「空きが出たら声をかけて」介護で働きたい人と事業所を平時からつなぐ「コエマチ」公開 71歳の元経営者が生成AIで開発
求職者は無料、氏名・連絡先は事業所に非公開 全国約19万の介護事業所(2026年6月末時点)を収録
兵庫県相生市の「コエマチ」(代表:田中 健二)は、介護・福祉分野のマッチングサイト「コエマチ」(https://kaigo.koemachi.jp)を2026年10月1日に公開しました。今すぐの求人ではないものの欠員に備えたい介護事業所と、今すぐではないが「空きが出たら声をかけてほしい」求職者を、あらかじめつないでおくサービスです。元印刷会社経営者の田中(71歳)が、生成AIを活用して約3か月で一人で開発しました。
■開発の背景
人手不足が続く介護の現場で、コエマチが着目したのは採用・転職の「前段階」です。「今は欠員がないが、退職者が出たときに備えたい」事業所と、「今すぐ転職するつもりはないが、良い職場に空きが出たら声をかけてほしい」人。コエマチは、こうした双方を、平時からつないでおくためのサービスです。もちろん、今すぐ人を探している事業所や、すぐに働きたい人も利用できます。
■サービスの仕組み
1. 求職者は、資格・経験年数・希望する働き方などや、「声をかけてほしい地域」を登録します。
2. 事業所は、所在地を希望地域に含む求職者の一覧を、いつでも閲覧できます。
3. 気になる人がいたときにだけ、事業所から「話を聞きたい」というオファーを送ります。
4. 求職者がオファーを承諾すると、サイト内のメッセージでやり取りが始まります。
運営者であるコエマチが求職者を推薦したり、選別したりすることはありません。
■3つの特徴
1.求職者の氏名・連絡先・現在の勤務先は、事業所に表示しません
事業所の画面では、求職者は氏名ではなく英数字の識別コード(本人が任意で決めた愛称を添えることもできます)で表示されます。資格や経験年数などのプロフィールは見られますが、氏名・連絡先・現在の勤務先は表示されません。求職者は、特定の事業所から自分を見えなくする設定もできます。
2.事業所の登録の事実も、外部に公開しません
どの事業所が登録しているかは、サイト上にも外部にも表示しません。従業員や他の事業所に知られずに、欠員に備えられます。
3.事業所の費用は、マッチング成立時のみ
登録・閲覧・オファーは無料です。求職者がオファーを承諾し、最初の返信を送った時点(マッチング成立)にのみ、1件5,500円(税込)がかかります。各事業所の最初の1件は無料です。求職者は、すべて無料で利用できます。
■収録データと法令上の位置づけ
・厚生労働省の介護サービス情報公表システムのオープンデータをもとに、訪問介護・通所介護・特養などの全35種別・全国約19万事業所を収録しています(2026年6月末時点)。
・特定募集情報等提供事業として届出済みです(届出受理番号:51-募-002053)。
■開発者について

開発・運営者の田中健二(71歳)は、1971年に父が兵庫県赤穂市で印刷会社を創業し、のちに相生市に工場を建てて本社としたセイコー印刷株式会社に、高校卒業後に入社しました。30歳のころ、地域に限らず全国から印刷物を受注する仕組みを考案して全国展開を始め、テレホンカード印刷をはじめ、さまざまな受注の仕組みづくりに取り組みました。そのかたわら自ら発明を行い、ビジネスモデル特許「インターネットを利用した広告提示方法」(特許第3192134号・2001年登録)や、テレホンカードのカラー印刷を効率化する実用新案「製版用画像作成装置」(実用新案登録第3037872号・1997年登録)を、会社の名義で取得しています。2002年に社長に就任してからも、さまざまな事業やサービスを開発してきましたが、印刷業界の先行きを見据えて事業を整理し、一部の事業を他社に譲ったうえで、2018年に会社を閉じました。最近では、AIに関心を持ち、個人でApp Storeにアプリを配信するなどの取り組みを続けてきました。
■コエマチ開発のきっかけ
きっかけは2つあります。1つは、経営者として「人の問題」が事業の存続を左右し、人を採用するには多額の費用がかかることを身をもって経験してきたこと。少しでも費用を抑えて人と出会える仕組みをつくりたいという思いは、現役時代から持ち続けてきました。もう1つは、高齢になってから目の病気を患い、一時は右目の視力を失い、左目にも同じ症状が現れたことです。いずれ介護施設のお世話になるだろうと覚悟したとき、介護の現場を支える人の大切さを、初めて自分のこととして切実に感じました。幸い、視力はその後回復しています。サイトの調査・設計から仕組みづくり、デザインまでを、生成AIを活用して一人で行い、約3か月で立ち上げました。
■運営者の言葉
「私はもともと、仕組みを考えることが何より好きで、30歳になると印刷物を全国から受注する仕組みを考えて経営をしてきました。71歳でつくったこのサイトも、とても気に入っています。人が辞めてから慌てて探すのではなく、平時から備えておける仕組みがあれば、事業所も働く人も安心につながります。介護の現場と、これから働きたい方が、無理なく出会える場として、社会に役立てると信じています。私自身は高齢ですので、ゆくゆくは子どもが後を継ぐことになっており、長く続くサービスとして育てていきます。」
■概要
サービス名:コエマチ
公開日:2026年10月1日
運営:コエマチ(個人事業) 代表 田中 健二
所在地:兵庫県相生市向陽台7番20号
事業区分:特定募集情報等提供事業(届出受理番号:51-募-002053)
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