KPSキャピタル・パートナーズ、KPSアジアを設立し、グローバルな産業投資プラットフォームを拡大
KPSアジアの社長に石川隆次郎を任命、2027年に東京に拠点を設立へ

【ニューヨーク、東京】 製造・産業分野の企業への投資において世界をリードするKPSキャピタル・パートナーズ(KPS Capital Partners, LP、以下「KPS」)は本日、同社のグローバル投資プラットフォームを大幅に拡大する「KPSアジア」の設立を発表しました。この取り組みの一環として、KPSは石川隆次郎をKPSアジアの社長に任命し、アジア地域全体の投資活動を統括する東京オフィスを開設する予定です。
今回のアジア事業の立ち上げは、KPSの長期的なグローバル成長戦略における重要なマイルストーンであり、日本およびアジア市場全体が、今日の世界において産業投資と変革にとって最も魅力的な機会の一つであるという同社の確信を反映したものです。
KPSは20年以上にわたり、アジア全域で強固な関係を構築してきました。これには、2004年以降、KPSのファンドに40億ドル以上を出資してきた複数の機関投資家も含まれます。また、投資、パートナーシップ、戦略的取引を通じて、同地域の多くの主要な製造業・産業分野の企業とも長年にわたる関係を構築してきました。
KPSの共同創業者兼共同マネージング・パートナーであるマイケル・プサロスは述べています。「アジア、とりわけ日本には、KPSにとって極めて大きな機会があると見ています。世界トップクラスの製造業、技術的リーダーシップ、変革をもたらす取引を追求する企業の意欲の高まりが相まって、当社の投資戦略にとって非常に魅力的な環境が生じています。今こそ、アジア地域に恒久的な拠点を確立し、経営陣と協力してより強固で競争力のある企業を築くために、長期的な投資に取り組むべき時だと確信した次第です」
「石川は、この取り組みに最適なリーダーです。当社は30年にわたり石川と緊密に協力しており、かねてより当社チームに近い存在として感じていたことから、このたびKPSに正式に迎え入れることができ大変嬉しく思います。当社の文化、投資哲学、運営アプローチを深く理解しているだけでなく、日本の産業セクター全体における比類のない信頼と人脈を有しています。さらに、KPSの投資戦略の可能性をいち早く認識してくれた日本の経営者の一人であり、日本の機関投資家コミュニティに当社を紹介する上で重要な役割を果たしました」
石川は、三菱重工業および三菱商事において43年間にわたり輝かしいキャリアを築いた後、KPSに入社しました。三菱重工業の社長特命付・常務執行役員、米国三菱重工の社長&CEOを務めるなど、両社においてグローバルな産業事業および事業変革を統括する上級管理職を歴任しました。そのキャリアを通じて、日本、北米、中南米 、欧州の産業企業に対し、戦略的投資家および財務的投資家の双方として投資を行ってきました。その経験は、鉱業、鉄鋼、航空、自動車部品、発電、産業インフラなどの多岐にわたるセクターに及びます。
三菱商事在籍時に石川は同社の執行役員アセットマネジメント事業本部長として金融サービス事業を、運用資産総額240億ドルを超えるマルチアセットクラスの資産運用プラットフォームへと発展させ、非金融機関が保有する最大級の投資プラットフォームの一つに育て上げました。その後、三菱重工業において「投資・事業開発グループ」を立ち上げ、防衛、低炭素発電、気候変動対策技術への投資を推進しました。
石川は次のように述べています。「KPSは、日本およびアジア全域で成功を収めるための独自の強みを有しています。産業分野への投資におけるKPSのアプローチは、業務改善、長期的な成長、経営陣とのパートナーシップに重点を置くなど、日本企業が重視する点と合致しています。KPSは、欧州において同地域を代表する産業投資プラットフォームを構築するなど、世界中で同様のモデルを繰り返し成功させてきました。その経験は、日本で何が達成できるかについて、説得力のある指針を与えてくれると確信しています」
KPSアジアの立ち上げは、欧州での事業拡大の成功に続くものです。KPSは2010年にフランクフルト拠点を開設して以来、欧州地域における製造・産業系企業への投資において最も活発な投資家の一社となっています。企業のカーブアウト、ポートフォリオの合理化、変革を伴う上場企業の非上場化取引など、KPSが欧州で魅力的な投資機会を生み出した要因の多くが、今日の日本においてもますます顕在化していると見ています。
プサロスは次のように付け加えました。「産業系企業が変革を乗り切り、成長の機会を創出し、競争力を強化するのを支援してきた当社の経験は、今日の日本市場において極めて有意義です。当社はアジアにおいて確固たる基盤を確立し、同地域の企業、従業員、ステークホルダーにとって信頼されるパートナーとなることを目指しています」
35年以上前に設立されたKPSは、製造・産業系企業に特化した世界有数のプライベート・エクイティ企業の一つであり、運用資産総額は約186億ドル(約3兆円)に上ります。KPSの投資案件の約70%は、グローバル企業からの非中核事業の買収に関連したものです。多くの売手側の企業は、KPSと並行して少数株主としての持分を維持しており、これは価値創造に向けたKPSの事業運営重視のアプローチに対する信頼を反映しています。
KPSは、日本およびアジア太平洋地域全域の主要な製造・産業系企業との取引において、成功を収めてきた実績があります。長年にわたり、KPSは日立製作所、日立金属、長野計器、住友電工、三菱重工業などの企業との戦略的取引を完了させ、同地域全体における関係をさらに強化してきました。
KPSアジアの設立に加え、KPSはニューヨーク、ワシントンDC、シカゴ、ロンドン、フランクフルト、アムステルダムに拠点を構えています。
KPSキャピタル・パートナーズについて
KPSは、関連資産運用会社を通じて、運用資産総額約186億米ドル(2026年3月31日現在)を有する投資ファンド・ファミリーである「KPSスペシャル・シチュエーション・ファンド」の運用を担当しています。30年以上にわたり、基礎素材、ブランド消費財、ヘルスケアおよび高級品、自動車部品、資本財、一般製造業など、多岐にわたる業界の製造・産業企業に対して支配的な株式投資を行うことで、大幅な資産価値増大の実現に専念してきました。KPSは、優秀な経営陣と建設的に連携して事業を改善することで投資家のために価値を創出し、財務レバレッジにのみ依存するのではなく、投資先企業の戦略的ポジション、競争力、収益性を構造的に向上させることで投資リターンを生み出しています。KPSファンドの投資先企業は現在、年間総売上高約255億ドルを計上しており、22カ国で277の製造拠点を運営し、世界中で直接および合弁事業を通じて約62,000人の従業員を擁しています(2026年3月31日現在)。KPSの投資戦略およびポートフォリオ企業の詳細については、www.kpsfund.com をご覧ください。
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