既存・新築マンションのEV充電課題に対応する新方式「(EV)カッコイーブ イ」を発表
既存マンションでは大規模修繕工事との同時施工、新築では基礎段階からの備えを通じて、集合住宅に「自宅充電」という選択肢を
株式会社カッコイーブイbase-con(本社:熊本県熊本市、代表取締役:田中 春利)は、マンション・アパートなどの集合住宅における電気自動車(EV)充電インフラの導入課題に対応する仕組み「(EV)カッコイーブイ」を発表します。
「簡単で、当たり前で、画期的」なマンションEVインフラの実現を目指す
本構想では、新築・既存マンションの双方において、実用新案登録の電磁接触器一体型分電盤と24戸用ジャンクションボックス(JB)を基本構成として検討し、設置環境に応じて基礎構造「(EV)ベースコン」などを組み合わせます。既存マンションでは大規模修繕工事の機会を活用し、新築マンションでは計画・外構工事の段階から将来の充電設備設置を見据えることで、集合住宅でEV充電環境を整えやすくする仕組みの普及と全国展開を進めてまいります。
導入施工事例:熊本市中央区の新築賃貸マンションで導入施工中
現在、熊本市中央区の新築賃貸マンションにおいて、「(EV)カッコイーブイ」の導入施工を進めています。計画物件は地上12階建て、33戸、駐車区画29台で、現在は5階部分の型枠建て方が進行中です。新築工事の段階からEV充電インフラを見据えて導入を進める事例として、今後の新築マンションへの普及を目指します。

※「(EV)カッコイーブイ」は単体の充電器製品ではなく、既存の電気設備等を活用して充電環境を構築するための仕組み・システム企画です。新築・既存マンションの双方で、電磁接触器一体型分電盤と24戸用JBを基本構成として検討し、「(EV)ベースコン」は設置場所や駐車場の構造などの現場条件に応じて活用します。
【開発の背景:既存・新築の両方で求められる集合住宅のEV充電環境】
政府は、2030年までに充電インフラ30万口を整備する目標や、2035年までに乗用車の新車販売で電動車(HEV含む)100%を目指す方針を掲げています。一方、集合住宅では、住戸ごとの充電設備の設置、共用部の配線工事、受変電設備の容量、費用負担や管理方法などが導入の課題となっています。既存マンションでは建物の状況に応じた工事計画や管理組合での合意形成が必要となる一方、新築マンションでは、設計・外構工事の段階から将来のEV充電設備の設置を見据えておくことが重要です。そこで当社は、既存向けの給電方式と大規模修繕工事の機会を組み合わせる仕組み、新築向けの先行埋設基礎「(EV)ベースコン」等を通じて、建物の段階に応じたEVインフラ整備を提案します。
【「(EV)カッコイーブイ」の主な特徴】
1.各戸の分電盤から給電する構成
充電設備の電源を各戸の分電盤から引く構成を基本とし、住戸ごとの契約電力・電気設備等の条件を確認しながら計画します。建物全体の受変電設備の増強を避けられる可能性があり、導入前に現地調査と技術的な確認を行います。
2.利用者の電気料金と費用負担を分けて考えやすい仕組み
各戸の電気を使用する構成により、充電に使った電気料金は各戸の電気契約に基づいて算定され、利用者自身が負担します。公共の充電サービスと比較して、充電費用を抑えやすい仕組みになっています。共用部分の設備・工事費については、建物の条件や管理組合の合意に応じて整理し、公平性に配慮した導入を目指します。
3.拡張性を考慮したジャンクションボックス(JB)
実用新案登録に関係する構成要素として、24戸用ジャンクションボックス(JB)を提案しています。市販のボックスや標準的な端子盤等を活用し、縦横の連結による拡張性を考慮しました。駐車区画の変更などにも、現場条件に応じて結線変更等で対応できる構成を目指します。
4.大規模修繕工事との同時施工による導入負担の抑制
既存マンションでは、計画修繕のタイミングに合わせて足場設置・外壁補修塗装・アスファルト補修等を検討することで、単独工事に比べた導入コストの抑制を目指します。実際の工法・費用は、建物の構造や配線経路、施工条件によって異なります。
5.新築マンションでは、先行埋設基礎「(EV)ベースコン」・電磁接触器一体型分電盤で将来に備える
新築マンション向けには、外構工事の段階で設置するプレキャストコンクリート製の基礎構造「(EV)ベースコン」と、住戸内に設置する電磁接触器一体型分電盤を組み合わせ、将来のEV充電設備の導入を見据えたインフラ整備を提案します。建物の計画・設計段階から基礎構造と電気設備の双方に備えておくことで、将来の充電設備導入を円滑に進められる環境づくりを支援します。
また、熊本不二コンクリート工業株式会社との連携を通じ、新築時からEV対応を考慮したマンションづくりの普及を目指します。
6.自走式駐車場では、柱・手すり等を活用した配線方法も検討
自走式駐車場では、構造や舗装などの条件により、(EV)ベースコンを地面に施工することが難しい場合があります。その場合は、駐車場内に設けられている柱・手すり等をコンセントの固定場所として活用し、空中配線による施工を検討します。
新築・既存のいずれも、電磁接触器一体型分電盤と24戸用JBを基本構成としつつ、ベースコンの使用可否や配線経路は、駐車場の構造・安全性・施工条件を確認して決定します。具体的な工法は現地調査のうえ、関係法令や技術基準に適合するよう計画します。



【知的財産の状況】
本方式およびシステムに関連する独自の技術や名称について、以下の通り実用新案の登録および商標の出願を行っております。
実用新案登録(3件)
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登録第3257129号「集合住宅における電気自動車充電設備」
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登録第3257709号「電気自動車用充電設備の基礎構造」
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登録第3257975号「電磁接触器一体型分電盤」
商標登録出願中(2件)
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商願2026-062913「(EV)カッコイーブイ」
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商願2026-077441「カッコイーブイベースコン」
※2026年10月29日時点
【今後の事業展開】
「(EV)カッコイーブイ」の全国普及に向け、各地域で事業を担うライセンス先企業を数社選定し、地域ごとの独占ライセンス方式で展開してまいります。ライセンス先企業が地域の修繕・改修工事会社、建築・建設会社、等と連携し、大規模修繕工事と「(EV)カッコイーブイ」の同時導入を進めることで、既存マンションへの普及を図ります。
新築マンションについては、デベロッパー、建設会社、電気工事会社、設計事務所などと連携し、計画・設計段階から将来のEV充電環境に備える仕組みの普及を目指します。
当社は「簡単で、当たり前で、画期的。」という発想のもと、既存・新築を問わず、集合住宅のEV充電環境の整備を推進し、「誰もが自宅で充電できる未来」を実現する「マンションEVインフラ大革命」に挑戦します。
今後は、本リリースへの市場の反響やニーズを確認しながら、関連商品の既製品化や協力メーカーとの連携を進め、全国展開を着実に推進します。さらに、台湾など海外への「(EV)ベースコン」の展開や、戸建て住宅向けの提案も視野に入れています。
■会社概要
会社名:株式会社カッコイーブイbase-con
代表者:代表取締役 田中 春利
所在地:熊本県熊本市中央区桜町3-30-814
事業内容:集合住宅向けEV充電インフラシステムの企画・提供、ライセンス事業
問い合わせ先:info@kakko-ev.co.jp
電話:096-227-7718
ホームページ:https://kakko-ev.co.jp/
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