日台連携30年の技術を基盤に、半導体・先進パッケージ分野へ――台湾A-TECHが日本市場での展開を本格拡大
人工知能(AI)の普及に伴い、高性能コンピューティング(HPC)需要が急速に拡大するなか、台湾の電子設備メーカーであるA-TECHシステム株式会社(以下、A-TECH)は6月23日、次世代半導体および先端パッケージング分野において日本市場へ本格参入することを発表した。
創業以来30年にわたり、同社は日本の大手装置メーカーとの深い技術協力を通じて信頼関係を築いてきた。現在では、レーザー技術の高度化により、極めて微細な回路の修復を可能としている。この技術革新により、半導体グレード基板に求められる厳格な品質基準への対応が実現した。AIチップや先端半導体パッケージの高密度化が進むなか、歩留まり向上と製造コスト削減を支援する新たなソリューションとして注目を集めている。
A-TECHは台湾・台中市に本社を置く電子工業設備メーカーであり、光学技術、レーザー技術、および自動化システム統合の分野で確固たる実績を有している。日本の精密ものづくり精神を受け継ぎながら、台湾の迅速な開発力を融合し、プリント配線板(PCB)、半導体、オプトエレクトロニクス、電子材料産業向けに先進的な装置と技術サービスを提供している。日台のハイエンド電子産業を結ぶ中核パートナーとして、業界の発展を支え続けている。

30年にわたるこだわり:日本の産業界と共に歩んだ成長の軌跡
A-TECHは、光学、レーザー、画像認識、および精密モーションコントロールという4つのコア技術を長年にわたり研究・開発・製作してきました。
特に、日本の一流レーザー直接描画装置(LDI)や自動光学検査装置(AOI)大手メーカーとの15年以上にわたる深い協力関係を築いており、共同開発を通じてこれまでに1,000台以上の出荷実績を有しています。
長期的な日台の技術共創は、高信頼性の装置開発力をを生み出しただけでなく、品質に対する日本の厳格な基準を A-TECHのDNAとして深く根付かせる契機となり、グローバル顧客からの長きにわたる信頼獲得へとつながっています。
A-TECHにとって、装置の納入はゴールではなく、顧客の生産現場に深く寄り添い、製造プロセスの最適化を継続的に支援するスタートラインに過ぎません。
「研究開発を矛に、品質を盾に。」を一貫した精密マネジメントを実践し、導入から保守運用に至る全方位の技術サポートを提供することで、顧客の設備稼働効率を最大限に高めています。
レーザーリペア技術がさらに進化!先進プロセスの課題に挑戦
A-TECHは、電子基板用レーザーリペア装置メーカーとして、多様な装置を展開してきましたが、近年では特に、PCB、ICサブストレート、および先進パッケージングのニーズに対応するため、レーザーリペア技術の進化を牽引し続けています。
その中で、PCBリペア装置「STDシリーズ」は主に基板の配線リペアに導入されており、残銅やショートなどの欠陥に対して高精度な修復を行うことで、製品の歩留まり向上と廃棄ロスの削減に大きく貢献しています。
さらに、先進パッケージングのRDL(再配線層)プロセス向けに、最新の「STD+」を市場に投入しました。最先端のハイエンドレーザーと独自開発の光学技術を融合させ、超短パルスがもたらす「非熱加工」特性を活かすことで、最小 L/S= 2/2μmという極微細回路のリペアを実現。半導体グレードの基板が求める極めて厳しい要求仕様に完璧に応えます。

多角的なアプローチ:先端材料加工から総合的な技術パートナーへ
PCB向けレーザーリペア装置に留まらず、A-TECHは「ダイヤモンドワイヤーソー切断装置」の自社開発にも成功しています。本装置はシリコンインゴット、石英、精密セラミックスなど、難削材・高硬度材の切断に広く応用されており、低損傷かつ優れた材料利用率を強みに、半導体や次世代材料加工分野の新たな即戦力として注目を集めています。
また、A-TECHはエンドユーザー向け自社ブランド装置の技術革新のみならず、培ったコア技術を受託製造やカスタマイズ分野にも拡大しています。レーザー、光学、機構、画像制御に至るまでの幅広い技術力と豊富なノウハウを強みに、装置メーカー向け ODM/OEM向け装置開発サービスにおいて新たな事業機会を切り拓いています。
従来の「単なるサプライヤー」という枠組みを超え、顧客の技術開発パートナーへと変貌を遂げ、概念実証(PoC)、プロトタイプ開発から量産装置の製造に至るまで、一気通貫のソリューションを提供しています。
A-TECH日本市場でのさらなる展開、産業の新価値を共創
A-TECHは日本のお客様との絆をさらに深め、新価値の共創をはかる方針を掲げており、楊宏智社長は次のように述べています。「日本企業が求める品質への厳格な基準こそが、私たちが長年にわたり続けてきた方向性そのものです。細部に対する日本のこだわりと、台湾の迅速な開発スピードというそれぞれの強みを融合させることで、A-TECHは単なる装置メーカーではなく、最も信頼されるパートナーであり続けます」
A-TECHは今後も、レーザー加工、先進パッケージング、スマート製造、および半導体材料加工などの技術開発へに注力するとともに、日本企業とのODM、OEM、および共同開発の領域において、より深い戦略的提携を積極的に進んでまいります。
A-TECH 公式ウェブサイト: https://www.atech-tw.com/jp/
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