プロ野球選手700人が、子ども目線での社会づくりを応援するキッズデザインコラボプロジェクト ~1月15日(日)「ゆけむりキャッチボールIN湯河原」開催

日本プロ野球選手会

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社団法人 日本プロ野球選手会(理事長:井端弘和 中日)は、1月15日(日)神奈川県湯河原町の湯河原海浜公園にて、「ゆけむりキャッチボールIN湯河原」を開催。キャッチボールを楽しんだ300人の親子とともに、このオフ、選手会が、プロ野球選手700名で取り組む「キッズデザイン」普及のメッセージを発信しました。


■子どもをデザインすることは、日本の未来をデザインすること
      ~プロ野球選手と一緒にキッズデザインについて考えよう

日本プロ野球選手会は、この2011年オフ、未来を担う子どもたちを生み育てやすい社会の実現のために、700人の現役選手が力を合わせていく球界最大のプロジェクトをスタートさせました。キーワードは「キッズデザイン」。

日本プロ野球選手会は、場所の問題から子どもとキャッチボールをしない、できない親が出始めていることを憂慮した野球選手たちの声で、06年より、キャッチボールプロジェクトをスタート。縫い目がありながら、弾力があり、素手でもグローブでも楽しめるキャッチボール専用球「ゆうボール」を開発し、現役選手やプロ野球OBによるキャッチボールイベントを実施してきました。この「キャッチボールプロジェクト」が、2011年第5回キッズデザイン賞フューチャーアクション部門を受賞。それをきっかけに、選手会ではこのオフから、キッズデザイン活動を応援するプロジェクトをスタート。昨年12月4日に福島県いわき市の「ベースボール・クリスマス」や、11日に東京恵比寿で開催した「キッズデザインフェスタ」の開催を通じて、キッズデザインの考え方や製品を選手が参加者との触れ合いを通じてアピールしました。

<キッズデザインとは>
キッズデザインとは、子どもを生み育てやすい社会をつくるために、親、企業、団体、自治体、国が力を合わせていこうという国民運動。企業が子どものケガを防ぐ安全な製品づくりに知恵を絞るだけでなく、10年、20年後の日本を背負うにふさわしい人材をどう育んでいくかにも関わる取り組みであり、震災後の復興の担い手をいかにして育んでいくかという問題にも直結しています。普段から子どもに接することも多いプロ野球選手の集まりである日本プロ野球選手会が、未来を担う子どもたちや被災地復興への長期的サポートも視野にいれ、この運動をサポートすることになりました。


■歴史ある湯の街でのんびりキャッチボール

「ゆけむりキャッチボール」は、古くから文豪、画家など多くの芸術家が逗留したことでも知られる湯河原温泉を舞台に、JTB法人東京や湯河原町、湯河原温泉観光協会との連携によって09年にスタート。湯河原町長による「ゆけむりキャッチボール宣言」や、温泉協会によるオリジナルゆうボールの旅館・売店等での販売、「ゆうボール」で遊べる広場づくりなど、キャッチボールが楽しめる温泉街としてのアピールも続けています。

4回目となる今回は、坂元弥太郎・山本 淳(西武)、高濱卓也(ロッテ)、森岡良介・中村悠平(ヤクルト)、田中健二朗・北 篤(横浜)ら現役7名と、選手会認定指導員のOB田野倉利男(中日・ロッテ)、水上善雄(ロッテ他、前北海道日本ハム2軍監督)、森忠仁(阪神)らが約300名の参加者を相手に、キャッチボールレクチャーや、参加者が選手を相手に投げる実践を繰り返しながら、軸足の使い方や足の踏み出し方、投げる相手への目線など、一つ一つ技術をステップアップさせ、参加者全員でキャッチボール競争も行いました。また、参加者から自由に質問を受けるトークコーナーでは“女の子でも練習すれば男の子みたいに速いボールを投げられますか”といった熱心な参加者からの質問も飛び交っていました。


■選手が親目線でキッズデザイン体験 “ただ守るだけではなくて、経験させることも大切”

キャッチボールの合間には、選手が参加者と共にキッズデザイン製品の展示コーナーを見学。子どもの安全安心に配慮された製品などを見学。中でも9歳と1歳の子どもがいる横浜DeNAベイスターズの北選手は、展示製品のうち、安全性と子どもの感性をはぐくむクレヨン「ベビーコロール」や、ママが子どもの鼻水をラクに取る工夫が施された「ママ鼻水トッテ」のユーザーであるなど、親でもある選手にとっても興味深い展示で、“親として大切なのは、ただ守るだけではなくて、何事も経験させていあげること”、“ケガをして覚えていくこともある。ケガ以上のことにならないよう気を付けるのが大人の役割”との声が上がり、ボールが道路に飛び出す危険を避けるための防球ネットを公園に取り付けたらいいとのアイデアを出す選手も。エンディングでは、選手たちが一丸となって、子ども目線に立って、子どもが元気で楽しく成長してける環境づくりを応援していくことを誓いました。


■子どもと一緒に楽しめる温泉を ~湯河原町長が観光視点でのキッズデザインに意欲

イベントに駆けつけた「ゆけむりキャッチボール」の仕掛け人の一人、冨田幸宏湯河原町長は、キッズデザイン展示コーナー製品を前に、“キッズデザインの考え方は将来に向かってとても必要なこと。子どもがいると旅行を躊躇される親御さんもいらっしゃる。旅館それぞれが対応するのは難しいかもしれないけれども、温泉街が一丸となって、子どもを安心して預けられる施設を作るなど考えていきたいと思う。観光にもキッズデザインという考え方はとても重要。湯河原は、【日本初のキッズデザイン湯の街】をめざしていきたい”と観光視点でのキッズデザインの取組みにも意欲を見せました。

イベント参加者からも、“キッズデザイン製品はカラフルなものが多くて子どもが興味を持ちやすい”、“手先を動かせるものはとても良いと思う”、“色々なアイテムがあってよい、これからどんどん増えて欲しい”といったコメントが寄せられました。

日本プロ野球選手会では、斎藤佑樹(北海道日本ハム)、田中将大(東北楽天)、坂本勇人(巨人)ら若手から、石川雅規(東京ヤクルト)、渡辺俊介(千葉ロッテ)、鳥谷敬(阪神)ら親世代の選手までが、未来を担う子どもたちをどう育んでいくかの決意表明を「700人のキッズデザイン宣言」としてとりまとめ、近日発表していく予定です。

詳しくは日本プロ野球選手会ホームページへ 
http://jpbpa.net/

【日本プロ野球選手会 湯けむりキャッチボールIN湯河原 実施概要】
主催 : 社団法人 日本プロ野球選手会 / /湯河原温泉観光協会
日時 : 2012年1月15日(日)13:00~15:00
参加者 : 300名
会場 : 湯河原海浜公園 神奈川県足柄下郡湯河原町門川11
参加選手 : 
<現役>
坂元弥太郎・山本 淳(西武)、高濱卓也(ロッテ)、森岡良介・中村悠平(ヤクルト)、田中健二朗・北 篤(横浜)
<OB>
田野倉利男(元中日)、水上善雄(元ロッテ 前北海道日本ハム監督)

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