れたところで生活の拠点をつくったりした場合には、実家に戻るのが現実的に難しくもなります。
1位|立地が悪い
具体的には「駅から遠い」「車がないと生活できない」「商業施設が近くにない」などが挙げられました。
交通アクセスが悪いと通勤通学が不便になりますし、商業施設が少ないと日常生活が不便です。また車がないと生活できない場所については、高齢になって運転が難しくなった場合の生活を心配する声もありました。
自分で住むイメージが湧かず、賃貸化の見通しも立ちにくいので、引き継ぐメリットを感じにくくなると考えられます。
◯回答者の声
・地方の中でもかなり郊外にある家なので、自分が住むのも賃貸として貸し出すのも現実的ではないため(20代 女性)
・駅やスーパーが近くになくて不便だから(30代 女性)
・実家は結構な山奥にあり、生活や仕事の面で不便が多い。また気候も寒冷であり、夏は過ごしやすいが、冬は寒くて身体にこたえる(50代 男性)
2位|コストがかかる
実家を相続すると相続税を課せられる可能性がありますし、相続後は固定資産税や修繕費などがかかります。
相続税は現金で納付する必要があるので、「資産価値の高い不動産を継いだけれど、現金がない」という人にとっては、支払いが難しくなることも。また、所有している限り固定資産税などの負担が続くほか、建物の状態によっては修繕費や管理費が必要になるため、負担だと感じる人も少なくありません。
実利的な面で負担が大きいので、実家を引き継ぎたくないと考える人も多くなりました。
◯回答者の声
・固定資産税を支払う余裕がなく、維持するのが難しいから(30代 男性)
・相続税が払えないのはわかりきっているから(40代 男性)
・実家を維持するには、固定資産税や修繕費などの負担がかかるので(50代 女性)
3位|建物が古い
実家の建物が古い場合には、「断熱性や耐震性に不安があり、住むのが現実的ではない」といった問題が起こります。住もうと思った場合に大規模なリフォームや建て替えが必要になれば、コストがかかりますね。
また、建物の老朽化が進んでいる場合には、買主が修繕費や解体費を負担する可能性があるため、立地や権利関係などの条件によっては売却に時間がかかることもあります。
そのため、「住めない」「売りにくい」「どう扱えばいいかわからない」といった悩みにつながっていました。
◯回答者の声
・とても築年数の古い家なので、相続してもどうしたらいいかわからない(20代 女性)
・築年数がかなり古いし、「傷」「汚れ」「今に折れそうな柱」など問題が多いから(30代 男性)
・ボロボロなので住めないし、売るにもいろいろ面倒なので(40代 女性)
4位|遠方に住んでいる
遠方の実家を引き継いだ場合には、管理のため帰省するだけでも時間や交通費がかかって、大変です。また実家が空き家になった状態で管理する場合には、災害での損壊や犯罪被害の不安もあり、遠方から実家を心配し続けることは、大きな心理的負担になります。
そのため「引き継いだとしても、現実的に管理できない」と考えている人も多くなりました。
◯回答者の声
・実家から離れて生活しているため、管理までできる状況にないから(30代 女性)
・現在の自宅が遠方(新幹線で5時間以上)のため、引き継ぎたいとは全く思わない(40代 女性)
5位|自分の持ち家がある
「すでに実家以外の場所で生活基盤を築いていて持ち家もあり、戻る予定がない」という理由で、実家を引き継ぎたくないと考えている人もいました。また、家を購入した地域で仕事や子育てをしていると、Uターンも現実的に難しくなります。
現在の暮らしを優先する人にとっては、実家は「要らないもの」になってしまいます。
◯回答者の声
・すでに結婚し家を建てているため、引き継ぐ予定はありません(30代 女性)
・自分自身が別の場所に家を構えて家族と生活しており、将来的に実家に戻って暮らす予定が一切ないからです(30代 男性)
・私は分譲マンションに入居済で、実家の建物などは不要のため(50代 女性)
6位|管理に手間がかかる
実家を引き継いで住みたい理由として挙げた人も多かった「実家の広さ」は、裏を返すと「管理に手間がかかる」というデメリットにつながります。
広い敷地や大きな建物は、庭木の手入れや建物の点検などの労力を必要とします。実家に付随する土地が大きい場合には、さらに大変です。
◯回答者の声
・家が一戸建てで敷地も広く、手入れが大変そうだから(50代 男性)
・代々専業農家の家だったので、建物以外に田畑や山もあって管理できない(50代 女性)
7位|家族との関係が悪い
実利面でのデメリットが多く挙げられた「実家を引き継ぎたくない理由ランキング」ですが、感情面の理由で実家を引き継ぎたくないと考えている人もいます。
理由としては「話し合いでのトラブルを避けたい」「いい思い出がないので欲しくない」などがありました。
また家族との話し合いや連絡が難しく、実家の現状を知らない場合には、どのような状態で実家を引き継ぐことになるのかわからないため、不安も大きくなります。
◯回答者の声
・兄弟仲があまり良好でないため、煩わしくしたくない(20代 女性)
・親との仲が良くないため、現在の状況を知らないので面倒だから引き継ぎたくない。兄弟もいるので、揉めるのもいやだし放棄したい(40代 女性)
・両親といい親子関係を築けなかったこともあり、実家に対していい思い出がないため(50代 女性)
■実家を売却できると思う人は72.4%

「実家を売却できると思うか」という質問には、「問題なく売却できそう(21.6%)」「時間はかかりそうだが売却できそう(50.8%)」と回答した人が合わせて72.4%でした。多くの人が売却の見込みはもっていることがわかります。
ただ「時間はかかりそう」と考えている人も多くいました。古かったり立地が悪かったり、あるいは物が多い実家の場合には、売却までに時間がかかってしまうことも多いからです。また、「売却は難しそう(21.4%)」「売却はほぼ不可能だと思う(6.2%)」という層も3割近くいました。
■あなたにとって実家とは?1位は「思い出の場所」

「あなたにとって実家とは?」と聞いたところ、1位は「思い出の場所(47.8%)」でした。2位「安心できる場所(13.6%)」、3位「帰れる場所(8.8%)」、4位「悩みの種(7.4%)」が続きます。
「思い出の場所」が約半数に達したほか、「安心できる場所」「帰れる場所」といった回答も上位に入っていて、実家に思い入れをもつ人が多いとわかります。実家は多くの人にとって、心のよりどころや精神的な支えになっているのですね。
一方で「悩みの種」「いつか処分するもの」「負の遺産」といったネガティブな面を挙げる声もありました。
ただしネガティブな面だけを見ている人だけではなく、「思い入れはあるけれど、いつかは処分しなきゃいけない」など、感情と現実問題の間で葛藤している人も多くなっています。
◯回答者の声
・育った思い出の場所。喜怒哀楽を全て味わった場所。いつでも帰ってきていい、帰ってこられる場所。安心できる場所(20代 女性)
・思い出の場所だけど、いつかは処分しないといけないところ(30代 女性)
・子どもの頃からの思い出がある場所です。ただ、古くなったときの修繕費等が必要となるので、先々心配の種にはなると思います(40代 男性)
・自分が生まれ育った大切な場所であり、帰る場所として受け入れてくれるところ(20代 男性)
・思い出はあるが、年々足が遠のいていて愛着は薄れてきている。両親がいなくなれば売却の選択をしたいと思うほどになり、思い入れはない(50代 女性)
■加陽 麻里布氏のコメント
実家は、家族にとって思い出の詰まった大切な場所である一方、いざ相続が発生すると、誰が引き継ぐのか、今後住む予定があるのか、維持や管理にかかる費用をどうするのかなど、現実的に考えなければならないことが数多くあります。
実際のご相談でも、親が亡くなった後に初めて家族で話し合い、なかなか方針が決まらないというケースは少なくありません。
親御さんが元気なうちに、実家を将来どうしたいのか、家族で一度話し合っておくことが大切だと思います。
■専門家紹介

加陽 麻里布(かよう・まりの)
司法書士法人永田町事務所( https://asanagi.co.jp/ )代表
司法書士 / 行政書士
経歴
平成30年9月 永田町司法書士事務所 開設
令和3年5月 東京司法書士会 理事
令和4年6月 パス株式会社(証券コード:3840) 取締役監査等委員
令和8年5月 株式会社エルアイイーエイチ(証券コード:5856) 社外取締役
所属
日本司法書士会連合会
東京司法書士会(登録番号第7945号)
簡裁訴訟代理等関係業務認定(認定番号第1701031号)
東京都行政書士会所属(登録番号第22082496号)
【本調査データの引用について】
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公式URL
■会社概要
社名 : 株式会社家がほしい
所在地 :〒730-0855 広島市中区小網町7-8-2-101
代表者 : 代表 佐々木 功
資本金 : 300万円
事業内容 : 訳あり不動産の直接買取・再生、不動産に関するご相談対応
URL : https://iegahoshii.co.jp/
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