【茨城・つくば】AI活用で小中学生でも起業できる時代に、教えるのは少し年上の学生起業家。冬休みの起業家教育キャンプが受付開始から6日で満員、リピート参加率60%

子ども向けの起業家教育は、大人が既存の方法を教える形や1日で終わる体験が中心。現役の学生起業家が教え、卒業生が教える側に回る「ジュニアビジネス留学」では、参加した子どもが夏と冬に挑戦を重ねている

HANA'S ACADEMIA

今夏のセブ島キャンプ(13期)での参加者の様子

生成AIやネットのサービスが身近になり、小学生や中学生でも、自分のアイデアを商品やサービスにして売ることができる時代になった。政府も2022年11月に策定した「スタートアップ育成5か年計画」で、小中高生へのアントレプレナーシップ(起業家精神)教育を掲げ、長期休暇や放課後に起業経験者と交流する機会を増やす方針を示している。

一方で、子ども向けの起業家教育の多くは、実績のある大人の講師が既存の方法を教える形か、1日で完結する体験にとどまっている。HANA'S ACADEMIA(ハナサカデミア、本社:埼玉県深谷市)は、子どもの心に届くのは大人の言葉よりも少し年上の先輩の言葉であり、自分で考えて動く力は仲間と挑戦を重ねる中で育つと考えている。そこで2021年、現役の学生起業家が講師・メンターを務める起業家教育プログラム「ジュニアビジネス留学」を立ち上げた。

その第14期「クリスマスキャンプ2026 in つくば」(12月25日から28日、茨城県つくば市)は、受付開始から6日で定員25名が埋まった。子ども単身プランに申し込みが集中したため、親子参加プランの枠の一部を振り替えて定員を30名に増やしたが、それもすぐに埋まった。広告は出していない。リピート参加(2回目以降の参加)の割合は60.0%で、紹介による申し込みと合わせると74.3%に上る。同社は、キャンプのあとも学びを続けたいという声を受け、通年のオンラインコースの無料説明会を10月18日(日)に実施する。

教えるのは「少し年上の学生起業家」

ジュニアビジネス留学の講師・メンターは、実際にビジネスをしている10代から20代の若手起業家や、世界のトップ大学で学ぶバイリンガルの学生だ。「中学生で起業し、今はこんな活動をしている」という先輩が、自分の直近の経験をもとに教え、子どもが「自分ならどうするか」を考えたときに、すぐ相談できる距離にいる。最終日には、子どもたち全員が自分のビジネスプランを発表する。

子どもと保護者を支える運営スタッフは、全員が親子留学と海外への教育移住を経験した、小中高生の母親だ。子どもを送り出すときの心配も、新しい挑戦に踏み出すときの不安も、自分たちが親子で経験してきたからこそよく知っている。アレルギーや体調面の相談には申し込みの段階から個別に応じ、キャンプ中は参加者と保護者限定のLINEオープンチャットで、授業や食事、夜の様子まで写真と動画で届ける。

その中心にいる代表の近藤英恵は、息子のコンドウハルキ(株式会社Harukaze代表取締役社長)が中学2年生で起業したときから、その歩みを親として支えてきた。コンドウハルキは2026年7月にKADOKAWAから初の著書『ズルいほど稼げるデザイナーの仕事術』を出版し、キャンプのメンターも務めている。子どもが起業すると、教科書に書いていないことが次々に起きる。その経験を持つ母親たちと、今まさに挑戦している学生起業家が、子どもと保護者の両方を支える。

ただし、目指すのは全員が起業することではない。身近な課題を見つけ、自分で考え、周りと協力して行動する力を育てることを、プログラムの一番の成果としている。

卒業生が「教える側」に戻ってくる

キャンプ中のレクリエーションを楽しむ参加者とメンター

参加した子どもが成長し、次は教える側として戻ってくる流れも生まれている。これまでに卒業生メンターは8名、夏と冬の両方に参加した子どもが年下の子を支える「ブリッジメンター」を含めると10名にのぼる。その第1号は、中学生のときに2回キャンプに参加し、14歳で起業したプロダンサーだ。今回のつくば開催も、つくばに住む卒業生が中学1年生のときにプレゼン資料をつくって提案したことがきっかけだった。

データ:第14期の参加者の構成

  • リピート参加率:60.0%

  • 紹介による参加:17.1%(リピート参加との重複を含む)

  • リピート参加、または紹介による参加:74.3%

  • きょうだいでの参加:25.7%

  • 学校段階:小学生60.0%、中学生37.1%、高校生2.9%

  • 2026年10月7日時点

研究の街つくばで見つけた「ビジネスの種」を、一人ひとりがプランに

舞台は、宇宙や医療の研究機関とスタートアップが集まる研究学園都市つくば。子どもたちはJAXA筑波宇宙センターとCYBERDYNE STUDIOを見学し、筑波大学の現役学生起業家にインタビューする。そこで見つけた「ビジネスの種」をもとに、一人ひとりが自分のビジネスプランをつくり、最終日に発表する。今回はサブテーマとして「AIでロブロックスをつくって稼ぐ」にも挑戦するが、取り組むかどうかは自由で、好きなことや身近な困りごとなど、別の切り口からプランを考えてもよい。

保護者向けには同じ期間に、累計7万部を突破した『戦略的ほったらかし教育』の著者で家庭教育コンサルタントの岩田かおり氏が監修・指導する、保護者限定の「ライフデザイン・リトリート」を開催する。岩田氏は、今夏のセブ島キャンプ(13期)から教育アドバイザーとして参画している。

過去のクリスマスキャンプで、授業に夢中になる参加者たち
学生起業家メンターの授業に手を挙げる参加者たち
自分のビジネスプランを発表する参加者たち
卒業式。プレゼンの最優秀賞だけでなく、参加者一人ひとりが、その子の強みや個性で表彰される
集合写真。最終日のクリスマスコンサートでダンスを披露した有志の選抜チームと、表彰の様子。
キャンプファイヤーやイルミネーションを楽しむ参加者たち

夏は、フィリピン・セブ島で現地の子どもたちとともに

夏のセブ島キャンプでは、学生起業家の講座や英語のワークショップで学び、ショッピングモールでのマーケット調査や現地の小学校との交流会を通して、ビジネスの種を探す。最終日には、チームで考えたビジネスプランを発表する。

セブ島キャンプ(11期)、学生起業家の講座とチームでの企画づくり
現地の小学校との異文化交流プログラム
交流会のステージやダンスで盛り上がる参加者たち
セブ島の青い海でシュノーケリング
仲間とともに思いっきり挑戦する参加者たち
セブ島の史跡や観光名所を調査するアクティビティ

参加者の声

公式サイトなどで紹介している声から、一部を抜粋する。

  • 「短期間でこんなに自信がつくんだと、嬉しくなりました」(めいめいさんの保護者、小3・埼玉県。以前の失敗から人前で緊張するようになっていたが、最終日の発表に向けて準備を重ね、自分で壁を乗り越えた。帰宅後は、買い物で自分から店員に話しかけるようになったという)

  • 「このキャンプで得た一番大きなものは、挑戦する勇気です」(こうきくん、中3・山梨県。帰宅後すぐに自作の商品を販売、その後起業して月商104万円を達成。オーストラリア留学にも挑戦した)

  • 「積極的にさまざまなことができるようになり、クラファンに成功してオンラインショップを立ち上げることができました」(ぜんた君、小5・埼玉県。キャンプとオンラインコースで学びを続けた)

  • 「その子が楽しいと思えること、得意分野を活かせることを一緒に探したいです」(ミクさん、ブリッジメンターの中学2年生・茨城県。キャンプ参加7回。年下の参加者への関わり方について)

キャンプに参加できなかった家庭へ

ジュニアビジネス留学Online 無料説明会(10月18日)

自宅から参加できるオンラインコースは、通年で受け付けている。説明会では、コースの内容、子どもたちが実際につくった企画やプレゼン、始め方を紹介する。

  • 日時:2026年10月18日(日)21時から22時

  • 形式:オンライン(Zoom)、参加無料

  • 対象:小学2年生から高校3年生の子どもをもつ保護者(コースにより対象学年は異なる)

  • 今後は毎月開く予定で、次回以降の日程は公式サイトで案内する

第15期 セブ島サマーキャンプ(2027年夏)の優先案内

クリスマスキャンプに間に合わなかった家庭の声を受け、来夏のサマーキャンプは「優先案内」の登録を始めた。募集開始・説明会・早割の情報を、一般公開より先に届ける。登録は無料。

  • 日程:2027年7月31日(土)から8月8日(日)までの8泊9日

  • 開催地:フィリピン・セブ島(滞在施設はMontebello Villa Hotel)

  • 対象:親子参加プランは小学1年生から高校3年生、子ども単身プランは小学4年生から高校3年生

  • 参加費や定員などの詳細は、募集開始時に公式サイトで案内する

代表コメント

「この冬のキャンプにも、何度も参加してくれる子どもたちや、お友だちからのご紹介でのお申し込みがたくさんありました。『また行きたい』『友だちにも勧めたい』と思っていただけることが、私たちにとって一番の評価なので、本当に嬉しいです。

私自身、2人の子どもを連れてセブ島に4年間移住し、慣れない環境で戸惑いながら挑戦するなかで、子どもたちも私も大きく変わりました。体験が人生を変えると、そのとき腹の底からわかりました。子どもの可能性は、大人が思う以上に大きいんです。

だからこそ、子どもが自分から『また行きたい』と言ってくれるのは、その子の中で何かが動き出した証だと受け止めています。そのご期待に応えられるよう、メンター・スタッフ一同、全力で準備を進めてまいります。」

HANA'S ACADEMIA 代表 近藤英恵

第14期「クリスマスキャンプ2026 in つくば」開催概要

  • 日程:2026年12月25日(金)から28日(月)までの3泊4日

  • 開催地:茨城県つくば市(宿泊はホテルJALシティつくば)

  • 対象:小学1年生から高校3年生(子ども単身プランは小学3年生から)

  • テーマ:「最先端技術とスタートアップの街つくばで、ビジネスの種を見つける」

  • 状況:満員。キャンセル待ちの相談は公式LINE(https://lin.ee/hhE47xw)から

「ジュニアビジネス留学」とは

小学1年生から高校3年生が、10代から20代の学生起業家メンターと一緒に「本物のビジネス」に挑戦しながら、自分で考え、動き、伝える力を育む体験型教育プログラム。英語に自信がない子どもも参加できる。これまでに378名(キャンプとオンラインの合計)が参加。

教育誌『AERA with Kids』2025年夏号で、国際教育評論家・村田学氏の推薦プログラムに選ばれた。代表の近藤は2023年、起業家が投資家に事業計画を発表するYouTube番組「令和の虎」に出演し、番組史上の「完全ALL達成」として、投資家5人全員から出資のオファーを受けた。

代表プロフィール

近藤英恵(こんどう・はなえ)

HANA'S ACADEMIA 代表。2人の子どもとフィリピン・セブ島へ4年間の教育移住を経験し、現地で語学学校を設立して校長を務めた。その後は留学カウンセラーとして、世界8カ国への親子留学・ジュニア留学に携わり、あわせて14年にわたって3,000名以上の海外留学をサポートしてきた。息子の起業をきっかけに、2021年に小中高生向けの起業家教育×留学プログラム「ジュニアビジネス留学」を立ち上げ、現在は国内外でビジネスキャンプを開催している。学研「子どもミライ塾」講師を務め、埼玉県の公立中学校の起業家教育カリキュラムにも参画、講演実績多数。

取材・連携について

12月28日(月)の最終発表会では、参加する子どもたちが自分で考えたビジネスプランを一人ずつ発表する。取材を希望される報道関係者の方は、個別にご相談ください。学校や自治体、企業と連携した起業家教育プログラムの実施についても、相談を受け付けている。

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HANA'S ACADEMIA 広報担当

メール:info@hanasacademia.com

電話:080-7266-5055(担当:近藤)

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HANA’SACADEMIA合同会社

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URL
https://camp.hanasacademia.com/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
埼玉県深谷市後榛沢436
電話番号
080-7266-5055
代表者名
近藤 英恵
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2021年02月