「改正社会福祉法」始動の一方 医療・介護現場の人手不足は深刻 制度だけでは解決できない"清潔ケア"の現場課題を京都発の特殊スチーム技術が支える
2026年4月「介護テクノロジー」として認定された寝たまま・座ったままの洗髪・洗体を可能にしたシャンプースチーマー 利用者の尊厳ある暮らしと介助者の負担軽減へ

「お客様の欲しいモノ」を形にする電気機器メーカー、株式会社ティ.アイ.プロス(京都府宇治市、社員数8名)が開発した“特殊なスチームで洗髪や洗体ができる「ラプレシャンプースチーマー」”が 2026年4月、介護テクノロジー(入浴支援分野)として認定されました。現在2府16県41の病院・介護施設・在宅介護等の現場で、入浴や洗髪が困難な方への清潔ケアを支えています。
2026年6月19日、頼れる身寄りのない高齢者への支援を充実させる「改正社会福祉法」が参議院本会議で可決され成立。高齢者が安心して暮らし続けられる社会づくりが進む一方、その制度を支える介護・医療現場では慢性的な人手不足が続いています。ティ.アイ.プロスは、介助者一人でも施術しやすく、利用者の清潔と尊厳を守るケアの実現を目指しています。
■ 制度は前進 しかし現場では「清潔を保つこと」が簡単ではない現実

高齢化が加速するにつれて、介護や医療の現場では、寝たきりや身体機能の低下により、入浴や洗髪が困難な方が増えています。
一方で、「介護職員不足」「身体介助の負担」「入浴介助にかかる時間」「感染対策」など、多くの課題を抱えている現状があります。
「身体を洗う」「髪を洗う」という一見当たり前のケアであっても、利用者の身体状況や介助者の人数によっては十分に実施できないケースも少なくありません。しかしながら、清潔を保つことは衛生管理だけではなく、本人の気持ちや自己肯定感、生活の質(QOL)にも大きく関わる大切なケアです。
■ 「寝たまま」「座ったまま」「服を着たまま」の清潔ケアを実現

ティ.アイ.プロスが開発した”特殊なスチームで洗髪や洗体ができる「ラプレシャンプースチーマー」は、”近くは濡れて、遠くは濡れない”独自の特殊なスチーム技術(特許取得)により、ベッド上や車椅子上など、水場がない場所でも洗髪・洗体を可能にした入浴支援機器です。浴室への移動が難しい方でも、身体への負担を抑えながら清潔ケアを行うことができます。



■ 2026年4月「介護テクノロジー(入浴支援分野)」として認定


この認定以後、すでに各方面からの問い合わせが来ており、今後は補助制度などを活用しながら導入を検討する施設が増えることが期待されます。私たちは、より多くの医療・介護現場でラプレシャンプースチーマーが活用されることにより、入浴や洗髪が難しい方でも、身体への負担を抑えながら清潔ケアを受けられる環境が広がることを目指しています。また介護現場では今後も人材不足が続くことが予測される中、介護テクノロジーを活用しながら、利用者一人ひとりに寄り添うケアをどのように実現していくのかが重要になると考えています。

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■ 「シャンプーはお湯で流す」という常識を覆す ~開発経緯~
ある美容室の訪問美容(自宅・病院・施設を訪れてヘアカットなどの施術を行うサービス)に携わる美容師から「カットと同時に、水場がなくても、その場でシャンプーができないものか。今あるカラー剤やパーマ剤を浸透させるスチーム(蒸気)を改良して髪を洗えるようにできないか。」と相談があったことがきっかけとなり、「シャンプーはお湯で流す」という常識を覆す機器の開発を開始しました。そして、未だ世の中に類似品のない“潜熱(せんねつ)”という物理現象を利用した「特殊なスチームで洗髪をするシステム」を開発することに成功。また併せて業務用シャンプー剤のメーカーと共に専用シャンプー剤も開発し、肌に敏感な方にも使用できる薬剤にしています。
【従来の洗髪方式との比較】

■ 利用者の声 ~医療・介護施設への導入~
【洗髪した側(看護師・介護士の声)】
● 看護師や介護士が1人で患者、利用者さんを洗髪、清拭することができた。
● 従来の洗髪に比べて準備、片付け等、時間短縮になり、人手不足の現状で強みがある。
● 手浴、足浴や点滴の患者に効果的。温かいため、非常に気持ちいいと感想があった。
● スチーマーを使用すると、髪がサラサラになり、毛穴が開き頭皮、肌もキレイになる。
● 寝たきり、医療器具(人工呼吸器など)を装着されていても使用ができ、心臓疾患の
患者様でシャワーができない方にも使用できる。
● しばらく入浴拒否の方がおられたが、スチーマーは受け入れてくださった。
● 週に2回入浴支援で訪問していたが、体調不良により入浴されなくなり、以後1年以上
ドライシャンプー、清拭、陰部洗浄、足浴で対応していた。フケや垢が溜まり、落屑もあり、
肌の状態も悪かったが「シャンプースチーマー」を使用した事によりニオイやベタつきが 取れた。
【洗髪された側(患者・利用者の声&反応)】
● 「ドライシャンプー」に比べると、べたつきが少ないのですっきりした。
● 水が垂れてくるのではないのか不安だったが、全く垂れてこなかったので良かった。
● 洗い上がりは、とてもサラサラしていて、お風呂に入った感覚に近かった。
● 洗髪と洗体をしていただいた後も、体がポカポカして温かくて気持ち良かった。
● 洗髪だけなら服を脱がなくても、そのままでしてもらえて良かった。
● 入浴は時間もかかるし、寒い時もあったがスチーマーだと時間も短くて、温かいので
苦にならない。
● これまでは、ベッドから移動や体勢を変えたりするのが辛かったが、スチーマーだと
ベッド上で 洗髪、清拭をしてもらえるので随分と楽になった。
■ 災害時にも求められる「清潔ケア」


私たちは、これまで熊本地震、能登半島地震など災害が発生した際に、避難所へシャンプースチーマーを無償貸与するなど、支援活動にも取り組んできました。特に、寝たきりの避難者の場合、簡易のお風呂やシャワールームが設置されても、濡れたタオルで体を拭き上げる”清拭”で衛生管理をすることしかできません。しかしながら、冬場は温めたタオルもすぐに冷たくなるため、風邪を引くからと清拭をしたくないという声も聞かれます。また、オムツをしている避難者への衛生管理は、清拭で介助することにより、肌に負担を与えてしまうなど課題も多く、介助する側も、そして介助される側も悩みを抱えることになります。
断水や入浴設備が使えない状況では、「髪を洗える」「身体を清潔に保てる」ことは、衛生面だけでなく、安心感や心のケアにもつながります。平常時だけでなく、災害時においても「清潔をあきらめない社会」の実現を目指しています。
■ 代表 杉本洋一の想い

制度が整備されても、実際に利用者を支えるのは現場で働く介護職員や医療従事者の皆さまです。私たちは、入浴が難しい方でも、「髪を洗えて気持ちよかった」「久しぶりにさっぱりした」「家族に会う前に身だしなみを整えられた」という、小さくても大切な喜びを届けたいと考えています。これからも、介護テクノロジーと人の温かさが共存するケアを支え、一人でも多くの方の尊厳ある暮らしに貢献してまいります。

株式会社ティ.アイ.プロス公式ホームページ
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